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Author:capucino 埼玉県在住。男性。趣味は美術鑑賞、旅行、写真など。下記をクリックすれば、06.01〜08.01のブログを見ることができます。
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春日大社からぶらぶら歩いて東大寺に着いたのは5時過ぎでした。この時間では拝観終了ですが、南大門の辺りには修学旅行の学生が沢山いました。ちょとだけ角が生え始めた鹿を入れて、笑顔で「V サイン」です。カメラマンは先生のようでした。東大寺は中門の扉が閉じられていて、大仏殿を外から見ることもできません。左に曲がって、戒壇堂の方に向かいました。戒壇堂を背にして街の方へ歩きます。この辺りのお屋敷は塀が巡っていて中が見えません。蔦と新緑が美しいので・・・振り返って見た戒壇堂です。ここの四天王像(国宝)は大好きですが、今日は遅いので、入れません。国の名勝に指定されている依水園も門が閉じられていましたが、隙間からちょっと撮らせて頂きました。興福寺は素通りして、猿沢の池に来ました。写真で見るとどうということもない風景ですが、この池越しに興福寺の五重塔を眺めると、「奈良へ来た」という気がします。何故かと問われても、自分の深層心理は自身でも分かっていません。街へ戻ります。池のすぐ近くのお土産屋さんです。多分、つい先刻迄修学旅行の学生で込み合っていたのでしょうが、もうひっそりとしています。店の人たち同士で雑談したり、店じまいしてシャッターをおろしたり〜「戦い済んで日が暮れて・・・」の印象でした。
万葉植物園を出て春日大社に向かいます。参道の坂道がゆるいけれども長く感じました。好天で気温も上がったので、汗をかきながら昇りました。本殿脇の藤も、net で調べた通り見頃でした。ここで咲いているのに、何故平等院では咲かないのか?再度疑問が頭をよぎります。春日大社は藤原氏の氏寺であり、社紋は「下り藤」だそうで、この神社にとって藤は大切な花です。ここに咲いているのは「砂ずりの藤」と呼ばれています。「砂ずり」とは花房が長く垂れることをいうのだと思いますが、とても地面には届きそうもありません。咲くには咲いたものの、例年より房が短いようです。モミジの新緑は美しいです。灯籠が連なっています。社殿を降りて東大寺に向かいました。子鹿です。ニュースで、今がお産の時期だといっていましたから、これは昨年生まれの子鹿です。毛が抜けていて、角もとれていて、あまり美しくありませんが、食欲は旺盛で、休みなく草を食べていました。
宇治でお昼を食べて、「快速」に乗って奈良へ向かいました。宇治平等院の藤が空振りだったので、なんとか藤を見ようと、春日大社に隣接する万葉植物園に行きました。ここでは、ちゃんと咲いていました。宇治からたいして離れているわけでもないのに、何故なのでしょう?八重黒竜。豪華な八重の藤です。気のせいか房の長さがちょっと短いような気もしますが、十分に鑑賞できます。よい香りが漂っていました。藤棚の下に流れがあって、錦鯉が悠然と泳いでいました。万葉植物園には、万葉集に出てくる花々が植えてあります。これは大根。先日「ハナダイコン」の写真を載せて、「食べるダイコンとは別の花です」と説明しましたが、これが「食べる」方の「ダイコンの花」です。
平等院に藤の花はありませんでしたが、折角入ったのですから、ひと回りしました。鳳凰堂を池越しに見た後は、鳳翔館(宝物館)に入りました。修学旅行の中学生と一緒になりました。男子生徒 A と B の会話です。A「これ、何の鳥や?」B「これが鳳凰や。鳳凰堂の屋根に乗っとたやろ」A「ほな、何でここにおるんや?」B「?」実は鳳翔館のガラスケースに入れられているのが本物(国宝)で、屋根の上に載っているのは複製だそうです。鳳翔館を出て、鳳凰堂の裏手から撮りました。藤は咲いていませんが、モミジの若葉がきれいでした。赤い実が上向きに付いていましたから目立ちます。養林庵書院の中にある大木です。赤い実がついています。かなり以前にツアーで来たときもこの赤い実がついていて、添乗員に木の名前を教えてもらったと思うのですが、思い出せません。赤い実です。浄土院の外の塀です。最勝院で撮りました。本物の花は見れないので、透かし彫りの藤です。養林庵書院、浄土院、最勝院は平等院の塔頭です。
5月8日〜10日、奈良へ行ってきました。いつものように、きちんとした計画のない旅です。新幹線で京都に着いたのはお昼ちょっと前で、奈良行きのホームに行ったら、発車1分前の電車が待っていましたので、飛び乗りました。京都から奈良へは JR と近鉄と2種類の路線があり、到着する JR 奈良駅と近鉄奈良駅は離れていますので、泊まるホテルの位置によって、どちらにするか決めています。今回は JR にしました。 近鉄の場合は「特急」、JR の場合は「快速」に乗るのですが、慌てて乗ったら「各停」でした。「宇治で快速に乗り換えできます」と車内放送がありましたので、宇治で一旦降りることにしました。出かける前にnetで調べたら、奈良の春日大社の藤が見頃とのことでした。それなら宇治の平等院の藤も同じことだろうから、それを見てから奈良へ行くことにしようと、「快速」に乗り換えず、途中下車してしまいました。平等院に向かって歩いて行くと、老舗のお茶屋さんがあります。新茶の時期です。参道入り口の店先きに藤が咲いていました。平等院も見頃かな?と思わせてくれました。参道にも宇治茶を売る店が並んでいます。あんまり人通りはありません。平等院に到着です。拝観料600円を払って入りましたが、藤は何にも咲いていません。「終わったのですか?」と聞いてみたら、「終わったというより、咲かなかったのです」との答えでした。がっかりして藤の蔓を撮りました。鳳凰堂です。こうして見ると静かなようですが、カメラを持って立っている、その左右と後には修学旅行の学生が沢山いました。ちょうどシーズンです。鳳凰堂のまん中に阿弥陀如来のお顔が見えました。望遠で撮って、トリミングして拡大しました。続きは次回に。
雨の多かったGW、締めくくりは突風・竜巻でした。5日、こどもの日が立夏でした。例年は6日なのですが、今年は閏年のため1日ずれました。花の写真を載せて、「春の花」にしようか、「夏の花」だろうか、これまでは迷いもありましたが、ためらわず「夏」にします。今日の題は、赤い葉の写真があるので、「青葉」でなくて「若葉」にしました。赤も緑もカエデ(いわゆるモミジ)です。濃い緑と薄い緑のカエデ。上の写真の薄い緑だけを撮りました。いつの間にか花が咲いて、赤い実がなっています。柿の若葉です。これも薄緑できれい!2ヶ月ばかりの間、ほとんど休まずに投稿してきましたが、3〜4日休みます。再開の節は、よろしくお願いします。
4月28日、牡丹の咲き具合を見に多聞院に行きましたが、まだ咲き始めでした。もう2〜3日してから行けば見頃だと思っていたのに、用があったり、天気が悪かったりで、5月4日になってようやく行くことができました。もう終わりです。ほとんどが、こんな姿でした。散りざまを撮ってきました。牡丹散ってうちかさなりぬ二三片 蕪村蕪村が見ている情景は、落ちた花びらがもっと少ないように思います。検索で探したら、ぴったりの句が見つかりました。くれなゐの牡丹崩るる寺真昼 柿沼盟子花が崩れているのは、盛期を過ぎたこともありますが、前日の激しい雨の所為もあるようです。ふたつ並んで、泣きべそをかいているように見えました。こんな風にきれいに咲いている花もあるにはありました。黒い木の向うを赤っぽく染めているのは、崩れ落ちた緋牡丹の花びらです。この花は、雨に打たれたからでしょうか、横からならば、きれいに見えました。この黄色は、雨風の影響を受けなかったようです。竹林の脇に1株だけ咲いていました。竹の子が1本見えます。
春たけなわですから、いろいろと咲いていました。アネモネ・オーロラ キンポウゲ科アネモネはギリシャ語のアネモス(風)が語源で、「風の花」を意味する。ギリシャ神話では女神アフロディテと美青年アドニスの恋物語にあらわれ、アドニスが狩りでイノシシに突き殺されたとき、その血からアネモネが生じたという。アフロディテはヴィーナスのことです。アドニスは数奇な運命を背負って生まれました。『変身物語』から「ヴィーナスとアドニス」の冒頭部を紹介します。時の移ろいは人目につかず、飛ぶようなその速さは、ひとの意表を越える。歳月より速いものは、ほかにないのだ。みずからの姉と、みずからの祖父との間にできたあのアドニスは、ごく最近まで木の中に隠されていて、ほんのこの間生まれたばかりだ。世にも美しい幼子だったのがつい昨日のようだが、もう若者になったかと思うと、早くも一人前の大人となって、幼い頃よりも美しくなっている。ヴィーナス女神の愛を受けているが、こうして、母親の悲恋の仇を討っているわけだ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(岩波文庫・中村善也訳)みずからの姉と、みずからの祖父との間にできたとは、こういうことです。アドニスの母はミュラ。父はキニュラス。ミュラはキニュラスの娘です。娘は父に恋をしてしまいました。そう仕向けたのは、愛の女神ヴィーナスです。ごく最近まで木の中に隠されていて、ほんのこの間生まれたばかりだ。とは、不倫の子を宿したミュラは、森に逃げ込み、臨月近くなって木に変身します。そして、その木からアドニスが生まれました。ヴィーナスは誤って、息子キューピッドの矢の先で胸を刺されたことで、アドニスに恋をしてしまいます。今度はヴィーナスが、苦しい想いをすることになりました。これが、母親の悲恋の仇を討っているわけになります。瀕死のアドニスの声を聞きつけて、ヴィーナスは駆け寄ります。そして若者の血に香り高い神酒を注ぎました。血は神酒に触れると泡のように膨らんでいって、やがて血の中から同じ色の花が現れました。それがアネモネです。モクレン(木蓮) モクレン科カミツレ(加密列)/カモミール キク科イチハツ(一初/一八/鳶尾) アヤメ科 イカリソウ(碇草) メギ科トキワイカリソウ(常磐碇草) メギ科
小平薬用植物園の中には鉄の檻があります。檻の外側には更に金網が巡らされています。動物園でないから猛獣はいません。中に入れられているのは「ケシ」です。「ヒナゲシ(ポピー)」と明確に区別する場合は「阿片ケシ」と呼ばれる、麻薬を取るための植物です。未だほとんど咲いていなくて、1種だけが咲いていました。ハカマオニゲシ(袴鬼芥子または袴鬼罌粟)ケシ科ケシ属の多年生植物。植物体中に高濃度の麻薬性アルカロイド、テバインを含むため、日本では麻薬及び向精神薬取締法により原則栽培が禁止されています。この植物園は、栽培を許可されているわけですが、勝手に持ち去られては困るので檻に入れてあります。縦菱形の網の目の中心部にカメラのレンズを当てて、内側の鉄柵の間に花がくるようにして撮りました。花の最盛期になると、絵を描きにくる人が沢山います。絵は鉄の網や柵を描かなければよいのですが、写真は困ります。モンツキヒナゲシ ケシ科檻の外にはいわゆる「ポピー」が植えてあります。上と同じ。アイスランドポピー ケシ科上と同じ。
玉川上水の緑道を経て、小平薬用植物園に到着です。ボタンが満開でした。ここでは花を鑑賞するためでなく、薬用として育てています。牡丹の根の皮が「牡丹皮(ボタンピ)」という生薬で、抗アレルギー、止血、鎮痙、抗炎症、中枢抑制などの作用があり、漢方処方や婦人薬として使われるそうです。とはいっても、牡丹は牡丹。美しい花を付けていました。全体として終わりに近く、こんなになった花も多くありました。受粉して子房がふくらみ始めれば、オシベも花弁の不要となります。ぼうたんのいのちのきはとみゆるなり 草城