Photo & Essay

◎  鎌北湖ハイキング 

5月6日、連休最後の日、
昨秋に紹介したことのある鎌北湖へハイキングに行ってきました。
説明が遅くなりましたが、
昨日のツツジとツバキはそのときの写真です。

鎌北湖

素晴らしい好天になりました。
始めの内は舗装道路を歩きます。
道の脇に小さな小屋があって、
その屋根を覆って、
モッコウバラが咲いていました。


鎌北湖

もう少し行くと、
民家があって、
鯉幟が元気に泳いでいました。


鎌北湖

標高400m足らずの山を越えて
向こう側へ降りていくと鎌北の村落があって、
ここは柚子の栽培が盛んです。
柚子の木の若葉がきれいでした。


鎌北湖

ノアザミ
キク科 アザミ属

道端の草むらに咲いていました。
図鑑で調べると、
春咲きのアザミはノアザミだけだそうですから、
多分間違いないでしょう。

紛らわしい名前ですが、
ノハラアザミというのがあって、
これは8~10月に咲くそうです。


鎌北湖

目的地の鎌北湖です。
紅葉の名所ですが、
今は新緑です。
休日なので釣り人が沢山いました。
ボート遊びのカップルも少しいます。
この人たちは車で行きます。
駐車場はほぼ満車でした。


◎  秋の風情 

半月ほど前に撮った写真です。


秋の雲
薄い雲が出ていて秋を感じました。

ゲリラ豪雨が続いていましたが、
こんな空が見れるようになればと思います。


ススキ
ここにも秋を感じたのですが、
まだ初秋の風情です。
もう少し深まった秋を探しに行きたいと思っています。


◎  多峯主山 

11月2日、久しぶりに山へ行ってきました。
山といってもほんとに低い山です。

当日はちょうどお祭りで賑わっていた飯能の市街を抜けて行くと、
能仁寺という大きな寺に着き、
その脇から天覧山への登りが始まります。


天覧山

天覧山頂上の見晴台からの眺めです。

天覧山は、
標高195m。
山麓にある能仁寺の守護神である愛宕権現を祀ってあることから、
愛宕山と呼ばれていましたが、
元禄年間に
徳川5代将軍綱吉公の生母
桂昌院が納めた羅漢の石仏に因んで、
羅漢山と呼ばれるようになります。

明治16年
陸軍の演習に際して、
明治天皇のお野立所となったのを記念して、
天覧山と称されることになりました。

天覧山の頂上から北へ下って、
次の山へ向かいます。


多峯主山

今日の最高峰
多峯主山(とうのすやま)です。

「多峯主山は標高271m。
文字通りこの辺りの山ではひと際高い」
と表示板に書いてあります。
頂上に3等3角点があります。


富士山

お天気がよくて、
富士山が見えました。
冬のように空気が澄んでいませんから、
薄くしか見えません。
しかもレンズは70mmです。

大幅にトリミングして、
Photoshopでフィルターを掛けて、
お見せしています。


吾妻峡

多峯主山の山頂で昼食を取ってから山を下りました。
平地に出て少し歩くと入間川に出ます。
ここは吾妻峡と呼ばれる名勝です。
紅葉には少し早かったのですが、
水面に映る景色がきれいでした。


コスモス

川に沿った道路を駅に戻ります。
途中で撮ったコスモスです。


7月に膝を傷めてから始めての山歩きでした。
殊更にゆっくりと歩きましたが、
多峯主山からの下り道で母子連れに追い抜かれました。
男の子は2年生、
女の子は3歳(間もなく4歳とのこと)です。
小さい子は身軽です(苦笑)

膝はまだ完治でありませんが、
このくらいの坂道なら、
そしてゆっくりなら
大丈夫ということが確認できました。


◎  焼額山 

志賀高原滞在3日目は朝から、
というより夜明け前から空に星がきらめいていて、
快晴でした。
それでホテルの裏手にある焼額山へ登ることにしました。

この山の標高は2006mですが、
昇り口の標高が1600mくらいですから、
実際の標高差は400m程度です。


焼額山

まっすぐ進めば、
昨日紹介したシナノキの巨木へ向かう道。
少し先の右側に焼額山への登山口があります。


焼額山

今回志賀高原の地図を買いました。
その付録の小冊子には、こんな風に紹介してありました。

焼額山の頂上迄は1時間30分ほどの昇り一方の道。
植物を楽しみながら、
小鳥のさえずりを聞きながら、
展望に見とれながら、
あせらずに登りたいコース。

チシマザサの密生する中を縫って山頂を目指すと、
ササハギラン、ハクサンチドリ、テガタチドリなどの
ラン科の植物の多いコースだ。


と、書いてあるのですが、
時期が違うのでしょう、
ラン科の花は見当たりません。
代わりにキノコがいろいろと生えていました。


焼額山

キノコだけかと思っていたら、
道ばたに
こんなものが生えていました。

ギンリョウソウ(銀竜草)
イチヤクソウ科 ギンリョウソウ属

山地のやや湿り気のある腐植土の上に生える腐生植物。
高さは8~20cmになる。
根以外はすべて白色である。
和名の銀竜草は
鱗片葉に包まれた全体の姿を竜に見立てたもの。
別名ユウレイタケ(幽霊茸)。


焼額山

あまり登ってくる人もいませんが、
ときどき若い家族連れや中年夫婦とすれ違ったり、
追い越されたりして登っていくと、
途中に何カ所かお花畑があります。
それはスキーコース、
つまりゲレンデなのです。

地図で見ると
この山には大小16本のリフトと
1本のゴンドラがあります。


焼額山

前述の小冊子には、

登山道の中ほどから眺める景色は素晴らしい。
志賀山や横手山、笠ヶ岳、
また千曲川や遠くに北アルプスが一望できる。


と書いてあります。

下の方には雲があって、
千曲川は見えませんでしたが、
(写真が小さくて不明瞭ですが)
右側の樹木の上に掛かる横雲の上に
北アルプスの山々が見えました。


焼額山

焼額山、隣の東館山のゲレンデが見えます。


焼額山

山頂には湿地が広がり、
稚児池というきれいな池があります。
ここで昼食です。


焼額山

小冊子によれば、
ここまでの所要時間は1時間半ですが、
休みながら、
花を撮り、景色を撮りながらで、
2時間半かかりました。


焼額山

そして下りはゴンドラであっという間に。
昨年膝を傷めてから下りは怖いので、
最初からそのつもりでした。
夏の間もゴンドラだけは動いているのです。

ゴンドラで登って、
稚児池を見て、
ゴンドラで下る人たちも多いのですが、
汗をかきながら登ったお陰で、
お花畑や雄大な景色を楽しむことができました。


何度も引用した小冊子ですが、
これに焼額山の説明が書いてあります。

約50万年前に噴火した火山で安山岩で構成。
山頂の火口には水が溜ってできた「稚児池」があり、
ほかに小さな池塘もいくつか見られる。
東側山麓のカラマツ林は植林されたもので、
北側はダケカンバ、シラカンバの二次林で覆われている。

志賀高原の山で、
山全体が植林と二次林で覆われているのは焼額山だけであり、
開発し尽くされた山といえる。
「長野県植生自然度図」では、
自然林への人間の干渉度合いが60~80%で
最も破壊度のひどい山のひとつ。

山頂の稚児池の辺りだけが手つかずの自然なのでしょう。


◎  ヤナギラン 

志賀高原の花々を掲載して行きます。
今日の写真はホテルのそばから、
細い流れにそって歩く「せせらぎコース」で撮ったヤナギランです。


ヤナギラン

ヤナギラン(柳蘭)
アカバナ科

ピンクだから
この花が一番目立ちました。


ヤナギラン




ヤナギラン

図鑑には、
北海道と本州中部以北の山地帯~亜高山帯に生える
高さ0.5~1.5mの多年草。
山火事の跡地や森林の伐採跡などを好み、
群生することが多い。

とあります。

人手の入った山地に多いのかと納得です。


ヤナギラン

途中に一の瀬のホテル群があります。
まるでスイスの風景のようですが、
窓に赤い花の鉢が並んでいないところが違っていました。


ヤナギラン


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この間テレビを見ていたらクイズ番組をやっていた。
広辞苑は『右』をどう説明しているか?
という質問である。
「箸を持つ手の方が右」というのが一般的だが、
左利きの人もいるからそれでは正確でない・・・
で、広辞苑はどう説明しているか?
ということ。

と、なれば、
(地図を思い浮かべて)
「北に向かったとき東の方が右」
と自分なりの答えを出した。

正解は逆で、
「南を向いた時、西にあたる方」だという。
なんで北を向かないんだとぼやいてみたが、
好みの問題だろう。
因にパソコンに付属している辞書を見たら、
「東に向いたとき南にあたる方」
と説明している。
「勝手にしろ!」
といいたくなった。


◎  せせらぎコースの花(1) 

ホテル近くの「せせらぎコース」に
咲いていた花々を掲載して行きます。
ホテルのロビーにファイルが置いてあって、
『ホテル付近の花』の写真とその名前が載せてありました。


せせらぎの道の花

ピンクの花は昨日掲載したヤナギランです。
手前右に立っているのは、

タカネスイバ(高嶺酸葉)
タデ科 ギシギシ属

せせらぎの道の花

ヨツバヒヨドリ
キク科 フジバカマ属


せせらぎの道の花

ヤマオダマキ
キンポウゲ科 オダマキ属


せせらぎの道の花

ウツボグサ
シソ科 ウツボグサ属


せせらぎの道の花

クサフジ
マメ科 ソラマメ属


せせらぎの道の花

コバギボウシ
ユリ科 ギボウシ属


- - - - - - - - - - 

昨日は広辞苑が
「右」をどう説明しているかについて書いた。

そのあと、待てよ、もしかして?
と考えて調べてみた。

昨日の復習だが、広辞苑は、
「右」を「南を向いた時、西にあたる方」と説明している。
では「南」はどうだろうか?
「日の出る方向に向かって右の方向」となっている。
これじゃあ、
ほんとに「右」も「南」も知らない人には理解できないのでは・・・。

パソコンについてきた国語辞典(大辞泉)も同様だ。
「右」は「東に向いたとき南にあたる方」で、
「南」は「太陽の出る方に向かって右の方角」だから、
広辞苑と同じといってよい。
(ただし、この辞書には「右」についてもうひとつ説明があって、
「大部分の人が食事のとき箸を持つ側」とも書いてある)

手元にある「例解新国語辞典」(小学生向けの小さな辞書)を引くと、
「右」は「人の体で心臓のない側」であり、
「南」は「太陽の出る方向にむかって右手の方」となっているから、
「右」も「南」も知らない人にも分かるようになっている。

小学生向けと成人向けとでは辞書編纂の方針が違うのかも知れない。


◎   せせらぎコースの花(2)  

先週からの続きです。

せせらぎコース

こんなに小さな「せせらぎ」です。
流れは細いですが、
その両側は湿地で、
木道があったり、
土の道があったり、
していました。


せせらぎコース

1枚目の写真にも写っていますが、
黄色の花が沢山咲いていました。
なんという花か分かりません。


せせらぎコース

水辺とか湿り気のあるところには、
セリ科の白い花が咲いています。
黄色の花はハンゴンソウです。


せせらぎコース

オオバセンキュウ
セリ科 シシウド属

でないかと思っていますが、
セリ科の花は区別が難しいです。


せせらぎコース

ハンゴンソウ
キク科 キオン属

遠くから見ている方がきれいです。
近づくほど
きれいな花と終わった花の混在に気づきます。


せせらぎコース

木道です。
「せせらぎ」に近づいたり、
離れたりしてます。

向うに白樺の木が見えます。
志賀高原にはシラカバとダケカンバとどちらもあります。
書いてあるものを見たら、
「シラカンバ」「ダケカンバ」と
どちらも「カンバ」になっていました。


せせらぎコース

ミズギク
キク科 オグルマ属 

木道の脇に名前が書いてあったので、
覚えてきました。
山の湿地に咲く花です。


せせらぎコース

ウメバチソウ
ユキノシタ科 ウメバチソウ属

これも木道脇の湿地に咲いていました。


せせらぎコース

せせらぎコースの終点は高天ヶ原です。
すごい地名です。
神話の世界に入り込んだような気分になりました。

山にはガスがかかっていました。
明日の天気はどうなるのだろうか~

このコースを歩いたのは、
初日、豪雨の中を出発したのに、
志賀高原に到着する頃は日が射していた、
そんな午後でした。


せせらぎコース

ホテルの部屋のテーブルの上に、
テルテル坊主が置いてありました。
泊まってくれたお客さんに、
よいお天気をプレゼントしたいという、
メイドさんの心遣いなのでしょう。

でも翌朝起きて窓の外を見ると、
ザアザア降っていました。

もし晴れていたら
「ありがとう」のメモを
メイドさんに残すつもりだったのに・・・・・


◎  池めぐりコース(渋池) 

志賀高原の二日目。
朝目覚めて窓の外を見ると、
かなり強い雨が降っていました。
ところが朝飯を食べているうちに雨がやみ、
時々薄日がさしたりするようになりました。

「『池めぐり』をしたいのだけれど・・・」と
ホテルのフロントで予報を聞いてみると、
「今日はときどき降るでしょうが、
豪雨ということはないでしょう。
『池めぐり』ならカッパまでは要りません。
傘があれば大丈夫ですよ」
という心強い返事だったので、
出かけることにしました。

ホテルの前からバスに乗り、
約10kmほど離れた硯川というバス停で降りて歩きます。
渋池、四十八池、大沼池などをめぐるコースで、
全長:10,3km
標高差:200m
所用時間:4時間30分
とガイドマップに書いてあります。


渋池

バスはだんだん混んできて、
最後は満員でした。
硯川でほとんどの人が降りました。
降りたところにトイレがあるので、
まずみんなそこに寄ります。
トイレの用がない人も、です。
ちょうど雨が激しく降り始めたからです。
本降りです。
トイレの軒先で、
みんなカッパを着込んでいます。

「カッパまでは要りません」
とのことでしたが、
念のためもっていきましたから、
着込みました。

トイレの裏の道を登って行くとリフトがあります。
5分ばかり乗ると平坦な湿地に到着します。
サマーリフトという名称ですから、
夏だけのリフトかも知れません。


渋池

リフトに乗っている間降っていましたが、
降りるとやんで、
日が射してきました。
今日はこういう天気のようです。

写真はヤマハハコです。

ヤマハハコ(山母子)
キク科 ヤマハハコ属
平地に咲くハハコグサの花が黄色なのに対して、
ヤマハハハコは白く、
エーデルワイスに感じが似ています。


渋池

リフトを降りたところから、
少し歩くと渋池です。
大きな池ではありません。
立て札の説明を転記します。

渋池
標高1800m。
水質は酸性。
腐食栄養型湖沼。
池の周辺と浮き島には沢山のモウセンゴケが生育し、
虫を食べています。
池畔には高山に見られるハイマツが
氷河時代の遺物として、
今も生育していることは非常に珍しいことです。



渋池

渋池のほとりにワレモコウが咲いていました。

ワレモコウ
バラ科 ワレモコウ属

池のほとりには、
ワレモコウより華やかなものも・・・
女子大生かと思われる
若い女性が6~7人でやってきました。
カッパなんか着ていません。
街を歩く姿(着ているもの、履いているもの)で、
傘はホテルで借りたのか、
ビニール傘の子もいます。

リフトで上がれば、
ここ迄はほぼ平坦です。
ただし、
どろんこ道ですから、
膝迄のパンツの子は白いふくらはぎに
泥ハネをいっぱいつけていました。

池をバックに記念写真です。
近くにいた私にシャッターを押す大役が任されました。
前列に出た子二人は、
小首を傾げて、
Vサイン。
2度シャッターを押して、
お役目終了です。

多分彼女たちは、
ここから先へは行かなかったでしょう。


渋池

説明板にあった浮き島です。
島の右端の赤っぽく見えるのがモウセンゴケです。


渋池

モウセンゴケ
モウセンゴケ科 モウセンゴケ属
(不明瞭な写真で申し訳ありません)


渋池

次は四十八池へ向かいます。
ほとんど平坦といってよいようなコースです。
道の両側は笹です。
ときどき降ったり、
またやんだり・・・


渋池

樹木の間から見えるのはガスの掛かった風景。


渋池

さっと日が射してくると青空が見えたり・・・
このころはカッパは脱いでしまって、
ホテルの人のお薦め通り、
傘をさしたり、
すぼめたりでした。


◎  池めぐりコース(四十八池) 

渋池から1時間ほど歩くと四十八池湿原です。
説明板がありました。

四十八池湿原の植物
大小多数の池塘には、
ミヤマホタルイが田に植えられた苗のように生えています。
湿原にはイワショウブ、キンコウカ、ヒメシャクナゲ、
ミズギク、モウセンゴケなど、
代表的な湿原植物が見られます。
湿地のふちにはミズバショウ、コバイケイソウ、
マルバダケブキなど大型の草木が生えています。



四十八池

48個の池があるわけでなくて、
沢山の小さな池があるという意味のようです。


四十八池

ミヤマホタルイ(深山蛍藺)
カヤツリグサ科 ホタルイ属

手前岸辺の
白い花はイワショウブ、
黄色い花はキンコウカ(まだ蕾)です。


四十八池

イワショウブ(岩菖蒲)
ユリ科 チシマゼキショウ属


四十八池

渋池にもありましたが、
ワレモコウです。
咲いていると撮りたくなります。


四十八池

ワレモコウ
バラ科 ワレモコウ属


四十八池

相変わらず雨が降ったりやんだりです。
やめば鏡のような水面です。
次は一番大きな池「大沼池」へ向かいます。


四十八池

歩くコースに霧はありませんでしたが、
遠くの山は霧の中です。


四十八池

タケシマラン(竹縞蘭)
ユリ科 タケシマラン属

実が赤く熟していました。


四十八池

ムシカリ(別名:オオカメノキ)
スイカズラ科 ガマズミ属

まだ赤くなっていない、
熟しきっていない実です。


◎  池めぐりコース(大沼池へ) 

ほとんど平坦な道だったのが、
下りになってきました。
丸太を使った階段です。
滑らないですが、
歩きにくいです。


大池へ

樹木の隙間から池が見えました。
エメラルド色の池といわれているのですが・・・

「もうすぐだ」と思わせましたが、
それからが長い下りでした。


大池へ

雨に濡れたシダがきれいでした。


大池へ

コケもきれいです。


大池へ

大分水面が近くなってきました。


大池へ

ようやく到着、
池のほとりのレストハウスです。
昼食はここで食べるつもりで来ました。

トイレのきれいなことに驚きました。
靴を脱いで上がらなければならない、というのが、
汚しにくくしているようでした。

昼食のときは1枚着込みました。
気温は18度でした。


大池へ

昼食が終わったころ、
日が射してきました。
今迄の降ったりやんだり、
晴れたり曇ったりとは違って、
もう大丈夫という感じです。

水の色が、
なるべくエメラルドに見える方角を写しましたが、
高い所からの方が美しいようです。
かつて水辺に木が生えていたのでしょう。
根元だけが何本か残っています。

以下はレストハウス周辺の花です。


大池へ

ヤナギラン
アカバナ科 アカバナ属


大池へ

コバイケイソウ
ユリ科 シュロソウ属

大池へ

アヤメ
アヤメ科 アヤメ属


大池へ

アキノキリンソウ
キク科 アキノキリンソウ属


◎  池めぐりコース(大沼池) 

レストハウスでお昼を食べたし、
空も晴れてきたし、
出発です。


大池

しばらくは池の縁に沿って池尻まで歩きます。
少し登りましたから池を見下ろすようになりました。
土色で人が見えるところの左奥にレストハウスはありました。


大池

池の色を写したいと思いますが、
樹木が生え茂っていて、
開けたところがありません。
ちょっとした隙間を見つけてはパチリです。


大池

ようやく橋があって、
広い隙間がありました。


大池




大池




大池

池尻に出ました。
3枚の写真をつないでパノラマにしました。

池の名前を勘違いして「大池」と書いていました。
「大沼池」または「大沼」です。

今日は池の色を見て頂きましたが、
検索で調べたら、
大沼は志賀山の溶岩流でせき止められた「せき止め湖」で、
周囲は5.5km、水深26m。
エメラルドグリーンは強酸性のためで、
魚類はすんでいないそうです。


◎   池めぐりコース(終わり) 

大沼池を後にして、
バス停まで歩きました。

もうひとつ逆池という池があったのですが、
二股の分かれ道で、
どちらへ行ってもその池に出ると思ったのに、
コースを違えてしまって、
逆池には出ないでしまいました。


池めぐり

ホタルブクロ(蛍袋)
キキョウ科 ホタルブクロ属


池めぐり

ヤマハハコ(山母子)
キク科 ヤマハハコ属

下のウスユキソウと比べてみてください。


池めぐり

ウスユキソウ(薄雪草)
キク科 ウスユキソウ属

ヨーロッパアルプスの名花・エーデルワイスの親戚です。
同属のハヤチネウスユキソウやミヤマウスユキソウの方がもっと近いようですが・・・


池めぐり

トリアシショウマ(鳥足升麻)
ユキノシタ科 チダケサシ属


池めぐり

ノアザミ(野薊)
キク科 アザミ属

この花に限らず、
どの種類のアザミでも、
見つけると撮りたくなります。
今回も沢山撮ったのですが、
お見せしたい写真がありませんでした。
最後に1枚ぐらいと思って、
これにしました。


池めぐり

ソバナ(だと思います)
キキョウ科 ツリガネニンジン属


池めぐり

最後はダケカンバの林の中の平坦な道です。

午後からは安定した晴れになりました。
ホテルの部屋のテルテル坊主のお陰だったかも知れません。


◎  高原の雲 

高原の雲

秋らしくない雲ですが、
25日の霧が峰です。
それで題名を「秋の雲」としないで、
「高原の雲」としました。


高原の雲

勤めていた職場で写真クラブを作っていました。
会員数は10人ばかりです。
だんだんと高齢化が進み、
昨年の暮れで、
全員が60歳以上となりました。

年に数回集まります。
みんなカメラを持ってきますし、
一応風景や花や何かを撮りますが、
お昼にはビール、
午後にはコーヒータイム。
それが楽しみです。


高原の雲

今回は久々の遠出でした。
実は8月の暑い時期に高原へ行こうということだったのですが、
いろいろと都合があって、
こんな半端な時期になってしまいました。

花には遅く、
紅葉には早い。
それで雲を撮りました。


高原の雲

セリ科の名前は覚えられないのですが、
シシウドでしょうか~
老いらくの姿です。


高原の雲

この空は大分秋らしいように思いますが・・・


◎  蓼科(ピラタス) 

霧が峰から蓼科に行って一泊。
翌朝はロープウエイで山の上に登りました。

「蓼科ピラタス・ロープウエイ」lといいます。
山麓駅が1771m。
山頂駅が2240mだそうです。

あとで遠くから見ると、
山頂といってもピークではなく、
鞍部で、
八ヶ岳の一部です。

(「ピラタス」のことは最後に書きます)


蓼科

朝は曇り。
どんよりとして寒い!
ロープウエイ駅のそばに紅葉がありました。


蓼科

ロープウエイの窓からの景色です。
乗る前に見た掲示には「山頂の気温は10度」と出ていましたが、
登ってみると思ったほど寒くありませんでした。


蓼科

ほとんど花はありませんでしたが、
これは咲き遅れたのでしょう。
ヤマハハコです。


蓼科

標高2240mと森林限界を超えていますから、
高木はありません。
溶岩なのでしょうが、
岩がゴロゴロしています。
一帯を「坪庭」と呼ぶそうです。


蓼科

岩や潅木が庭の風情を見せているともいえますが、
この広い地域を「坪庭」とは,
似合わない名前のような気もしますが・・・

特に山の支度がなくても
一回りできるコースが設けてあります。


蓼科

すぐには駅に戻らず、
山小屋に行ってみました。


蓼科

縞枯山の麓にあって。
「縞枯山荘」という山小屋です。
宿泊もできるようですが、
みんなでコーヒーを頂きました。
「天水コーヒー」
つまり雨水を使ったコーヒーです。
屋内では薪ストーブを焚いていました。


蓼科

建物と一緒に写さないでしまったのですが、
風力発電機が一基あって、
これでまかなっているのだそうです。
だから電力は不足気味のようでした。


蓼科

山小屋に着く頃から晴れてきて、
青空と白い雲が美しくなりました。


蓼科

ロープウエイで下るときには
「山頂の気温は15度です」とアナウンスしていました。
窓から撮った蓼料山(2530m)です。


「ピラタス・ロープウエイ」
と呼んでいますが、
「ピラタス(Pilatus)」はスイスのルツェルン近くにある山で、
ここと同様ロープウエイで登ることができ、
山頂からスイスアルプスが望める観光地です。

日本アルプスが望める、
ということからその名を付けたようですが、
この日は、
日本アルプスはぼんやりとしか見えませんでした。

スイスのピラトゥスについては昨年8月に
2回にわたって当ブログに掲載しましたので、
よろしかったらご覧下さい。

スイス紀行14(ピラトゥス)
スイス紀行15(ピラトゥス・ハイキング)


◎  蓼科湖 

ロープウエイで降ったあと、
蓼科湖に向かいました。
かなり高度は下がって、
標高1215mです。


蓼科湖

「湖」と名前が付けられていますが、
「池」と呼んだ方がよいような大きさです。
ぐるりと一周してみました。
まず西側の湖畔を南に向かいました。


蓼科湖

青空と白い雲が映ってきれいでした。


蓼科湖

南端に近い場所です。
コスモスが咲いていましたが、
ロープが目障りだったり・・・


蓼科湖

コスモスの反対側に、
道祖神が祠に祀ってありました。
これは「縁結び」の神だそうです。


蓼科湖

南岸からです。
向こうに見える白い建物は、
マリー・ローランサン美術館です。
入ってはみませんでしたが、
展示してある絵に似合いそうな建物に見えました。
逆に美術館からの眺めも素晴らしいでしょう。


蓼科湖

北岸から。
間もなく一周し終える頃の眺めです。

お天気のせいもありましたが、
美しい眺めでしたから、
名称は「池」より「湖」の方が
ふさわしいようです。


◎  鳥海山(鉾立) 

先週後半に「みちのく」へ行ってきました。
震災の被害が大きかった太平洋側でなく、
日本海側で、
行く先は、鳥海山と月山です。
こういうと登山みたいに聞こえますが、
バスで登って、
花や景色や滝や・・・などの見物です。

大きくてノロノロだった台風6号が心配でしたが、
天気予報を見ると秋田県、山形県は「お日様」だけで、
「これはラッキー」と思って出かけました。

往きは上越新幹線で新潟まで行き、
そこで羽越線に乗り換えて酒田へ。
酒田駅からはバスで移動ということだったのですが、
台風のせいかどうか、
強風のためということで、
羽越線の特急「いなほ」が運休になり、
JR手配の代行バスで酒田へ向かいました。

このバスは、座席下にトランクがなく、網棚も全くないので、
荷物の置き場がありません。
みんな旅行客ですから荷物をもっています。
補助席も含めて満席で、
これで酒田まで3時間乗るというのだから大変です。

添乗員が連絡を取ってくれて、
酒田から乗る予定のマイクロバスが途中まで迎えに来てくれました。
専用バスに移ってほっとしました。
こちらは28人乗りのバスに15人ですから、
さっきまでとは打って変わって楽々です。


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新潟県から山形県に入り、
やがて最上川を渡りました。
この川は酒田で日本海に出ます。
松尾芭蕉が船下りをした川です。


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山形側からの鳥海山です。
山形県と秋田県に跨がる標高2236mの活火山で、
出羽富士あるいは秋田富士と呼ばれ、
山形県側から見ると、優しく女性的な姿で、
秋田県側からはごつごつとして男性的に見えるそうです。

少し雪が残っている主峰の左側の鞍部の向こう側に
今日の目的地、鉾立(五合目)があります。


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鉾立(標高約1100m)から見た鳥海山の頂上です。
画面中央の茶色い峰が標高2236mの主峰(新山)です。

鳥海は、寛政12年(1800年)の冬から文政4年(1821年)に至る間噴火し、
特に享和元年(1801年)の噴火は激烈を極め、
新山はそのとき生成されたそうです。

下は鉾立で撮った花です。


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ヤグルマソウ(ユキノシタ科)
この名前ではキク科の花を思い浮かべるでしょうが、
あれはヤグルマギクだそうです。

あちらは花が、
こちらは葉っぱが、
鯉のぼりの矢車に似ていることによる命名です。


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ノアザミ(キク科)


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クガイソウ(ゴマノハグサ科)


この後、
奈曾の白滝を見て、
象潟へ向かいました。


◎  象潟 

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象潟に着いたのは夕方、
日本海が強い西日で輝いていました。
カメラを少し南に振って陽射しを避けた写真です。

海辺に「ねむの丘」という名の道の駅があり、
その4階が展望台になっていたので登ってみました。


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海を背にして右に鳥海山が見えます。


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展望台の正面です。
何の変哲もない風景ですが、
かつては、
青い田んぼが海(潟)、
少し盛り上がっていて木の生えているのが小島だったそうです。

芭蕉が『奥の細道』で訪れたころの象潟は、
浅い海と小さな島々からなる風向明媚の地でした。

紀元前466年に鳥海山が噴火し、
発生した大規模な山体崩壊によって
土石流が日本海に流れ込み、
やがて堆積作用の結果、
浅海は砂丘によって仕切られて潟湖となり、
小さな島々には松が生い茂ったとのことです。

江戸時代には、
九十九島・八十八潟と称される景勝地となり、
「東の松島 西の象潟」と呼ばれました。
大きさは、東西2km~、南北3km~程度だったそうですが、
1804年の象潟地震で海底が隆起して陸地化してしまいました。


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芭蕉は「おくの細道」に、
松島は笑ふが如く、象潟は憾(うら)むが如し
と書き、

象潟や雨に西施がねぶの花

の句を作りました。
これに因んで、
道の駅の裏手(海辺)には西施の像がありました。
芭蕉が訪れたのは雨の日だったようですが、
強い西日を背に受けて立っていました。


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西施は中国四大美人の一人で、
傾国の美女と謳われた人ですから、
容姿を具現化するのは難しかったでしょうが、
こういう顔に作ってありました。


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通ってきた道ばたでは、
きれいな花をつけた合歓の木を見かけたのですが、
「ねむの丘」と名付けられた道の駅には、
1本もありませんでした。

西施像のすぐそばに、
こんもりと茂みがあって、
赤や黄のミニトマトみたいな実が沢山ついていました。
ハマナスです。


西施のことは以前に書きました。
よろしければ、下記をクリックしてみて下さい。
「雨中に咲く合歓の花」


◎  中島台 

二日目は、
「中島台レクリーエーションの森」へ行きました。
ブナ林の中に木道を作って、
歩き回れるようにしてあります。
鳥海山の北側、
標高500mくらいのところです。


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ここのブナは妙な形をしています。
通常のブナの木はスラッと立っているのに・・・

ネイチャーガイドの人が解説してくれました。
雪が1.5mくらい積もって、
堅く凍っているころ、
村人たちが橇を引いて山に入り、
雪から出ているブナを切ったそうです。

切り口から、
芽を出して、伸びると、また切る。
木が生き延びるように、
全部は切らないでおきます。


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切った枝は焼いて炭にしたそうで、
林の中に炭焼き釜がいくつも残っています。

ブナの木は水分が多くて、
もの作りの材料にならないので、
炭にでもするしか使い道が無かったそうです。
それで「木」偏に「無」と書くのだとか・・・「橅」
今では乾燥技術が進歩して、
家具なども作れるそうです。


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ブナの木が蓄えた水か、
土が蓄えた水なのか、
林の中には渓流が流れていました。


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こんな形のブナがあって、
説明の看板が立っていました。

太い幹と幹から立上がった枝の形が
西洋のローソク立ての形に似ていることから、
「燭台」と名付けられました。
また、
太い枝が腕のように立ち上がり、
それがニンフ(森の妖精)の座れるような形になっていることから、
別名「ニンフの腰掛」とも呼んでいます。
象潟町 由利森林管理署



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この森で最大の奇形ブナ、
樹齢300年の「あがりこ大王」です。

全国の数ある巨樹・巨木の中から、
「森の巨人たち百選」に選定された「あがりこ大王」は、
中島台レクリエーションの森の主ともいえる樹形を誇り、
幹周りは7.62mで、
奇形ブナとしては日本一の太さです。
「あがりこ」の呼び名は、
「芽が上がる」ことに由来しています。
幹が上がったところで子に分かれ、
雄々しい形から「あがりこ大王」と命名されました。



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太い幹の間に立つ枝の形が猿のようだと・・・
こんな姿かな、となぞってみました。


◎  獅子ヶ鼻湿原 

「あがりこ大王」の次は「鳥海マリモ」です。
往きのバスの中でネイチャーガイドが説明しました。
「マリモといえば阿寒湖が有名ですが、
あれは『藻』です。
ここ鳥海のマリモは『苔』です。
阿寒湖マリモのような球形ではなくて、
ラグビーボールのような、いや、台所にあるボウルみたいな・・・
そして大きい。
数メートルにもなる」

どんなイメージが浮かびますか?


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「鳥海マリモ」があるのは、
中島台の中にある獅子ヶ鼻湿原です。
標高500~550mの斜面に約26haの広さをもつ湿原です。
湧水ポイントは7ヶ所あるそうですが、
その中で最大の「出つぼ(別名:熊の水飲み場)」が上の写真で、
左下の緑の影から湧き出ています。
写真の左側は急な坂で、
鳥海山が噴火したときの溶岩がここで止まったのだそうです。
溶岩を覆う土の厚さは僅かで、
生えている木は岩の隙間に根を伸ばしているとのことです。


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湧きだした豊富な水は滝を作り、
飛沫を上げて流れます。
湧水の水温は7.2~7.3℃と非常に低く、
またPhは4.4~4.6とかなり酸性が強いそうです。


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林の中に広がり、
湿原を作っています。


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これが鳥海マリモだというのです。
見た目には、
川底の丸い石に苔がついているみたいですが、
実際は、
扁平な球形をした苔の塊で、
水の流れにプカプカしていました。

レンズに偏光フィルターを付けると
水中もうまく撮れるとのことでしたが、
この山の中へ来てから、
そんなことをいわれても・・・

最近は落ち葉が積もって見えにくくなっているそうです。
それで落ち葉を掬い上げたいのですが、
役所が許可しないので、
どうにもならないという話でした。


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この写真の上半分が全部マリモです。
一つにつながっていて、
全体が水流に身を任せてゆらゆらと揺れていました。
説明では、
「阿寒湖のマリモは中空ですが、
鳥海マリモは中も詰まっていて、茶色です」
とのことでしたから、
茶色いのもコケなのです。


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コケは何種類かあるようで、
これは浅い水底に広がっているコケです。


◎  法体の滝 

この日最後に行ったのが「法体の滝」です。

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これは第3の滝(落差:57m)です。
手前に見える滝壺が子吉川につながっています。

この滝の左側の山道を登ると展望台があって、
第1、第2の滝を見ることができます。


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これが第1の滝(落差:13m)です。


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第2の滝(落差:2.4m)です。
合計で、落差:57.4m、滝長:100m となります。

この滝は鳥海山から流れてきた水ですから、
普通ならば、
滝の背後に鳥海山があるはずですが、
山頂の方に向かって流れ落ちているという珍しい滝です。
つまり、
滝を見ている私の後に鳥海山の山頂があるのです
詳しい地理は知りませんが、
ぐるーっと半円を描いて流れてきて、
ここで落ちているのでしょう。


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1枚目の写真から左側の流れです。
とてもきれいな水です。


◎  夏の雲 

8月8日志賀高原に向いました。
関越道を渋川伊香保インターで降り、
吾妻川沿いを走ってから、
長いトンネルに入りました。
これは八ッ場ダムの建設によって、
在来の道路が水面下になるため作られた道路だそうで、
バスは川面を遥かに見下ろす橋を渡り、
新しい道路を走りました。
鉄道(吾妻線)も工事が進んでいるとのことです。

数年前に、
昔からの長野原の温泉街を通る道路を走ったとき、
バスガイドが、
「間もなくダムが完成しますから、
ここを通るのは最後になるかも知れませんよ」
と説明してくれたのですが・・・
ダム建設の方はどうなるのでしょうか~


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草津温泉のちょっと手前で昼食です。
真昼の空には入道雲が湧き上がっていました。
午後は、
特に山岳地帯では夕立が来そうな感じでした。


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バスは草津温泉を過ぎて、
ジグザグと山道を登り、
白根山を目指します。
それを過ぎて、
渋峠(標高は2172m、日本の国道でも最も標高が高い地点)も過ぎて、
「のぞき」という所で休憩です。
ここからスカイレーター(斜面を登降する動く歩道)とリフトを乗り継いで、
横手山山頂へ登ることが出来ます。

「のぞき」からの山と雲です。(午後1時過ぎ)
下界を「のぞく」という意味でないかと思います。


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ホテルには2時前に到着。
部屋に落ち着いてから、
出かけてみました。

ホテルからすぐの所にリフトがあるので、
ちょっと上がってみようと思ったのですが、
見るとリフトが止まっています。
行って、聞いてみると、
雷が鳴っているので止めているとのことでした。
たしかに遠雷の音が聞こえています。

その内に雨が降り始めました。
ホテルに戻ろうとしている内に雨は止んでしまいましたので、
リフトはやめて、
ほとんど平らな山道を歩いて、
木戸池に行くことにしました。

歩いているうちに、
また夏空が戻ってきました。(上の写真)


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シラカバ/シラカンバ(白樺)
カバノキ科

深山の日当りのよいところに群生し、
高さ約20mになる。
樹皮は白色で薄い紙状にはがれる。


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ノリウツギ(糊空木)
ユキノシタ科アジサイ属

日当りのよい山野に生え、
高さ2~4mになる。

これは帰り道です。
一旦、曇って、降りそうになりましたが、
また晴れてきました。
木戸池の写真は次回に。



◎   木戸池 

木戸池には
志賀高原の路線バスの停留所があります。
バスの中から見ていて、
きれいな池だなあ、
といつも思っていながら、
降りたことがありませんでした。
今回のホテルから近いので歩いて行ってみました。

軽い夕立の後で、
空も晴れて、
きれいな姿を見せてくれたのですが、
写真はイマイチです。


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往きは山道(というよりほぼ平坦な林道)を通り、
帰りは車道(国道)を歩きました。

出かけるとき、
ホテルのフロントで道を聞いたら、
「たいして車も通らないから、
車道の方が近いですよ」
と教えてくれました。


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途中に湯気がもうもうと立ち上っている所があって、
「ほたる温泉」と書いてありました。

今回のホテルに泊まるのは15年ぶりくらいです。
以前に泊まったときは、
夕食後歩いて蛍を見に行きました。
この辺だったのかも知れません。
その時は、
沢山の蛍が乱舞していました。

15年前というのは、
長野オリンピック(1998年)の数年前です。
オリンピックの開催が決まって、
ホテルの人は迷惑そうでした。
「毎冬、関西の高校が何校もスキーに来てくれているのに、
それを断って、
選手を泊めなければならない。
一旦断ったら、
他へいってしまうだろうから、
オリンピック後が大変」

長野オリンピックも遠い昔となりました。
多分昔通りの経営になっていることでしょうが、
あのとき改築や増築をしたのでしょう、
初めてのホテルに泊まるような気がしました。

泊まったのは熊の湯温泉といいます。
ロビーに与謝野晶子の歌がありました。

熊の子が けがして足を洗へるが 開祖といひて 伝はるいでゆ

温泉の由来は、この歌の通りだそうで、
その熊の子を、
つまりこの温泉を、
見つけたのは佐久間象山だそうです。

因みに湯温は43℃。
熱すぎます。


◎  白根山~芳ヶ平 

志賀高原2日目(8月9日)はハイキングをしました。
白根山バス停(標高2000m)から芳ヶ平湿原(標高1800m)へ下り、
渋峠バス停(標高2150m)へ登る(戻る)コースです。
昨年(2010.8.10)は逆のコースで歩きました。

このコースについて、
事前に net 検索していたら、
『天皇陛下との、芳ヶ平湿原ハイキング』
というブログ記事を見つけました。
2010.8.28(昨年私が行ってから18日後)
天皇陛下が白根山から芳ヶ平へ下って、
湿原を散策され、
ヒュッテで昼食(カレーライス)を召し上がって、
同じ道を白根山迄お戻りなった、
というのです。
そのとき案内をされた方のブログです。


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昨年は出発時が曇りで肌寒く、
途中で2度も雨に降られ、
最後は霧の中。
そして帰りのバスは濃霧、
それから雷雨(土砂降り)の中を走りましたが、
今年は晴天に恵まれました。
写真の茶色い山の向うは、
白根山の噴火口(湯釜)です。


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イタドリ
タデ科

赤い花の他に、
白っぽい花もあって、
どちらも群生していました。


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写真を撮っている位置から左に回って、
見えている道路に上がり、
右奥の方へ歩きます。
昨年、陛下も歩かれた道です。


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火山性の噴気のため立ち枯れた樹木です。
厳しい自然環境の中でもこれに耐えて植物が根を下ろしています。
上に写真を載せたイタドリもそのひとつです。
その他に、クロマメノキ、ミネヤナギ、コメススキなどが、
荒廃した土地でも繁殖していることから、
これらをパイオニア植物と呼ぶそうです。
(林野庁の説明板から)


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だんだん、下っていくと、
赤い屋根の小屋が見えてきました。
天皇陛下が昼食をお取りになった芳ヶ平ヒュッテです。


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ナナカマド
バラ科

気の早い葉が赤くなり始めていました。

赤い屋根の芳ヶ平ヒュッテに到着し、
湿原を回る前に、
コーヒー・ブレークをしました。
小屋のご主人に昨年のことを聞いてみたら、
天皇がお出でになった日の数日前から、
リンドウが咲き始めて、
きれいな花をご覧頂けたとのことでした。

ヒュッテを出ると本曇りになっていました。
昨年同様に雨に遭うのかと覚悟を決めましたが、
幸いなことに、
だんだんと青空になってきました。


◎  芳 ヶ平 

芳ヶ平ヒュッテでひと休みしてから、
湿原を回りました。
木道が整備されています。


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小さな池がいくつもあります。
花はあまり咲いていません。
一周し終えてきた人に聞いてみたら、
「ギボウシが咲いていました」とのこと。


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木道の途中にベンチがあり、
夫婦がお握りを食べていました。
もう少し歩いて行くと空いたベンチがありましたので、
私たちも昼食を食べることにしました。
目の前の池に青空と白い雲が映っていました。


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昼食を終えて歩くとコバギボウシの群生に出会いました。
木道から遠く離れた所にも沢山咲いていました。


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コバギボウシ
ユリ科


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バイケイソウ
ユリ科

湿原を回る木道の最後の所にポツンんと咲いていました。


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イワショウブ
ユリ科

上のバイケイソウの近くに咲いていましたが、
群生というほどではありません。


見ていると、
たいていの人はここから回れ右をして、
来た道を戻るようでしたが、
私たちは渋峠を目指して登りました。
(天皇陛下も戻られたようです)


◎  渋峠へ 

渋峠への山道を登り始めました。
昨年は、
この坂を下ってきたのですが、
石ころ道があって歩きにくかったので、
昇る方が楽だろうと今年は逆コースにしました。

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昇り始めて間もなく、
振り返ってみた眺めです。
右上の禿げ山が白根山。


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オヤマリンドウ
リンドウ科

昨年、天皇陛下がお出でになったとき、
きれいに咲いていたというリンドウですが、
まだ青々としていてツボミも見えません。
これが最も色づいていた株です。


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マイヅルソウ(実)
ユリ科


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シラビソ/シラベ(実)
マツ科

この辺にはシラビソとオオシラビソが混在しているようです。
天皇陛下がシラベとオオシラビソの見分け方を尋ねておられたそうですが、
両者はよく似ています。
図鑑や検索で調べた結果、
この写真はシラビソと判定しました。


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イワハゼ/アカモノ(実)
ツツジ科

実が白いシラタマノキ/シロモノという種類も
この辺にあるらしいのですが、
見当たりませんでした。

アカモノとシロモノとで、
ツツジ科シラタマノキ属になっています。


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タケシマラン(実)
ユリ科

アカモノは実が上を向いているので、
すぐに分かりますが、
タケシマランは葉の陰にぶら下がっていて、
見つけにくいのですが、
とてもきれいです。

坂を下らないで、
登ることにしたから、
見つかったのかも知れません。



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