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Photo & Essay

◎  そうだ 京都 行こう! 


11月25日から京都へ行ってきた。
「そうだ 京都 行こう」なんて書くと
当日朝急に思い立ったみたいだが
そんなことはない。
1ヶ月も前にホテルを予約しJRの切符を取り
準備しておいた。

では
どこへ行って
何を見る(何を撮る)か
周到に計画していたのかというと
そちらは全くの無計画!


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新幹線の窓から富士山

よく晴れた日曜日
頂上に雲の掛からない瞬間が撮れた。


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京都に着いて
駅構内の観光案内所に行って
紅葉情報を見ると
ほとんど全ての寺社が「見頃」

どこへ行こうか?
そうだ 南禅寺 行こう!


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地下鉄を降りて
南禅寺への小道を行くと
前にも後ろにもゾロゾロと人がいる。
すごい人出だろうと思いながら・・・

◎  南禅寺へ 


南禅寺へと向かっているいるが
正面からでなく
脇からの細い道だ。


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モミジの葉っぱがキレイだね


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途中には風流な構えの家があり
垣の内側でモミジが燃えている。


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東照宮

この道は何度も通っているが
東照宮なんてあったかな?
竹竿で通せんぼしてあるから入れない。

◎  金地院(1) 


南禅寺に着く前に
その塔頭の中でも有名な
金地院がある。

ゾロゾロ歩いている人も
ここは素通りしていくようで
空いていそうだから
入ってみることにした。


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三門

先刻通った東照宮は
このお寺に含まれているしい。


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門の脇の松と南天


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受付の小屋の上のモミジ

◎  金地院(2) 


小堀遠州作の庭園(鶴亀の庭園)を拝見したが
逆光で白砂が輝きすぎて鶴も亀も撮れなかった。

方丈に入って説明付きで拝観したが撮影不可。

最後に境内を散歩して多少撮影。


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境内の一隅


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敷石の小道


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落ち葉

◎  東照宮 


金地院は応永年間に京都北山に開創した禅宗寺院で
慶長の初めに崇伝和尚が南禅寺塔頭に移建し現在に至っている。
崇伝和尚は徳川家康・秀忠・家光の三代にわたって信任され
黒衣の宰相として25年間にわたり
徳川幕府の基礎を確立した名僧である。

その崇伝和尚が
徳川家康の遺嘱により
家康の遺髪と念持仏とを奉戴して
寛永5年ここに東照宮を造営した。

とのことで
ここ京都の地に東照宮がある。


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鳥居


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東照公遺訓

拝殿に置いてあった。


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拝殿脇の小道

正面の小さな門を潜って退出し
金地院の境内に戻る。

◎  金地院(3) 


東照宮の参拝を終えて
境内散策の後半。


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庭園隅の南天


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庭園の敷石と箒目


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紅葉と庫裡


これで金地院拝観は終わり。

◎  南禅寺山門 


いよいよ本山南禅寺に入る。
広い境内も
境内に通じる道も
人がいっぱい!


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紅葉の間に三門を望む

これから境内に入る人
出てくる人が行き交っている。

今もし
この楼上に石川五右衛門が登って
「絶景かな 絶景かな」
と叫ぶとしたら
その絶景とは
眼下にひしめく観光客の多さでなかろうか?


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上と同じ位置から
人の姿を避けて三門の屋根だけを望めば
紅葉が優しく美しい。


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歌碑

この門を入れば涼風おのずから   杉洞(森永湛堂老師)

三門の手前にある。

「涼風」は夏の季語だから
背景の紅葉とは合わないけれども・・・

句の意味は
この山門をくぐって中に入れば
そこは解脱の境地

ということらしいが
今は山門の中まで俗界が押し寄せている。


◎  南禅寺境内(1) 


南禅寺の周辺・境内を回ってみた。


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牧護庵の門と塀
(南禅寺塔頭)


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南禅寺の池


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塔頭の屋根

◎  南禅寺境内(2) 




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桜もみじ


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銀杏もみじ


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銀杏とモミジ

◎  南禅寺境内(3) 


写真に人の姿がない。
それは写らないよう避けているからで
人はいっぱいいる。

今時の観光地はどこでもそうだが
外人も多い。
中国の人もいるし
白人もいる。
個人で来ている人もいるし
パックツアーの人も多い。

ここへ来るのに裏道を来たから見てないが
バスの駐車場は溢れかえって
バスの出入りが大変だろうと思う。

門前の湯豆腐が有名だが
一昨年来た時は3〜4時間待ちだと言われた。
今だって同じことだろう。
まさにクレージー!


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南天


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火灯窓ともみじ


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竹林

これで南禅寺の拝観は終わり。

南禅寺を出た人たちは
この竹垣の横をぞろぞろと
永観堂に向かって歩いて行く。

◎  南禅寺を出て 


南禅寺を出て・・・
ここを出るといつも
北に向かって歩くことになる。
永観堂を経て
哲学の道を歩いて
銀閣寺のそばまで行って
そこには寄らず帰る。

今回も・・・


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野村美術館

寄ったことはないが
野村證券、旧大和銀行などの創業者
野村徳七(号得庵)のコレクションをもとにした美術館で
茶道具・能面・能装束や得庵を所蔵しているとのこと。


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これも野村美術館だったような
そうではなかったような・・・


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リヤカーに大根を積んで
若いお坊さん達がやってきた。
撮ろうと思った時は通り過ぎていた。
若いから足早だった。

泥大根ではなく
洗ってある白い大根だったように思う。
とすると
畑からの帰りではなく
どこから???


◎  永観堂 


少し歩くと永観堂がある。
昨日の野村美術館は
南禅寺と永観堂の中間点にあり
どちらから歩いても5分。

永観堂の正式名称は「無量寿院 禅林寺」
本尊(国・重文)の「みかえり阿弥陀像」で有名だが
それより何より秋の紅葉で有名!
季節には人で溢れ返っているので
入らないことにしている。

入らなくても
外を通りながら紅葉が撮れる
ありがたい寺院である。


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南門


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総門からちょっとだけ入ることができる。
私のように写真をちょっとという人も多数いるし
拝観券を買うための長い行列に連なっている人もいる。


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入り口だけでもこれだけ綺麗だから
中はさぞかし・・・
と思うが
これだけにして
次に進んだ。

◎  若王子神社 


哲学の道は
若王子神社から銀閣寺までだというが
若宮神社に参拝したことがないので
寄ってみることにした。


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「熊野若王子神社」が正式名称

後白河上皇が紀州熊野権現を勧請して
創祀した永観堂の守護神としての神社であるとのこと。


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灯篭と紅葉


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境内の紅葉


「若王子」と書いてなんと読む?
私は「わかおうじ」と入力して書いたが
調べると神社の名前は「にゃくおうじ」である。
神社があるのは若王子町(にゃくおうじまち)

和辻哲郎の『古寺巡礼』に
朝南禅寺の境内を抜けて
若王子のF氏の所に行った。
空が美しく晴れて
楓の若葉が鮮やかに輝いて・・・

という文章がある、
「若王子」には「にゃこうじ」とカナが振ってある。

◎  哲学の道(1) 


哲学の道は
熊野若王子神社前の若王子橋から始まり
東山山麓の琵琶湖疏水に沿って
銀閣寺西の銀閣寺橋までの約1.5kmの散歩道。

京都大学の哲学者
西田幾太郎や田辺元らが好んで散策したことから
「哲学の道」と呼ばれるようになったとのことだが
今は観光客の散歩道である。


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疏水に映るもみじ


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疏水の上のもみじ


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疏水の鴨

餌が多いらしく
しょっちゅう首を水に突っ込んでいたが
うまい具合に2羽とも首を上げた。

◎  哲学の道(2) 


哲学の道は
紅葉も盛りだが
山茶花も盛りだった。


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◎  哲学の道(3) 


琵琶湖疏水のほとりには
土産物店、喫茶店などが並ぶが
そのほかに
大きな会社のゲストハウスもいくつかある。
中に入ったらさぞかし美しい建物や庭があるのだろう。


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◎  哲学の道(4) 


人の姿はあまり写していないけれど
大勢の人たちが
哲学の道を歩いている。

思索している人がいるかどうかは
心の中のことだから分からないが
写真を撮っている人は沢山いる。

スマホ・タブレット・コンデジ・イチガン・・・
イチガンでもフツーのレンズの人も
凄いレンズの人もいる。

紅葉や花や水の流れやカラフルな店先など
人それぞれの被写体にカメラを向けているが
中には
被写体は自分自身という人もいる。


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向こう岸の南天


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疏水に映る紅葉


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木立の向こうの紅葉

◎  哲学の道(5) 


哲学の道の散歩も終わり近くなった。


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店は色々あったが
お面とキティちゃんに惹かれて・・・


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紅葉は
モミジだけでなくサクラも・・・


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石碑

人は人
吾はわれ也
とにかくに
吾行く道を
吾は行くなり
寸心

と書いてある。
右側に端っこが見える四角い石には
次のように書いてある。

この歌は西田幾太郎先生晩年の作で
書は昭和14年の自筆によった
人生の指針を示した碩学の教えとして
哲学の道を散策する人々に愛唱してほしい
ちなみに寸心とは先生の居士号である
昭和56年5月


◎  夜の京都駅 


哲学の道を歩き終えて
銀閣寺前から京都駅行きのバスに乗った。
乗った時から混み合い
途中ではもっと混んできたが
その内運転手が
「渋滞でここから京都駅まで50分以上かかります。
お急ぎの方は地下鉄に乗り替えてください」
と放送して
地下鉄駅の近くに停車した。
ぞろぞろ降りたが
急がない私はそのまま乗っていた。

駅近くは中々の渋滞だったが
何とか終点京都駅に到着した時
街は夜景に変わっていた。


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京都タワー

京都駅前にそそり立っている。


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駅構内のクリスマスツリー


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駅地下街のクリスマスツリー


クリスマスイブにこの写真をアップできて
よかった!!!

◎  大原へ 


京都2日目の朝は曇り


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ホテル(4F)の窓の下

月曜の朝
バスを待つ人々

今日は大原へ行くことにした。
京都駅から地下鉄南北線で終点の国際会館まで行き
そこからバスで。


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声明庵 呂律茶屋

大原に到着
三千院に向かって歩き始めた所にあった食事処。
大原に関係ある言葉が並んでいるが・・・

声明(しょうみょう)とは
仏典に節をつけた仏教音楽のひとつで
儀礼に用いられる。

(Wikipedia)

ここ大原は日本での声明発祥の地。

「呂律(りょりつ)」は声明の音階。
ちなみに
「呂」と「律」との音階が合わないことを
「呂律が回らない」と言ったことから
「言葉がはっきりしないこと」を
「ろれつがまわらない」というようになった。

余談はさておき
この地を流れる2本の川は
「呂川」「律川」と命名されている。


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「女ひとり」の碑

作詞:永六輔 作曲:いずみたく 歌:デューク・エイセス

♪京都 大原 三千院
恋に疲れた女がひとり
結城に塩瀬の素描の帯が
池の水面にゆれていた
京都 大原 三千院
恋に疲れた女がひとり


これが一番で
二番は 京都 栂尾 高山寺
三番は 京都 嵐山 大覚寺
と続くが
三千院が最も親しまれていると思う。

その三千院に
これから向かう。
道は呂川に沿っている。

◎  三千院参道 


バス停は平地にある。
そこから呂川に沿ってゆるい坂道を登って行く。
つまり三千院は若干高度が高い。

登り始めてすぐの土産物屋で聞いた。
「上の紅葉は終わりかけています。
この辺が一番の見頃です」と。


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黄葉


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緑と黄と紅と


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和傘

右側に見える柵の下は呂川だから
この店は川の上にある。

◎  三千院到着 


三千院門前に到着。

三千院は天台宗の寺院で
8世紀に比叡山に建立された円融房に起源をもち
のちに比叡山東麓の坂本に移され
たび重なる移転の後
1871年(明治4年)に現在地に移った。
「三千院」あるいは「三千院門跡」という寺名は
1871年以降使われるようになった。


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石碑

ここまでゆるい上り坂
ここからは平坦な山道になって
土産物屋・食堂などが並ぶ。


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三千院見上げ

参道は平坦であるが
お寺は高い所にあるから
仰ぎ見ることになる。
石垣の上に塀が回って
まるで城郭のように見える。


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石垣と紅葉

◎  三千院 客殿 


大きな寺だから
建物は沢山あるが
まず客殿に入る。
そして客殿から庭園「聚碧園(しゅうへきえん)」を拝観した。


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火灯窓からの風景

客殿に入ってすぐ
この窓があって
そこから見える景色を撮る人が
数人並んで順番待ちしていた。

なるほどと思って列の後についた。
撮ってはモニターで確認して
また撮り直す・・・また確認・・・
そういう人がいて
待たされた末
ようやく番が回ってきた・・・

その後聚碧園を観(撮り)ながら
お抹茶を頂いた。


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庭園左側


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庭園右側


◎  三千院 有清園 


客殿から宸殿に進む。
ここで
本尊・薬師瑠璃光如来にお参りして
お庭(有清園)に出る。


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お庭の右側

紅葉は終わりかけているが
散り敷いた落ち葉が美しい。


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お庭の左側


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弁天池

細長い池の一部。

先日も載せたご当地ソング「女ひとり」の歌詞

京都 大原 三千院
恋に疲れた女がひとり
結城に塩瀬の素描の帯が
池の水面にゆれていた
京都 大原 三千院
恋に疲れた女がひとり


に出てくるのは
この池に違いないが
もう少し綺麗な水でないと
女の姿が水面に映らない。

◎  往生極楽院とわらべ地蔵 


お庭には往生極楽院があり
建物は重要文化財
内部の阿弥陀三尊像は国宝。

三千院は比叡山に起源をもち
幾たびかの移転の後
1871年(明治4年)ここに移ってきたが
往生極楽院は
平安時代末期の12世紀から大原の地にあった阿弥陀堂で
三千院の本坊がこの地に移転してきた時
その境内に取り込まれたものである。


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往生極楽院

手前石灯籠の右に小さな石仏が見える。
このお庭で有名な「わらべ地蔵」の一体である。


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わらべ地蔵

石灯籠のそばで合掌して・・・


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わらべ地蔵

二人寄り添って・・・


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わらべ地蔵

寝そべって・・・


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