六本木の桜
のんびりと奄美大島紀行を連載していたら
4月半ばを過ぎてしまった。
時期遅れの気味もあるが
3月末頃から4月にかけて撮った花写真を
しばらく連載する。
まずは桜・・・
東京のソメイヨシノ開花は3月21日・・・
そして3月27日の六本木・・・
高層ビルの下に咲く桜
ミッドタウン西交差点付近
花よりお話
花よりパソコン
東京ミッドタウン裏手の桧町公園
花の下をそぞろ歩き
2枚目と同じ公園
目黒川の桜
六本木から
最近人気が出すぎて
地元の人たちが困っているという
目黒川に行ってみた。
六本木から地下鉄日比谷線で二駅
中目黒で降りた。
3月27日(水)の午後
平日だというのに
スゴイ人出!
若い人たちも一杯いる。
春休みの学生なのか?
中目黒駅から目黒川沿いに出たところ
若い人たちは
ここでゆっくりしていて
河岸を歩くつもりはなさそうに見えた。
ボンボリが並んで
お花見らしい雰囲気を出しているが
花の方は満開にはまだ遠い。
右岸(西側)は
かなり開いているが
左岸はさっぱり。
上野公園の桜
3月29日(金)上野の東京都美術館で
「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」展を見た。
早くから前売り券を買っておいたのに
風邪気味だったり
何か用があったり
している内に
会期が終わりそうになったので
ようやく出かけた。
行ってみると
上野の山は桜が真っ盛り!
美術館の帰りに人混みの中を歩いてみた。
桜に囲まれた小松宮
小松宮彰仁親王(1858〜1903)は
鳥羽・伏見の戦に征東大将軍として参戦。
ついで会津征討越後口総督として戊辰戦争に従軍。
その後日本赤十字社の総裁として赤十字活動の発展に貢献。
この銅像は1912年に建てられた。
上野は花盛り・人盛り
花より団子
大寒桜(?)
白っぽい染井吉野ばかりの中
清水観音堂の前に
華やかな色合いの桜が1本だけ咲いていた。
所沢航空記念公園の桜
枝垂れ桜
染井吉野
八重桜
八重桜は
品種ではなく
八重咲きに花を付けるサクラの総称である。
多くはヤマザクラやソメイヨシノに比べて開花期が1~2週間ほど遅く
ちょうどソメイヨシノが散るのと同じ時期に開花を始める。
(Wikipediaより抜粋)
茂みの向こうの八重桜
紅い八重桜
1枚目とは別の木
白い八重桜
ユキヤナギ
チューリップ
黄梅
オウバイ
漢字では「黄梅」と書く。
漢名(中国語名)は「迎春花」
英名は「ウィンター・ジャスミン」といい
そのどちらもが
オウバイがほかの花に先駆けて咲き
あたかも春を迎えているかのごとく思わせることに基づいている。
(Wikipediaより抜粋)
ハナニラとムスカリ
春の木々
春たけなわとなって
木々は冬枯れの寂しい色から
春らしい色の衣に着替えた。
クスノキ
楠は常緑樹だから秋の紅葉や落葉はない。
春になって
新しい葉が出てくると
古い葉は紅くなって落ちる。
新旧の葉が混在している期間は短いが
とても美しい。
色の重なり
八重桜が咲き
その向こうに
緑のモミジと紅いモミジ
その向こうには
いろいろな新緑・・・
赤と緑と
牡丹
牡丹は夏の季語だが
立夏(5月6日)前に咲いてしまう。
開く日は平成?令和?紅牡丹 capucino
牡丹咲く己の好きな方向いて capucino
白牡丹といふといへども紅ほのか 虚子
句に詠まれた牡丹よりも
少し紅が強いかも
熊谷草
熊谷草は
ラン科アツモリソウ属の多年草
和名の由来は
敦盛草とともに
膨らんだ形の唇弁を昔の武士が背中に背負った母衣に見立て
源平合戦の熊谷直実と
一ノ谷の戦いで彼に討たれた平敦盛に見立てたもの
(Wikipediaより抜粋)
属名は討たれた敦盛の方になっているが
敦盛草は
レブンアツモリソウなど寒冷地に咲く花だから
関東で撮るのは難しい
自然の群生地ではない
人が植えて管理している
平敦盛を呼び止める熊谷直実
(背中に大きな赤い母衣を負う)
(永青文庫蔵「一の谷合戦図屏風」より)
天南星
スミレとアマドコロ
春の境内
昨日の写真と同じく
4月21日に
牡丹の咲き具合は?
と行ってみたお寺の境内
ツツジ
満開の赤い躑躅を見ると
杜甫の絶句を思い出す。
江碧鳥逾白
山青花欲然
今春看又過
何日是帰年
揚子江の水は緑 そこを飛ぶ鳥はますます白く
山は青く 花は燃え出すかのように赤い
この春も目の前を過ぎ去っていく
いつになったら故郷に帰れるのだろう
お寺の境内の一部とは思えない風景
この小屋の右には墓場がある
左側の林は
このお寺のものか
隣の神社のものか
別に地主がいるのか
分からないが・・・
カメラを向けたら
それまで曇りだったのに
突然日が射してきた
上野動物園
4月17日上野の科学博物館へ
「大哺乳類展」を見に行った
哺乳類はどうやって生き残ってきたの?
その作戦に迫る!
というテーマで
多くの哺乳類の骨格・標本・ビデオなどを見た
入ってみたら撮影OKだったが
カメラを持たなかったので
展示品の写真はない
博物館を出て
遅いお昼を食べて
「生きている動物を見よう」と
上野動物園に入った
人気第一はパンダ!
パンダ舎に入るには行列しなければならない
最後尾に「30分待ち」の看板を持った係員が立っている
見たところで
30分で入れるとは思えない長さ!
30分で入れるということは
「止まらないでくださ〜い! 進んでくださ〜い」
と足早に通ることを強要されるのでは?
そんなことを思ってパスした
ゴリラも混んでいたが
前にいたお嬢さん2人が立ち去って
このポートレートが撮れた
目の前の小枝
その枝先の小さな新芽を
一つずつ摘んでは食べていた
猿山の頂上のニホンザル
トラはうまく撮れなかったし
ライオンやゾウの所は行かないでしまったし
ハシビロコウが撮りたかったがいないし
キリンもカバもサイも中に入ってしまって・・・
閉館近い夕方だから仕方ないのだろう
不忍池
上野動物園内で撮った不忍池
カワウの島
不忍池のカワウは
昭和30年代に動物園が飼っていたものを羽を切って池に放したのが始まりで
これに野生のカワウが合流した。
カワウの繁殖地は日本でも数か所で
都会にあるのは世界中でもここだけである
(Wikipediaより)
枯れ蓮
折れ蓮
不忍池弁天堂と清水観音堂
動物園を出て
不忍池弁天堂に行ってみた
手水舎の提灯
手水舎の龍
不忍池弁天堂
ここも外人さんが多い
清水観音堂
弁天堂から上野の山に向かうと
「清水の舞台」が見える
その前に「月の松」と称する松の枝で作った輪っかがある
観音堂からみる弁天堂
「月の松」の輪っかの中に緑の屋根の弁天堂が見える
(この写真だけは桜の頃のもの)
林を抜けて
令和の御代となったある日
よく晴れた日
林の中を歩いた
新緑
春の小川
林の中に小川があり
丈の伸びたハナダイコンが
川面に垂れていた
小さな滝
静かに流れていた小川に僅かな落差があって
落ちた水が勢いよく飛沫をあげていた
牡丹園
林を抜けると
ちょっとした植物園があり
一画に牡丹が咲き
それを丁寧にスケッチしている人がいた
フジとツツジ
次々と花咲く
美しい五月がきた
長い長いGW
人混みを恐れて
遠出はしなかった
短い藤
巨大な数の花が
長く垂れ下がった藤
この時期になると
その写真をあちこちで見せて頂く
それに比べたら
短いことこの上なしの短さだが
それでも
これも藤
躑躅
真っ赤に燃えたつ躑躅も素晴らしいが
この朱色も華やか
白いハンカチ
公園のハンカチの木に花が咲いた
大きな木である
今年は花付きが良いようだ
ハンカチノキ
(ミズキ科)
真ん中にあるのが花で
ハンカチのように白いのは苞葉
ハナミズキは苞葉が4枚
ハンカチノキは2枚とのこと
どちらもミズキ科の花
ヒナゲシ
小平薬用植物園には
ケシが植えてある
アヘン法によって栽培が禁止されているから
一般人が植えることはできない
ここでは
厳重なフェンスで囲んで栽培している
以前よりも厳重になって
とても写真は撮れない
フェンスの外には
栽培自由のポピー類が植えてある
ヒナゲシ
名前はいろいろあって
ヒナゲシ(雛罌粟)
グビジンソウ(虞美人草)
アマポーラ
コクリコ
シャーレイポピー
モンツキヒナゲシ
(紋付雛罌粟)
花弁に黒い斑点があり
これを紋付とみなした命名
ユリノキと・・・
木に咲く花を・・・
ユリノキ
(モクレン科ユリノキ属)
今頃は開いているだろうが
この時は蕾だった
ブログを始めた頃
この木の命名について書いたことがあったと思い探してみた
以下に引用する
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検索でユリノキを見ていたら
ユリの木は外国でチューリップツリーと呼ばれている
昭和天皇が皇太子であった時に
「ユリの木」と名前を付けられたという話であるが・・・
と書いた記事があった
そうなのか
これはいいことを知ったと思ったら
別の記事には
明治23年に皇太子時代の大正天皇がユリノキと呼んだ
と書いてある
この方が正しいような気もする
早飲み込みで昭和天皇と書かないでよかった~~~
小石川植物園で古いユリノキを見たことがあるように思い
調べてみると
木の下の看板に
「明治23年に当時の皇太子(大正天皇)がユリノキと命名したといわれている」
とあるが
皇太子に言われるまでもなく
伊藤圭介や田中芳男などの植物学者が
「ユリノキ」の名前は付けていたはずである
という記事が見つかったから
大正天皇説も疑わしい
ユリノキ属(Liriodendron)は
ギリシア語の"leirion (ユリ)"と "dendron (木)"
を合成した言葉だそうであるから
これを直訳して「ユリノキ」としたのが真相らしい
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ミズキ(水木)
(ミズキ科ミズキ属)
アカメガシワ(赤芽槲)
(トウダイグサ科アカメガシワ属)
花は7月頃に咲くらしいが
新芽が赤くて花のようだから
毎年撮っている