Photo & Essay

◎  バラ 

バラのシーズンも終ったかと思いますが、
5月に撮った写真です。

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『竹取物語』を読んでみたら、
面白いです。
「昔々あるところに・・・」というのではなくて、
今は昔、竹取の翁といふものありけり。
で始まる古典です。

冒頭の部分。
翁が根元の光っている竹を見つけ、
切ってみると中から三寸ばかりなる人が出てきます。
手のひらに載せて家に帰り、
おばあさんに預けて育てさせます。
妻(め)の嫗(おんな)にあづけて養はす。

「嫗」は「媼」と同じで「おうな」なのですが、
本文では「おんな」と仮名がふってあります。

そして注釈があって、
老女の意の「嫗」は「おんな」で、
「女」は「をんな」と、
区別されていたのが、
中世以降ではどちらも「おんな」と表記されるようになった、

とのことです。

中世以前、
何歳くらいまでが「をんな」で、
何歳くらいから上が「おんな」と呼ばれたのだろう、
なんて考えてしまいますが、
現代でも、
何歳までが「おばさん」で、
何歳からが「おばあさん」だと、
定義するのはむずかしいことです。


物語に「嫗」の年齢は書いてないのですが、
「翁」の年齢は出てきます。
物語の始めの方で、翁がかぐや姫に、
「翁、年七十に余りぬ。今日とも明日とも知らず。・・・」
だから、早く結婚するようにと諭しています。

ところが物語の最後、
かぐや姫が月に帰って行くことになった時、
翁、今年は五十ばかりなれども、・・・
と説明があり、
その後、
月からの使者に対して
「かぐや姫を養いたてまつること、二十余年になりぬ。・・・」
と述べていますから、
最初の、
竹の中にかぐや姫を見つけたときの「翁」は三十歳でないと勘定が合いません。
とすると「嫗」はそのとき、何歳くらいだったのでしょう?

あまり深く考えないことにします。


◎  万葉植物園 

宇治でお昼を食べて、
「快速」に乗って奈良へ向かいました。

宇治平等院の藤が空振りだったので、
なんとか藤を見ようと、
春日大社に隣接する万葉植物園に行きました。


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ここでは、
ちゃんと咲いていました。
宇治からたいして離れているわけでもないのに、
何故なのでしょう?



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八重黒竜。
豪華な八重の藤です。



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気のせいか房の長さがちょっと短いような気もしますが、
十分に鑑賞できます。
よい香りが漂っていました。



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藤棚の下に流れがあって、
錦鯉が悠然と泳いでいました。



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万葉植物園には、
万葉集に出てくる花々が植えてあります。
これは大根。



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先日「ハナダイコン」の写真を載せて、
「食べるダイコンとは別の花です」
と説明しましたが、
これが「食べる」方の「ダイコンの花」です。


◎  白いアヤメ 

このところ
ずーっと悩んでいました。
この花は、アヤメ? カキツバタ?

netで調べると、
アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの見分け方が書いてあります。
でも・・・難しいです。

今日になって「白いアヤメ」を検索したら、
同様の花の写真が沢山出てきたので、
一応の結論として、
「白いアヤメ」という題名に決めました。


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5/8、平等院からの帰り、
宇治駅前で撮りました。

出発前にnetで調べたら、
「法華寺や依水園ではカキツバタが見頃」
とありましたので、
なんとなく「カキツバタ?」という思いがありました。

リュックを担いだおじさんが、
「これは何ですか?」と聞いてきました。
「カキツバタかな、と思っているのですが・・・分かりません」
「いや、あなたのいう通りかもしれない」
とそのおじさんはいいました。

彼は「今、宇治川を見てきました。
川が流れていました。
淀川は淀んでいて、
流れません。
流れている川はいいですね。
私は大阪から来ました。
これから帰ります」

わたしが「これから奈良へ行きます」
というと、
「お二人で、奈良に泊まりですか?
いいですね~」

これで別れました。




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私も駅へ戻る途中で、
宇治橋の袂から宇治川の流れを見てきました。
白波を立てて流れていました。

淀んでいるから「淀川」?
大阪はあまり行かないから淀川の流れ具合は知りません。

Wikipediaによれば、
淀川は、
琵琶湖から流れ出る唯一の河川。
琵琶湖を出たときは瀬田川と呼ばれ、
京都府に入る辺りで宇治川と名を変え、
さらに京都府と大阪府の境界付近で桂川・木津川と合流する。
この合流地点より下流が狭義での淀川となって、
大阪湾に流れ込む。


宇治川と淀川は同じ川。
(千曲川と信濃川みたいな関係)
上流では流れが速く、
下流では淀む。
そういうことのようです。

オートラリア西部のパースという街に行ったことがあります。
スワン川という大きな川がありました。
動物園へ行くには、
この川を水上バスで渡ります。
この川も淀んでいました。
川幅が広いので湖のように見えました。



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宇治川を撮る前に行ってきた平等院の鳳凰堂です。
2羽の鳳凰。



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池に映った屋根と鳳凰。


◎  バラ 

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今日からは、
奈良旅行3日目の写真と記事のつもりでした。
猿沢池〜奈良町〜十輪院〜氷室神社
などを予定していたのですが、
連載を打ち切らせて頂き、
明日から暫く、
更新を休みます。

再開は6月初旬になりますが、
その際には、
またお出で頂きますよう、
お願い申し上げます。



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