Photo & Essay

◎  大雪山(1) 

20日から北海道へ行ってきました。
「大雪山の紅葉」ということだったのですが・・・

「大雪山」とは?
日本で一番紅葉の早いところ、
としか知りませんでしたが、
バスガイドや現地ガイドの説明で、
*「大雪山」という単独峰はない。山の集合体である。
*日本最大の国立公園で、神奈川県がすっぽり入る広さ。
などを知りました。

そんな広い国立公園の何カ所か、
回ってきましたので、
その写真を掲載していきます。


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まず、
羽田空港から旭川空港に到着。
バスで旭岳へ向かいました。

この夏の暑さ、
そして秋の残暑は、
本州以上に厳しかったそうで、
この日も、
夏っぽい雲が浮かんでいました。



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旭岳は大雪山系の最高峰(標高2291m)です。
その中腹(標高1600m〜1670m)までロープウエイで登って、
紅葉見物の予定です。

山麓に着いた頃は、
曇ってきて、
山の上は霧が濃くなったり、
薄くなったりでした。



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ロープウエイを降りた附近の様子です。
気温が高かったので、
紅葉は遅れているとのことでしたが、
全くその通りでした。



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ロープウエイ駅の背後に小さな池がありました。
特に名前はないようですが、
きれいな池でした。

駅からスタートして1周1時間ほどのコースを歩きます。
途中に池が幾つかあります。



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黄色がかっているので、
黄葉のように見えますが、
ナナカマドの葉が枯れて茶色くなっているのです。

もう1週間もすれば、
夜の気温が下がって、
紅葉が進むとのことですが、
日焼けして枯れた葉は紅くならないでしょう。



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エゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆) リンドウ科

ツボミのままで枯れてしまって、
可哀想です。

北海道は寒冷地という区分が薄れ、
本州化が進んでいるそうです。


◎  大雪山(2) 

旭岳の続きです。(9/20)


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こんな道を歩きます。
石がごろごろしたアップダウンもありました。



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もう少し寒い夜が続けば、
真っ赤になりそうなナナカマドもあります。
手前はハイマツ。

標高は1600mほどですが、
緯度が高いから、
森林限界を超えていて、
高木はありません。
灌木ばかりです。


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しかし、
こんな風に枯れてしまった木の方が多いようです。



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ミヤマアキノキリンソウ(秋の麒麟草) キク科

花は終わって、
綿毛のような種になっています。



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小さな池、
「摺鉢池」です。



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すぐ隣に少し大きめの池、
「鏡池」があります。



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上に載せた大小2つの池を、
まとめて、
「夫婦池」と呼ぶそうです。
(どっちが「夫」でしょうねぇ?)



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大雪山は太古に噴火した火山です。
人が積み上げたかと思うような岩もあります。

気温は12℃。
台地は広々としていて、
つめたい風が吹き抜けます。
カッパの上着を着て歩きました。


◎  大雪山(3) 

旭岳の続きです。(9/20)

「花も紅葉もなかりけり」の状態なのですが、
花たち(咲き終わった後)の写真をまとめました。


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紅いのはチングルマの葉、草紅葉です。
右下の白いのがチングルマの花のあとの穂です。
右上の白いのがシラタマノキの白い実です。



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チングルマ(稚児車) バラ科

バラ科(チングルマやナナカマド)は紅葉し、
シラカバやダケカンバなど樺の木は黄葉し、
ハイマツの緑とで、
赤黄緑の3色が高原の秋を飾るのだそうですが、
まだ時期尚早でした。



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シラタマノキ(白玉の木) ツツジ科



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シラタマノキの群生。



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姿見展望台。
今日の最高地点(1670m)です。
旭岳山頂(2291m)へは、
ここから登ります。



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展望台から見下ろした「姿見の池」です。
白煙は噴気口です。
この白煙の向うに旭岳があるはずですが、
霧で見えません。

晴れていれば、
この池に旭岳の姿が映るはずですが・・・



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姿見の池。
噴煙と反対側です。

ここで、
散策コースの半分ちょっとです。
ここからは下りになって、
ロープウエイ駅へと向かいます。


◎  大雪山(4) 

旭岳の最終回です。


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緊急避難小屋。
昨日載せた姿見展望台の隣にありました。
ガイドマップには、
「休憩可、トイレなし、宿泊できません」
と書いてありました。



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ちょとだけ霧が晴れたようです。



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また霧です。
ロープウエイの駅に向かっています。



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色がついているのはナナカマドだと思いますが、
紅いのか、茶色なのか、はっきりしません。



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霧の中をロープウエイで麓に降ります。



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下界は晴れていました。
向うに山が見えているので、
北海道らしくない風景かも知れませんが・・・

バスでホテル(層雲峡温泉)に向かいました。
2時間ほど走って、
着いた時は暗くなっていました。

層雲峡温泉は始めてですが、
癖のない、
いいお湯でした。 


◎  大雪山(5) 

大雪山の2日目(9/21)です。


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朝からよく晴れました。
ホテルの部屋の窓からの眺めです。
雲も秋らしくなりました。

今日の予定は、
*銀泉台(トレッキング)
*銀河・流星の滝(見物)
*黒岳5合目(ロープウエイ)
です。



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まず銀泉台に向かいます。
あとは山道になります。



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登山道の右側の斜面が紅葉で有名だそうです。
頭の中で、
赤、黄、緑に染め分けた景色を想像しました。



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山の斜面よりも空がきれいです。



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バスガイドが、
「ナナカマドに実がつかない」
といっていました。
たまたま赤い実を見つけて撮りましたが、
殆どの木に実がついていません。

この木だって、
葉は枯れているし、
赤い実も、
ちょこっとしかついていませんでした。



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オトギリソウの実。



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地元ガイドが、
遠くの山の稜線を指して、
あれが凹岳、隣が凸岳・・・と説明しますが、
どうせ覚えられないので、
聞き流して、
空の雲を撮っていました。



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今回見た唯一の万年雪です。

歩いたコースは赤岳登山道なのですが、
紅葉の名所のちょっと上まで登って、
折り返しました。


◎  大雪山(6) 

2日目の続きです。


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銀泉台から降りたあとは、
層雲峡の滝見です。

滝は沢山ありますが、
有名な2本だけ見ました。
これは「流星の滝」
優雅な滝で、
「女滝」とも呼ばれるそうです。

見方はいろいろあるでしょうが、
ウエストがちょっとくびれて、
膝を曲げているようにも見えますが・・・



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「男滝」とも呼ばれる「銀河の滝」です。
水量のせいもあるかも知れませんが、
面白みがありません。

やっぱり「女滝」の方がよいです。。。



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滝が落ち込んでいる川、
石狩川です。
奥入瀬と感じが似ています。



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カエデ。



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ダイセツトリカブトの実。



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ダケカンバのシルエット。

日暮れではありません。
真昼です。
写真の中央上部に太陽があるのです。


◎  大雪山(7) 

2日目の続きです。

滝見のあとは、
黒岳(1984m)の5合目(1300m)まで、
ロープウエイで登りました。


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ロープウエイの山麓駅です。



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手前の3角の山が黒岳です。
今、この山の5合目にきています。
この先リフトで7合目まで登れますが、
その先は徒歩しかありません。
かなり急な山のようです。

黒岳の右隣、
山頂が平らで台形みたいな形をしているのが、
桂月岳です。

文学者・大町桂月の名は、
奥入瀬で耳にしましたが、
ここでも名前が出てきます。

終生酒と旅を愛したそうで、
大雪山に登って、
その雄大さ、
美しさに感激して、
山のひとつに自分の名をつけたとか・・・
層雲峡の名付け親でもあるとのことです。

「層雲峡より大雪山へ」という紀行文の冒頭に、
富士山に登って、山岳の高さを語れ。
大雪山に登って、山岳の大いさを語れ。

と書いて、
大雪山を紹介しているそうです。



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赤トンボ。

5合目には、
散策路があるので、
花(あまりないのですが)を見たり、
山々を見たりして歩きました。



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エゾシマリス。
目の前をちょろちょろしているのですが、
素早くて、
なかなか撮れません。
漸く射程距離の岩の上に静止してくれました。



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チングルマ(稚児車) バラ科

花の時期はとっくに終わって、
白く長い穂を風になびかせている時期なのに、
狂い咲きが数個見つかりました。



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エゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆) リンドウ科

固く閉じているツボミですが、
枯れていないリンドウがあって、
ほっとしました。



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5合目展望台から見下ろした樹海。


このあと、
山麓駅近くにある「層雲峡ビジターセンター」で、
大雪山の成り立ちなどの説明を受け、
次に「層雲峡・大雪山写真ミュージアム」で、
写真家、市根井孝悦氏の力作を見ました。

ここから、
ホテルはすぐそばですから、
昨日と違って早い到着で、
温泉に入って・・・


◎  大雪山(8) 

大雪山の3日目(9/23)です。
この日は「大雪高原沼めぐり」です。


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ホテルからバスで、
大雪高原山荘へ。
ここには食堂、温泉、休憩室などがあります。
「池めぐり」のあと、
温泉で汗を流しました。

今、山荘を撮っている位置の左側に、
管理事務所があって、
池めぐり、つまり山道に入る人は、
必ずそこを通らなければいけません。
通って、何をするかというと、
ヒグマについての説明を受けるのです。

大雪山をアイヌの人たちは
「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」
と呼んだそうで、
その「神々」とはヒグマのことです。
ヒグマの庭に、
人間が入らせてもらうのです。

ヒグマは人間を怖がるそうです。
だから、人の気配があれば、
隠れるそうです。
何気なく通る道のすぐ脇に、
ヒグマが隠れているかもしれないのです。

人の気配を感じさせるためには、
話し声や鈴の音などが有効です。

万一ばったり出あったら?
走って逃げてはいけない。
一番速い人がやられるそうです。
にらみ合って、
立ち去るチャンスを狙うこと。
何かを与えて、(食べ物は絶対不可)
ヒグマがそれに興味を示しているうちに立ち去る。
(そんなことできるのでしょうか?)

そんな怖い注意を受けてから山道に入ります。



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コースの途中に細い川があります。
その名は「ヤンベタップ川」
覚えられない名前です。



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最初に立ち寄った小さな沼。
「土俵沼」です。



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土俵沼の水草。
花の時期でないから、
葉っぱだけですが、
ミツガシワ(三槲 ) ミツガシワ科



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次の沼「芭蕉沼」です。



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池に浮かんでいた水草がきれいでした。
ガイドさんに「何ですか?」と聞きましたが、
「知りません」との答えでした。



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三つ目の沼「滝見沼」です。
滝は見当たりませんでしたが・・・



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滝見沼の隅っこです

最後が「緑沼」なのですが、
それは次回に。


◎  大雪山(9) 

「大雪高原沼めぐり」の続きです。
そして「大雪山紀行」の最終回です。


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今回の「池めぐり」の目的地、
そして最大の沼「緑沼」です。

この先にもまだ沼が点在しているので、
1周して、
出発地に戻るコースもありますが、
私たちは、
ここで折り返して、
戻りました。

以下の3枚も「緑沼」です。



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「緑沼」から望む「緑岳」です。

同じ道を戻り、
さっきの山荘で昼食、温泉、休憩をして、
帰路につきました。

途中の写真がないのは:
ひとつは、
細い1本道で、
団体同士のすれ違いがあるため、
立ち止まれないこと。
ふたつには、
林の中のコースなので、
広い景色が見えなかったこと。

その林は、
紅葉のトンネルのはずだったのが、
緑のトンネルをでした。



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「大雪高原山荘」を出発して、
途中で立ち寄った「三国峠」からの眺めです。

同名の峠は、
新潟県と群馬県の境にもありますが、
その名は、
附近にある「三国山」に由来するそうです。

北海道の「三国峠」は、
旧地名の石狩国・十勝国・北見国、
3国の境界付近にあることによる命名だそうです。

標高は1,139mで、
自動車の通行が可能な峠としては、
北海道で最も高いところにあるとのこと。



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三国峠のあと、
もう1ヶ所、道の駅で、
トイレ休憩をしました。
そこで、今シーズン最後といわれた、
「茹でトウモロコシ」を食べました。
美味!!!

北海道への到着は「旭川空港」でしたが、
帰りは「とかち帯広空港」でした。
空港に到着したときには、
雲が赤く染まり、
街灯が点っていました。

飛行機は定刻に出発。
定刻に羽田空港到着。
羽田では
雨がやんでいましたが、
家につく頃は、
土砂降りになっていました。
(天候に恵まれた旅だったのに!)


---完---



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