Photo & Essay

◎  モミジ(1) 

紅葉する木もいろいろあって、
サクラ、ケヤキなどもきれいになりますが、
「紅葉」と書いて「モミジ」と読むくらいですから、
やはりモミジが色づくと美しいです。

今日は近くのお寺へ行ってみました。
全体的には終わりかけているのですが、
好天に恵まれ、
陽射しを浴びて、
紅く、美しく見えました。

老人たちを乗せた車椅子が何台か、
ヘルパーさんに押されて、
紅葉狩りにきていました。
みんな嬉しそうな顔をしていました。


全体としては「なごり」の段階ですが、
何事にも遅速がありますので、
まだ「はしり」の葉も、
今が「さかり」の木もあります。
なるべく「なごり」以前のモミジを探して撮ってきました。


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◎  紅葉 

紅葉が撮りためてありますので、
今日はモミジ以外の紅葉。

「冬紅葉」の句を集めてみました。


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ケヤキ並木。

日の歩み静かに移る冬紅葉   安陪青人



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正面はユリノキ。

胸底の残り火のごと冬紅葉   丸美砂子



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サクラの落葉。

桜紅葉冬のひかりを集めけり   三村禮子



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ハゼノキの落葉。

新しき出会ひの色の冬紅葉   祐森弥香



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仰ぎ見たハゼノキ。

この朱ならわたし着れさう冬紅葉   永松輝美


◎  モミジ(2) 

モミジとお寺です。

今年は京都へ行かないでしまいましたので、
近くのお寺で撮りました。


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今日から12月、師走です。
カレンダーも1枚を残すのみとなりました。

「師走」の俳句をいくつか・・・

大通り斜めに渡る師走かな   直井たつろ

これはいけません。
横断歩道を渡りましょう。
老人の交通事故が増えているから気をつけなさいと、
パンフレットをもらいました。


老い急ぐまじや師走の空晴れて   村越化石

年寄りは「急いではいけない」「走ってはいけない」のです。
先日、横断歩道で信号が点滅しているのに渡り始めたら、
途中で赤に変わってしまいました。
慌てて急に走り出したら、
ちょっと膝を傷めて-----恥ずかしいことです。


女を見連れの男を見て師走    高浜虚子

こういうことは、
心に余裕がないとできません。
師走の風景をしっかりと観察する心の余裕が必要です。
斜め横断や駆け足横断をやっていては見えません。

それにしても、
気になる二人連れ。。。


◎  モミジ(4) 

「モミジ」と書いていますが、
「モミジ」という木はないそうで、
今までの写真のほとんどは「イロハモミジ」だと思います。
しかし正確なことは分からないので、
「モミジ」としてきました。


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植物の分類としては、
カエデ科、カエデ属なので、
「カエデ」と書く方が正しいのかも知れませんが、
モミジといえば、
紅葉、黄葉する一般の木の称であるとともに、
とくに紅葉が美しいカエデの異称でもある。

と歳時記にありますので、
「モミジ」としておきました。


◎  花も紅葉も・・・ 

藤原定家の有名な歌、

見わたせば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮

花も紅葉もない、
そこにあるのは苫屋だけの、
侘しい風景ですが、
そうであればこそ心に沁みる秋の夕暮れ・・・

日本の美意識のひとつ、
「侘び・寂び」を表す歌ともいわれています。


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定家の歌とは正反対になるでしょうか、
桜と紅葉が並んでいるのを、
近所で見つけました。

「侘び・寂び」とは別の、
日本の美のひとつではないかと思うのですが・・・


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以下は、
花でも紅葉でもなく、
木の実です。


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サンザシ(山査子) バラ科



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ユズ(柚子) ミカン科



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カリン(花梨) バラ科



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カキ(柿) カキノキ科



◎  御苑のモミジ 

御苑内の写真は、
何から?
と考えましたが、
やっぱりモミジにします。


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こういう撮り方では、
公園でも、
寺院でも、
同じになってしまいますが、
追々「新宿御苑らしい」写真も掲載したいと思っています。


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今日(12/11)未明、
ストックホルムでノーベル賞の授賞式があり、
山中教授が受賞しました。
行事が終わって、
山中さんは、
「ノーベル賞は私にとって過去形になる」
といったとか。

何事も、
あっという間に過去形になっていきます。


◎  イチョウとツワブキ 

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イチョウ(銀杏)はかなり散ってしまって、
枝に残った葉はまばらでした。

もうちょっと光があればと思うのですが、
曇ってしまって・・・



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木の下は、
散り敷いた葉が絨毯のようです。

その絨毯の上で「ハイ、チーズ」
撮影距離が遠すぎないでしょうか?



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こちらは「アンヨハ ジョウズ・・・」です。
転んでも痛くなさそうです。



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飾り付けたクリスマスツリーみたい。



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イチョウの葉の色に合わせて、
ツワブキ(石蕗)の花です。



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あなたなら嫁にゆきたし石蕗の花   菊池和子


◎   タムケヤマ 

ハナノキと同じく、
前夜見た新宿御苑のHPに、
「タムケヤマが見頃です」と書いてありました。

タムケヤマって、
手向山?

手向山って?

思い出されるのは、
百人一首、菅原道真の歌、

このたびは幣も取りあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに

です。

この歌と、
どう関係するのか分かりませんが、
モミジの1種です。


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タムケヤマ(手向山) カエデ科

ヤマモミジ系には枝垂れるものが多く、
春から紅葉するものを「紅枝垂」というそうです。

その「紅枝垂」の中で最もよく植えられるのが、
「タムケヤマ」だとのことです。

HPの情報とは、
ちょっと違っていて、
もう終わりかけていましたので、
いいとこ撮りにしました。



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葉もきれいで、
光の具合もいいとこ撮りです。



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落ちて枝に乗った葉。



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上の3枚は裏側からの写真でしたが、
表側です。


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「タムケヤマ」の名が、
百人一首の、
道真の歌に出てくる「手向山」と関係があるのではと推測して、
netで調べてみましたが、
そうであるとも、ないとも、
不明です。


◎  水辺の紅葉 

新宿御苑にはいくつかの池があります。
池のほとりの紅葉がきれいでした。


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今日はいよいよ投票日。
午前中に行ってきました。
珍しく行列ができていました。
最近、こんなことありませんでした。

やっぱり関心が高いのかと思ったのですが、
帰宅してお昼のニュースを見たら、
全国的に前回の総選挙よりも出足が悪いとか〜
そしてわが埼玉県がワースト・ワンだとか〜
ちょっと、頭の中が混乱です。


朝日俳壇。
明日は選挙の結果を載せる都合があるのでしょう、
毎週月曜日に載る俳句が今日、日曜日に載っていました。
4人の選者が10句ずつ、
合計40句載ります。

長谷川櫂選の10句目、
全体の掲載順で40句目、
最後の最後の句が気に入りましたので、
紹介します。

うれしい事あるかに散ってゆく紅葉   中谷 明子

そんな風に散って行けたらいいなぁと思います。


◎  散りモミジ 

新宿御苑のモミジの最終回です。


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看板に書いてある内容は、
無関係です。
モミジが散り落ちて、
並べたように配置されているのが面白くて撮りました。

この看板、
水平よりもチョッと傾いていますから、
低い方にモミジが多いのでしょう。



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モミジが数本あって、
葉がいっぱい落ちていました。
カメラマンが何人か、
散った葉を狙っていましたので、
真似しました。



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木の在処が池の縁ということもあるし、
今朝は雨だったということもあるし、
みんな濡れています。



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落ちたばかりですから、
まだきれいです。

しかし、
次第に朽ちて、
カメラを向ける人もいなくなり、
土に帰っていくことでしょう。



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花も紅葉もない風景、
御苑内のお茶室です。
客がいるのか、
室内に明かりが点っていました。

これにて、
新宿御苑にサヨウナラ。



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