Photo & Essay

◎  梅の花 

昨日はよい天気だったので、
午後になってから、
ブログネタの写真を撮りに航空公園へ行った。

先日、雪の中で開き始めていた梅園の紅梅が、
ずいぶん開いたことだろうと思ったら、
多少花数は増えているものの、
まばらだし、色も冴えないし、
とにかくあまりパッとしない。

お茶室の梅が咲いていますという看板があったので、
そちらに行くと、
紅梅が1本咲いていた。
こちらは花も綺麗だし、
「馥郁」という言葉がぴったりするような、
よい香りが漂っていた。

ウメ



ウメ


ウメ

少し離れたところに白梅が1本あったが、
こちらはツボミ。

ツボミ


◎  水仙 

スイセン


水仙にまつわるギリシャ神話はよく知られていますが、
少し詳しくお話します。
この話はオウディウスの「変身物語」という本に出ています。
それはもっと詳しいのですが、
そっくり全部では長すぎるので、
かいつまんでお話します。

スイセン


妖精のレイリオペは青い水に住んでいた。
あるとき、
河神のケピソスが、
彼女をうねった流れに巻き込み、
水の中で犯した。

美しい妖精は、
月満ちて男の子を生んだ。
妖精たちに愛されるほど可愛らしいこの子は、
ナルキッソスと名づけられた。

ナルキッソスは16歳になり、
多くの若者たちが、
そして娘たちが、
彼にいいよった。

しかし彼のこころには、
非常な思いあがりが潜んでいたので、
誰一人として、
彼の心を動かすことができなかった。

ナルキッソスにいい寄る妖精たちや男たちは
ひどく愚弄されたので、
こう祈った。
「あの少年も恋を知りますように!
そして恋する相手を自分のものにできませんように!」

澄みきった泉があった。
狩猟と暑さで疲れきったナルキッソスは、
ここに身を投げ出した。
渇きを静めようとしているうちに、
泉に映った自分の姿に魅せられて、
実体のないあこがれに恋をしてしまった。
食事も睡眠も取らず、
その場に居つづけて恋焦がれた。

やがて、
相手が水に映った自分だと分かっても、
その恋心をどうすることもできなかった。
悲しみのあまりに、
力は尽き果て、
青草の上にぐったりと頭を垂れ、
美しかった眼は
死が閉じてしまった。

ナルキッソスの姉妹の水の妖精たちが、
髪を切って供え、
棺を用意した。

だが、死体は消えていた。
その代わりに、
白い花びらにまわりをとりまかれた、
黄色い水仙の花が見つかった。

スイセン


◎  アネモネ 

アネモネ

アネモネ
キンポウゲ科
西新宿の高層ビル街の花壇に咲いていました。


アネモネ

今日もギリシャ神話です。


美の女神ヴィーナスが美少年アドニスに恋をした。
アドニスは狩が大好きだったので、
ヴィーナスも一緒に狩をしたことがあった。
彼女は兎とか逃げていく鹿とか
弱い相手だけを狙い、
こちらに向かってくる猛獣は避けていた。

アドニスの身を気遣うヴィーナスはこう忠告した。
「逃げる獣には勇敢になりなさい。
でも向こう見ずな相手に、
こちらも向こう見ずになるのは、
とても危険だから、
そんなことをして、
わたしをハラハラさせないで頂戴」

こういって忠告をすると、
ヴィーナスは白鳥が牽く車に乗って空を渡って行った。
しかし勇気ある若者はこの忠告に逆らった。
猪を見つけると、
槍で射した。
血に染まった猪は逆襲してきて、
若者のまたぐらに牙を突き立て、
黄色い砂の上に押し倒した。

空を走っていたヴィーナスはアドニスの呻き声を聞きつけて、
舞い降りてきた。
息絶えようとして、
自らの血の中で身悶えている彼を見ると、
車から飛び降り、
着物の胸元を引き裂き、
髪をかきむしり、
運命の神々に文句をつけてから
こういった。
「アドニスよ、
わたしの悲しみの思い出はいつまでも残るでしょう。
そして、あなたの血は花に変るでしょう」

若者の血に神酒をふりかけた。
血は、神酒に触れると、
ふくらんでいった。
そして、一時間も経たないうちに、
血の中から、
同じ色の花が現れた。

アネモネ


◎  フクジュソウ 

ふくじゅそう

昨日は花を何種類か撮ってきました。
その中から、
まずフクジュソウです。
葉が茂っているものよりも、
写真のような姿のフクジュソウが好きです。


フクジュソウ

フクジュソウ
キンポウゲ科 フクジュソウ(アドニス)属


フクジュソウ

またアドニスが出てきましたので、
Adonis を英和辞書で調べました。
①ギリシャ神話で女神ヴィーナスに愛された美青年。
②美青年、好男子。                   
③ヨーロッパ産のフクジュソウ(福寿草)属の多年草。

前回のアネモネのギリシャ神話では、
アドニスの「血の中から同じ色の花が現れた」とだけ書きましたが、
『変身物語』にはそのあと、

その花を愛でる期間は短いのだ。
花の付き具合が悪く、
軽やかで落ち易いために、
アネモネというその名のもとになっているアネモス(風)が、
これを散らかすからだ。


と、はっきりアネモネと書いてあります。
アネモネはアネモネ属であってアドニス属でありません。

そして図鑑をよく見ると、
ナツザキフクジュソウという種類があって、
真っ赤な花の写真が掲載されています。
フクジュソウとは黄色い花だと思っていたのに・・・


フクジュソウ

もしかしたら、
アドニスの血は赤いフクジュソウになったのかも知れませんが、
深く考えないことにします。





◎  ワビスケ 

数奇屋

数奇屋
ツバキ科 ツバキ属 ワビスケ系

ワビスケ(侘助)は、
ツバキとチャの雑種といわれる。
葉も花も小ぶりで、
白・紅・絞りなどの一重の花を半開する。
花期はやや早く、晩秋から咲き、
茶花に賞用される。


数奇屋

小さくて、半開きというところに趣があると思うが、
「侘び」という風雅な言葉が名前に使われているのは、
どういう意味だろうと思って広辞苑を引いたら、
文禄・慶長の役(豊臣秀吉の朝鮮征伐)の際に、
侘助という人が持ち帰ったからだという説があるとのことで、
そうだとしたら、
趣のない理由である。

上の2枚は植物園に咲いていて
「数奇屋」と名札が付いていたが、
下の3枚は別のお庭に咲いていた。
名札も何もなかったが、
ワビスケ系だろう。


ワビスケ



ワビスケ



ワビスケ


◎  キンカチャ 

キンカチャ

神代植物園の温室に咲いていました。


キンカチャ

キンカチャ(金花茶)
ツバキ科 ツバキ属

ツバキ科の学名はThaeceae(何のことか分かりません)
ツバキ属の学名はCamellia(カメリア)

カメリアという名は
17世紀にチェコスロバキアの宣教師カメル(Kamel)が、
ツバキを東洋から西洋へもたらしたことによるそうです。

キンカチャは1965年に
中国広西省南部のヴェトナムに近い地方で発見されたそうです。
学名はカメリア・クリサンサ(C.Chrysantha)で、
クリサンサは黄色い花という意味です。
因みにクリサンセマム(Chrysanthemum)も黄色い花という意味で、
キク属の学名であり、菊の英名でもあります。

キンカチャの最後にチャ(茶)とついていますが、
チャノキの仲間でチャ亜属になるそうです。
ただし花はチャのように小さくありません。

キンカチャ

花の外側には艶があります。
ツボミでもそれがよく分かります。


キンカチャのそばにもう1本ツバキがありました。

きのさと

「日本の黄色椿」と書いてありました。
日本の椿と金花茶を交配して誕生した椿で、
「きのさと」という名だそうです。

特徴:淡い黄色の半八重の中輪咲きで筒咲き~抱え咲きと
藪椿の花姿をしています。
と書いてあります。
花はひとつしか付いていませんでしたが、
この花にはあまり黄色味がありません。
「淡い黄色」とはこんなものなのか、
もっと黄色い花もあるのか、
分かりません。


◎  スィートピー 

スィートピー

花瓶に活けたスィートピーです。
マメ科 ハマエンドウ属


スィートピー

優しい感じを出したいと思い、
ハイキーにしました。


スィートピー

イタリアのシチリア島原産ですが、
江戸末期にはすでに渡来していたそうです。


スィートピー

異名は麝香草、麝香豌豆。
スィートピーはSweet pea.
つまりは甘い匂いがする豆ということでしょうか。


◎  池上梅園 

ウメ

17日の日曜日、
写真仲間と一緒に
池上梅園に行ってきました。


ウメ

今年の梅は開花が遅く、
まだ咲いていない木も沢山ありましたが、
きれいな花もありました。


ウメ

この日はソフトフォーカスレンズで撮影しました。


ウメ

ソフトレンズはハイキーが合います。


ウメ

最後の写真は色味を変えてみました。
青空を背景に咲いていた紅梅なのですが・・・


◎  カンザクラ 

カンザクラ

22日に新宿御苑へ行ったら、
寒桜が咲き始めていました。
2~3分咲きの木、5分咲き位の木などがありました。


カンザクラ

カンザクラはカンヒザクラとヤマザクラ系のサトザクラ
またはハヤザキオオシマとの雑種といわれるそうです。


カンザクラ

新宿御苑にある多種類のサクラの中では真っ先に咲くようです。



カンザクラ

桜はやはり梅よりも華やかに見えます。




◎  新宿御苑の早春 

ウメ

新宿御苑の梅は咲き始めです。
全く花のない木もあり、
咲いていても、
花数が少ないです。


ミツマタ

ミツマタ
ジンチョウゲ科
樹皮の繊維が和紙の原料になります。
華やかな花色の品種ですが、
これも咲き始めです。


エリカ

エリカ
ツツジ科
地味で目立たない花色でした。
図鑑を見ると、
もっと華やかな花色の品種が沢山あります。


ボケ

ボケ
バラ科
まだツボミでした。
間もなく開くでしょう。


枯れ木

サクラ(多分ソメイヨシノ)の枯れ木。
開花はまだまだ先のことです。

向うに看板が見えます。
「髪がなければ付けましょう。
枯れ木に花を咲かせましょう」
といっているような気がしました。


◎  オオイヌノフグリ 

オオイヌノフグリ

今日は暖かい日となりました。
草むらに小さな宝石が輝いていました。


オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ
ゴマノハグサ科 クワガタソウ属

この年の春は遅々たり犬ふぐり

なかなかいい句ができました(笑)
実は元句があるのです。

古利根の春は遅々たり犬ふぐり    虚子

上五だけ変えてみました。
(虚子さん、ゴメンナサイ)


フクジュソウ

よく晴れたから、
フクジュソウもよく開いていましたが、
葉っぱがずいぶん茂ってしまいました。
もう3月になるのですから、
葉が茂るのは当たり前のことでしょう。


春の雲

空の雲が面白いので撮ってみました。


春の雲

白い線は飛行機雲です。


今日は4年に一度の2月29日です。
この日が誕生日の人にとっては嬉しい日でしょう。

この日に生まれる確率は 
1/(365*4+1)
つまり1461分の1です。
それ以外の日ならば
1/365です。

先日2000人近くが集まったコンサートで、
司会の方が
「この中に2月29日生まれの方はいらっしゃいますか?」
と聞いて見ましたが、
一人も居ませんでした。
2000人もいたら、
一人くらいいてもよかったようですが。。。


◎  彩翔亭の白梅 

彩翔亭

昨日紹介した
所沢航空記念公園のお茶室
「彩翔亭」の庭に咲く白梅です。


彩翔亭の白梅



彩翔亭の白梅



彩翔亭の白梅



彩翔亭の白梅

昨日の写真を撮った日は曇りでした。
この木に近づくと梅の香りが漂っていました。

今日の写真は、
その2日後の晴れた日に撮りました。
空は青いし、
花もよく開きましたが、
香りは少なくなったように感じました。


◎  桃の節句 

お雛さま

3月3日は雛祭り。
わが家ではこの一段だけを飾りました。

古びなや華やかならず臈たけれ   久女

「雛祭り」は「桃の節句」ともいい、
花屋さんでは花のついた桃の枝を売っていますが、
庭や畑に植えられた木に花が咲くのは大分先のことでしょう。

歳時記で「雛祭り」「桃の節句」は晩春の行事とされていますから、
本来は旧暦3月の行事です。
月遅れの4月頃になれば桃の花もほんとに咲くでしょう。


キクモモ

キクモモ
バラ科 サクラ属 モモの園芸品種

数年前の4月中ごろの写真です。
花の向うに見えるのは奈良の新薬師寺本堂で、
天平時代(1250年前)の建築で国宝です。


キクモモ



キクモモ

だんだんと花に近づきます。

八重咲きで花弁が細く、
花の形がキクににているので、
キクモモと呼ぶそうです。
江戸時代からの品種だそうですから、
天平時代から咲いているわけではありません。


◎  落ち椿 

落ち椿

落ち椿


先日、千鳥が淵戦没者墓苑のことを書いたせいかも知れませんが、
本棚から古い映画のパンフレットが出てきました。
この映画は見た覚えはありませんから、
多分娘が見て買ってきたのでしょう。


東京裁判


『記録映画「東京裁判」を完成して』
と題する小林正樹監督の文から抜書きしてみます。

劇映画「東京裁判」が企画され、
脚本も完成し、
映画化寸前まで進展したことがあった。
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
今日まで陽の目を見ずに終わってしまった。

・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
東京裁判への挑戦なくして私の戦争映画は終わらない。
いつかは、
私の戦争映画の集大成として真正面から取り組みたい題材であった。

その日が訪れてきたのは昭和52年、
5年前のことである。
しかもそれは劇映画としてではなく、
私の未知の領域である記録映画として私の前に登場したのである。
この記録フィルムは日本を占領した米軍によって、
東京裁判開廷の昭和21年5月3日から
昭和23年11月12日の閉廷までの2年6ヶ月の間、
東京裁判法廷で撮影(同時録音)されたものである。
その量は170時間、
50万フィートを超える膨大なものである。
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

そして5年後の今「東京裁判」は完成した。
私の戦争映画はここで終止符をうち、
「東京裁判」は私の作品系列の中にしっかりと刻まれたのである。

製作の過程で「東京裁判」は世界の情勢と歴史の流れの中に位置づけて
見直すという考えが次第に定着してきた。
ポツダム会談に始まり、
国際紛争の年表で終わる記録映画「東京裁判」が歴史の教訓として、
更に日本と世界を見直す広い視野への展開につながれば
私たちスタッフの願いは果たされたことになる。



その後に「裁かれる日本の17年8ヶ月」という解説文があります。
ここからも抜粋しておきます。

昭和21年1月22日。
ポツダム宣言に基づいて、
連合軍最高司令官マッカーサー元帥が、
極東国際軍事裁判所条例を発布し、
戦争そのものに責任のある主要戦犯を審理することとした。

戦後日本の進路を運命づけた「東京裁判」
正式名称「極東国際軍事裁判」である。

満州事変から支那事変、
太平洋戦争におよぶ17年8ヶ月間、
日本を支配した指導者百名以上の戦犯容疑者の中から、
28名が被告に指定された。

・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

5月3日。
開廷した裁判所では、
まず起訴状の朗読が行われ、
第1類平和に対する罪、
第2類殺人、
第3類通例の戦争犯罪および人道に対する罪に大別され、
55項目におよぶ罪状が挙げられた。
この裁判の一つの特徴は、
戦争の計画や開始そのものの責任を問う
「平和に対する罪」を設定したことであろう。
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

弁護側は、
戦争は国家の行為であり、
個人責任は問えないと異議の申し立てを行ったが、
個人を罰しなければ国際犯罪が実効的に阻止できないとの理由で、
裁判所はこれを却下した。

こうして23年4月15日まで、
実に416回の公判が行われ、
11月12日判決がいいわたされた。

28名の被告のうち、
発狂、死亡の3名が免訴され、
残る25名のうち、
7人が絞首刑を宣告され、
他の被告は終身刑または有期刑であった。

・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

処刑は昭和23年12月23日未明、
巣鴨拘置所で実施された。
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

終身刑および有期刑を宣告された被告のうち、
4人は服役中に病死し、
残りの被告は、
講和条約調印(昭和26年9月8日)後に仮釈放された。

そして、
昭和33年4月7日、
東京裁判に参加した11ヵ国政府は戦犯者の刑の免除を発表し、
東京裁判は名実ともに解消された。



落ち椿

最後にもう一つ落ち椿です。


◎  紅白梅 

白梅と紅梅と一緒の写真を、
と思って撮影しました。
好天で花は綺麗だったのですが、
写真にしてみると
色がパッとしませんので
どうしようかと思案しましたが、
折角撮ったので掲載します。
場所は新宿御苑です。
建物はその中のお茶室です。


紅白梅



紅白梅



紅白梅



紅白梅



紅白梅


◎  椿 

椿

先日掲載した落ち椿と同じところで撮りました。


椿

何故か俯いている花ばかりです。
昂然と顔を上げている花もありましたが、
花びらが傷んでいたりして、
綺麗でありませんでした。
俯いている方が美しく見えるでしょうか・・・


椿

最後の1枚も下向きですが顔を見せています。

今日は予約投稿です。
コメントにお返事が遅れ、
訪問できないでおります。
少々お待ち下さるようお願いします。


◎  フキノトウ 

フキノトウ

フキノトウ
広辞苑を引くと、

(「蕗の塔」からか)
春の初めに蕗の根茎から生え出る花茎。
ふきのじい。
ふきのしゅうとめ。
(春の季語)


とあります。
春になって芽を出したばかりで、
「爺」だとか「姑」だとか、
そんな名が付くのは何故でしょう。


フキノトウ

「トウが立つ」とかいいますが、
これも辞書を引くと、

①野菜などのとうがのびる。固くて食べられなくなる。
②年頃が過ぎる。さかりが過ぎる。時期が過ぎる。


とあります。
こんな意味である「トウ」が、
春の味覚として珍重されています。


フキノトウ

漢字を調べましたが、
難しい文字です。
辞書からコピーしても
ブログのテキスト文字では「蕗の薹」になってしまいます。
「トウ」はもっと複雑な文字です。

今日も予約投稿です。


◎  杉林 

杉林

先週の日曜日、山歩きをしました。
この辺りの山は杉ばかりです。


「落葉松」という北原白秋の詩があります。
その第二節、

からまつの林を出でて、
からまつの林に入りぬ。
からまつの林に入りて、
また細く道はつづけり。


これのパロディです。


杉林

杉の林を出でて、
杉の林に入りぬ。


杉林

杉の林に入りて、
また細く道はづづけり。


杉林

見上げれば杉。


杉の花

下を見れば、
風で落ちた葉の先に・・・
これが悪名をほしいままにしている
スギ花粉の元のようです。





◎  オオイヌノフグリ 

このところ多用で、
ブログの世界に浸れない日が続いています。

あっという間に日が経っていることに驚いてしまいます。
杉林のことを書きました。
この山を降りたところで撮ったフキノトウはその前に載せました。
3月9日のことを載せています。

季節のズレを感じてしまいますが、
同じ日の写真です。


オオイヌノフグリ

日当たりのよいところに、
青い宝石、
オオイヌノフグリがいっぱい咲いていました。


オオイヌノフグリ

先日別の場所で撮った花を掲載したので、
二番煎じですが、
お許し下さい。


雪の道

オオイヌノフグリが咲いていた日向に出る前の日陰の道です。
薄い層でしかありませんが、
雪が積もって、凍っていました。
つるつる滑るから雪の上は避けて通りました。
標高は600m位です。

上に、
「季節のズレを感じる」
と書いたのはこのことです。
あれ以来暖かい日が続いていますから、
この雪はもうなくなっていることでしょう。


◎  ソメイヨシノ開花 

東京のサクラ開花宣言は出たでしょうか。
東京の基準木は靖国神社にあるそうですが、
その開花宣言と一緒に
咲き始めるソメイヨシノが家の前にあります。

5階建てマンションの間にあって、
多分風当りが弱く、
日当たりの具合がよいのでしょう。
毎年付近のサクラよりもひと足先に咲くのです。


ソメイヨシノ

午後になって見上げると、
ひとつふたつ開いているようです。
200mmのレンズで撮ってトリミングしました。


ソメイヨシノ

開花宣言には花数が足りないかも知れませんが、
咲き始めているツボミもあります。
今日でなくても、
明日は開花宣言できるでしょう。


サクラ

ソメイヨシノでなくて、
名前は知りませんが、
葉も出ているサクラは数日前から咲き始めています。


サクラ



午前中に航空記念公園へ行きました。

ソメイヨシノ

そのとき撮ったソメイヨシノのツボミです。
低い枝でしたからマクロレンズで撮りました。


シダレヤナギ

枝垂れ柳が若緑になりました。


見渡せば 柳桜を こきまぜて みやこぞ春の 錦なりける
(花ざかりに京を見やりてよめる  素性法師)


そんな風景がもうすぐに見られそうです。


◎  ミモザ 

近所の家のミモザが今年も咲きました。
青空になるのを待って、
撮りに行ってきました。
(3月22日)


ミモザ

昨年も同じようなことを書きましたので、
繰り返しになるのですが・・・


ミモザ

図鑑をみると、
「フサアカシア」の別名として「ミモザ」と書いてあります。
他に「ギンヨウアカシア」という種類も載っていて、
撮ってきた写真はこれとそっくりです。
(葉の色が銀色に見えます)

検索で調べたら、

アカシア属で「ミモザ」として知られているのは「フサアカシア」であるが、
最近は派手な「ギンヨウアカシア」見ることの方が多く、
なかなか「フサアカシア」の木にはお目にかかれない。


という記事がありました。
本当は「フサアカシア」が「ミモザ」なのでしょうが、
最近は「ギンヨウアカシア」が多く植えられ、
これを「ミモザ」と呼んでいるようです。


ミモザ

「フサアカシア」も「ギンヨウアカシア」も
マメ科のアカシア属ですからよく似ているわけです。
どちらが「ミモザ」でも、
どちらも「ミモザ」でも、
よいのではないかと思います。


ミモザ

それよりも、
名前に「アカシア」とついていることに注目です。

札幌の並木として有名な「アカシア」は、
正式な名は「ハリエンジュ」で
別名「ニセアカシア」といいます。
これも「ギンヨウアカシア」と同じマメ科ですが、
ハリエンジュ属です。

「ハリエンジュ」は明治初年に北米から輸入され、
「アカシア」と呼ばれただそうです。
その後に本来のアカシア(アカシア属)の仲間が輸入されたので、
可哀想に「ニセアカシア」と呼ばれるようになったとのことです。

でも普通は「ニセ」を付けないで「アカシア」と呼んでいます。
札幌の「アカシア並木」も、
いろいろな歌に出てくる「アカシア」も
みんなこの「ニセアカシア」です。
「アカシアの蜂蜜」も
「ニセアカシア」の花の蜜だそうです。

くどくどと書きましたが、
「偽のアカシア」を「アカシア」と呼び、
「本物のアカシア」を「ミモザ」と呼んでいることになるようです。


◎  ハクモクレン 

ハクモクレン

前回の「ミモザ」と同じく、
3月22日の撮影です。


ハクモクレン

真っ白な花が咲き始めたし、
空は真っ青になったし、
早速撮ってきました。


ハクモクレン

ところがその日、
ソメイヨシノが咲き始めたので、
それを載せてしまいました。


ハクモクレン

今ではもう、
花びらが大きく開き、
茶色になってきています。


ハクモクレン

まだツボミを残した、
咲き始めの、
一番美しい頃の写真です。


◎  ハクモクレン(2) 

今日はソフトレンズの写真です。


ハクモクレン

ソフトフォーカスにハイキー。
純白のハクモクレンには合いそうな気がします。


ハクモクレン

はっきりと見えないものは
美しいと錯覚するのです。

昔から言います。
「夜目遠目笠の内」


ハクモクレン

そこでパロディです。

夜目遠目 ソフトレンズと 笠の内

ソフトレンズで撮ると
美しい人はより美しく
それなりの人は、
それなりに
美しく写ります。


ハクモクレン

最近は花粉症美人も多く見受けられます。

夜目遠目 大きなマスク サングラス

蛇足ですが、
ほんとに美しい人は
ボンヤリ見えても
はっきり見えても
いつでもどこでも
美しいです。


◎  花の下にて 

枝垂れ桜

3月28日撮影の枝垂れ桜です。
これを撮って帰宅すると留守電が入っていて、
義妹が亡くなったという連絡でした。
そして昨日はお通夜、今日が告別式でした。

昨日も今日も冬に逆戻りの寒い日でした。
今朝は殊に寒く、
冷たい雨の中を出棺しました。

遺族が骨壷を抱いて外に出ると、
晴れ上がって青空が出ていました。
焼き場の隣に寺があって、
桜が咲いていました。
ソメイヨシノだと思います。
午後の日を受けて、
青空をバックにして、
この上ない美しさでした。

ふと西行の歌を思い出しました。

願わくは 花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月のころ


枝垂れ桜

今日はカメラは持っていません。
28日の枝垂れ桜の続きです。


枝垂れ桜

この桜も、
寺の境内にありました。
枝垂れの向うに石仏が見えます。


◎  シロタエ 

シロタエ

シロタエ(白妙)
サトザクラの栽培品種。
明治時代に荒川堤から広まりました。


シロタエ

白色の大輪八重で花弁は15枚ほどになります。


シロタエ

花柄が短いため
花が下垂しません。
(と書いてありましたが、
写真では少し垂れていますね・・・)



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