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Photo & Essay

◎  曼珠沙華 


1週間ばかり前に撮った写真


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ブロック塀の前にずらりと並んで
曼珠沙華が咲いていた。

夕日の光が
背の高い1輪の影を
くっきりと描いていた。

「曼珠沙華」とは「天上の花」という意味だとか
墓場に植えられる花であるとか
「あの世」に因縁がありそうな感じがする。

黄泉の国 きっと夕映え 曼珠沙華     萩野谷三和

◎  曼珠沙華(その2) 


曼珠沙華は
墓場の花とか死人花とか
不吉な感じを持たれていた花だと思うが
最近は
赤い華やかな花として
人気が高くなってきているらしい。

というのは
今まで見かけなかった場所に
最近球根を植えたと思われる咲き方で
(つまり数本だけあちこちに)
咲いているのである。


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明るい背景に咲く



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暗い背景に咲く

◎  ゴンズイの実 


同じ道を往復したので
この実を往きにも帰りにも撮った。

帰りの方が
夕日を浴びて黒い実が輝いていた。


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初めてこの実を撮ったとき
「ゴンズイ」と題してブログに乗せたら
多くの(海釣りをする)読者から
「魚でないのか?!」という言葉をいただいた。
それで今回は「ゴンズイの実」とした。

魚のゴンズイ(権瑞)は
ナマズ科の海水魚で
背びれと胸びれに毒棘がある。
ナマズの仲間であるため
成魚になるとナマズによく似た姿となる。
毒針のせいで嫌われるが
毒針さえ取り除けば
白身の美味な魚であり
味噌汁や煮物、天ぷらなどで食される。

(Wikipedia)

植物のゴンズイの名はどこから来たののだろう?
上と同じくWikipediaを参照すると
名前の由来には諸説あり判然としない。
とあって四つの説を載せているが
有力らしい一説は
魚のゴンズイに由来し
それと同様に役に立たないため


魚は白身で美味しいと書いてあったのに
「役に立たない」とはどういうことか???

植物の方は
木材としての利用価値がないそうである。


◎  毬栗 


近所に
理由(ワケ)あって広い空き地ができた。
そこに栗の若木がズラーッと植えられた。
桃栗三年というだけあって
間もなく実をつけるようになった。

それから何年経っただろう。
みんな大きな木となり
秋になると沢山の実をつける。

植えられたのが道路沿いだから
歩道から写真が撮れる。


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実りを待つ


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実り


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実りの後

◎  福島の風景 


9月初旬に福島の温泉に行って来た。
帰りの日に撮った福島の風景。


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稲田

普段田圃の見えない場所で生活しているので
田圃が・・・稲が見えると嬉しい気持ちになる。

田圃がないって・・・都会に住んでいるってことではない。
我が家の近くは
畑ばかりで田圃がないのである。


正岡子規が新聞「日本」に連載した随筆「墨汁一滴」に
こんなことを書いている。
(明治34年5月30日)

東京に生まれた女で四十にも成って浅草の観音様を知らんというのがある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これも四十位になる東京の女に余が筍の話をしたらその女は驚いて
筍が竹になるのですかと不思議そうにいうていた。
この女は筍も竹も知って居たのだけれど二つの者が同じものである事を知らなかったのである。
しかしこの女らは無知文盲だから特にこうであると思う人も多いであろうが決してそういうわけではない。
余が漱石と共に高等中学に居た頃漱石の内を訪れた。
漱石の内は牛込の喜久井町で田圃から一丁か二丁しかへだたっていない処である。
漱石は子供の時からそこに成長したのだ。
余は漱石と二人田圃を散歩して早稲田から関口の方へ往ったが大方六月頃のことであったろう。
そこらの水田に植えられたばかりの苗がそよいで居るのは誠に善い心持であった。
この時余が驚いた事は
漱石は
我々が平生喰うところの米はこの苗の実である事を知らなかったという事である。


まさか
と思うようなことが書いてあるが
写真のように実った稲を見せれば
漱石もこれが「米の成る木」だと分かったかもしれない。


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巨峰

無断で葡萄畑に入ったわけでない。
ちゃんと料金を払って入った。


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竜神湖

これは福島でなく
茨城県常陸太田市である。
これを撮ったのは竜神大吊橋の上から。
橋の写真は明日に。

◎  竜神大吊橋 


竜神大吊橋は
平成6年に完成した日本最大級の歩行者用吊橋
長さ:375m
竜神湖面からの高さ:100m
渡橋有料:310円

橋の途中でバンジージャンプができる。
一回:16,000円


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主塔

高さ:36m


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吊橋

長さ:375m
明石海峡大橋と同じ構造だとのこと。


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竜図

橋を渡りきったところに描かれている。
橋の上流〜〜竜神峡には
竜が住んでいたという伝説があるとのこと。


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竜図を背にした橋の眺め


◎  紅芙蓉 


芙蓉は朝咲いて夕方しぼむ一日花
撮ったのが夕方だから
そろそろしぼむ頃
あるいはしぼみかけていたのかもしれない

芙蓉は秋の季語


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紅芙蓉引き立ててゐる空の青     大橋敦子



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惜しまるる芙蓉ひと日のいのちかな     門伝史会

黄昏や西方浄土向く芙蓉     capucino


芙蓉の俳句を調べたら
紅より白を詠んだ句が格段に多い
白芙蓉の方が詩になるらしい

◎  仙人草 


細長い花弁が4枚
長い雄蕊
スッキリして美しい花だが
毒があるそうで
馬や牛は食べないから
「馬食わず」の異名があるとのこと

そんな有毒の植物でありながら
花言葉は
安全
無事
あふれるばかりの善意

だというから
騙されないよう気をつけないと・・・


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◎  向日葵 


向日葵なんて夏の花
もう終わったでしょ
と言われそうだが
先日撮ってきたばかりの写真

種子を遅く蒔いて
咲く時期をずらしたのか
遅咲きの品種なのか知らないが
咲いていた場所は小平薬用植物園


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ツマグロヒョウモンがお食事中

◎  紅花常盤満作 


春の頃に見たことあるな〜と思い
調べて見たら
やっぱり春(4〜5月)に咲く
ベニバナトキワマンサクだった。

秋にも咲くと
netに何本か記事が出ていた。


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◎  蔓 


何の蔓かは知らないが
上からぶら下がっている形が美しい。

自然が造りだすものは
どうしてこんなに美しいのだろう。


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◎  狗尾草 


エノコログサは秋の季語
別名はネコジャラシ

古びた塀のそばにひと株の狗尾草が生えていた
日陰だが
幽かに夕日を浴びていた


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ゑのころと吹かれ青春はるかなり     岡本 眸



岡本眸さん(俳人)の訃報が先日の新聞に載っていた。
本名 曽根朝子
9月15日没
享年 90歳

岡本さんとは知り合いでもないし
お会いしたこともないが
10年ほど前
博多行きの新幹線の中で
お弟子さんと隣席になり
そのお弟子さんとお話ししたことがある。

長崎の精霊流しと
山鹿の灯篭まつりとを見に行く
旅行社のツアーで一緒になったのである。

私と同年代くらいの女性で
車中ずーっと
手帳とにらめっこしていた。
作句の手帳らしかった。

ふと話を始めたら
岡本眸さんの弟子だ・・・
今度も俳句を作りに行く・・・
私にもぜひ俳句を作れ・・・
そんな話をしていたが
「長崎に行って精霊流しを見たら
今夜の内に句を作ってしまわないといけない。
明日になったら臨場感が薄れてしまうから・・・」
そんな言葉が今も記憶に残っている。

◎  夕日影 


壁や羽目板に映る影が大好きで
見かけると撮っている。


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秋日暮れ無住の家の壁の影     capucino


年に数回くらいしか通らない道だが
そこにある庭付きの一戸建てで
随分前から空き家になっている。
どんな人が住んでいたのか知らないが
郊外の雑木林の中の住宅群の一画である。
当分このままだろうと予想しているが・・・

道路を挟んだ向かい側の家もかなりの年数空き家になっていた。
ここには年配のご夫婦が住んでおられ
奥様と言葉を交わしたこともあった。
お二人とも亡くなられ
遺産を引き継いだ方が売りに出されたのだろう。
かなり広い敷地だったから
後には
建売住宅が建てられ
大袈裟に言えばひと町内できた。

写真の家はそんなに広くないから
建て売りにしても2〜3軒だと思うが
どういう未来が待っているのだろう?


◎  ヒメムカシヨモギ 


雑木林を背景に立つ
背の高い草
これは「ムカシヨモギ」だと思いながら撮った。

かなり昔に図鑑で調べたことがあり
その名を覚えていたつもりだった。

改めて調べてみると
「ムカシヨモギ」はもっと小型の草で
大型の方には「ヒメ(姫)」がついて
「ヒメムカシヨモギ」というそうである。

名称に「ヒメ(姫)」がついたのは
花が小さいからで
草丈の所為ではないとのこと。

では「ムカシヨモギ」とは?
定説はないらしいが
日本に渡来したのが維新の頃だから「昔」
草姿がヨモギに似ているから「蓬」

ということで
「姫昔蓬」になったそうな。


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◎  傘男 


近所のお宅の玄関脇の塀の上に載っていた。

よく晴れた日に撮ったから
傘を横に外していたのかもしれない。

雨の日に行ってみたら
傘が頭の上にきているかもしれない。

風の日に行ってみたら
傘をたたんでいるかもしれない。


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◎  一隅を照らす 


この夏泊まったホテルの
廊下の曲がり角に置いてあったライト。

大浴場で温泉に入った後
この廊下を通ってロビーに行くと冷水があるので
それを飲んで部屋に戻る。
暗い廊下の一隅を照らすライトである。


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「一隅を照らす」
よく聞く言葉だが・・・
調べてみた。

「一隅を照らす」という言葉は
天台宗を開いた伝教大師最澄(767~822)が書いた
『山家学生式』の冒頭にあるそうだ。

国宝とは何物ぞ
(国の宝とは何か)
宝とは道心なり
(宝とは道を極めようとする心である)
道心ある人を
(この道心を持っている人こそ)
名づけて国宝と為す
(社会にとってなくてはならない国の宝である)
故に故人の言わく
(だから中国の晋の人はいった)
径寸十枚
(直径三センチの宝石十個) 
これ国宝にあらず
(それは宝でない)
一隅を照らす
(社会の隅にいながら社会を照らす人) 
此れ則ち国宝なり
(その人こそが国の宝である)


暗い廊下をロビーへと
導いてくれるこのライトは国宝!?


◎  ニチニチソウ 


可愛い花であるが
小平薬用植物園に植えられていたから
薬用植物である。

Wikipediaには
抗がん剤として用いられるが
脱毛などの副作用・毒性があるので
素人の利用は危険。
たんに食すると
嘔吐や下痢程度では済まないことになる。

と書いてあるから
見た目とは異なる恐ろしい一面を持っている。


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ニチニチソウ

キョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草。
初夏から晩秋まで次々に花が咲くので「日々草」という。

(Wikipedia)


先月亡くなった樹木希林さんが出演した映画「日日是好日」を見てきた。
チケットを買うとき窓口で「ヒビコレコウジツの・・・」と言った。

映画が始まった。
黒木華さんと多部未華子さんが従姉妹同士で大学生。
二人でお茶を習うことになり
師匠の樹木希林さん宅を訪ねる。
お茶室の長押に横長の大きな額が掛けてあり
そこに「日日是好日」と書いてある。
希林さんが「ニチニチコレコウジツ」と読んで説明を始めた。

えっ、「ヒビ」じゃないの!「ニチニチ」なの?
とびっくり。
帰宅して調べた。

「日日是好日」は(以下Wikipediaによる)
日本語の禅語としては「にちにちこれこうにち」と読むのが正しいとされるが
「にちにちこれこうじつ」とする例もある。
日常的な表現としては「ひびこれこうじつ 」とも読み
その読みで作品名などになっている例もあるが
同様に「ひびこれこうにち」
「ひびこれよきひ」とする例もある。


「ヒビ」が間違いというわけでないと分かって
ホッとした。

花の名前は?
「ヒビソウ」じゃ可笑しい。
やっぱり「ニチニチソウ」でないと・・・

◎  ルリマツリ 


可愛い花が咲いていた。


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ルリマツリ(瑠璃茉莉)

「瑠璃」は濃い青色のこと。
「茉莉」は「茉莉花=ジャスミン」のこと。

その「茉莉花(マツリカ)」はモクセイ科ソケイ属
花は香りが高くジャスミン茶(茉莉花茶)などに使われる。

しかし
「瑠璃茉莉」はイソマツ科ルリマツリ属
つまりジャスミンの仲間ではないから
香りはないが可愛い花である。

◎  デュランタ 


この花は
街を歩いていて
民家の軒先にぶら下げた鉢に植えてあるのと見たが
今回は植物園で見た。


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デュランタ

和名は「ハリマツリ(針茉莉)」
または「タイワンレンギョウ(台湾連翹)」

この花はクマツヅラ科デュランタ属で
昨日の「ルリマツリ(瑠璃茉莉)」とも「ジャスミン(茉莉花)」とも別種だが
またまた「茉莉」がついている。

花の形が似ているといういこともあるだろうが
名前の響きが良いこともあるのだろう。
「茉莉」は女性の名前によく使われるし・・・


◎  チョウマメ 


ちょっと見はアサガオみたいだが・・・


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チョウマメ(蝶豆)

名前の通りマメ科の一年草。

原産地のタイでは「アンチャン」と呼ばれるそうだが意味は分からない。
英語では「バタフライピー(Butterfly pea)」と呼ばれるそうだから
和名はその直訳?

中国広州では「藍胡蝶」と呼ばれるそうで
「蝶豆」より命名センスがあるように思う。

◎  オウコチョウの葉 


植物園の温室で葉っぱを撮った。
温室の屋根は透明だから
透かしてシルエットを撮ったら
面白い紋様になった。


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オウコチョウ(黄胡蝶)の葉

いかにもマメ科らしい葉の形である。
図鑑を見ると赤い花びらの縁が黄色で
雄しべの長い花が咲く。
その花が「胡蝶」のようだということでつけられた名前。
学名は「Caesalpinia pulcherrima 」で
「pulcherrima」は「最も美しい」という意味だと
名札に書いてあった。

その美しい花は咲いていなかったが
葉っぱが撮れて十分。
綺麗に揃っているようで
欠けていたり・・・
曲率が変わったり・・・
そこが自然の美だと思う。


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対比する人工物はないだろうかと探していたら
こんなのが見つかった。
極めて均一。

◎  ハイビスカス 


白い花が咲いていた。


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名札には「ハイビスカス」

赤や黄の原色で一重の花びら
長く突き出た蕊柱
いかにも南国を思わせる花であるはずなのに
これは白の八重
蕊柱も目立たない。

写真を撮ってきたけれど
ハイビスカスは
やっぱり普通の形がいいと思う。

◎  アデニウム 

◎  シオン 


紫苑はキク科の多年草。
若い頃住んだ社宅の前庭で
秋になると咲いていた。

社宅といっても鉄筋高層の建物でなく
木造2階建ての家だった。
かなりの戸数があって
広さがいろいろある。

新婚〜子供の出生〜子供の成長〜本人の年齢や身分
などに合わせて
だんだん広い家に移してくれる。
有難いことではあるが
頻繁に引っ越ししなければならない。

何代か前に住んだ人が紫苑を植えたのだろう。


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シオン(紫苑)

これは小平薬用植物園に咲いていた。


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来客中

「紫苑」という色名があり
この花の色
つまり「くすんだ青紫」である。

根や根茎に去痰作用、利尿作用があり
「紫苑」という名の生薬になる。

花言葉は
「君のことは忘れない」
「遠方にある人を思う」

◎  オオケタデ 


タデ科の植物。


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オオケタデ(大毛蓼)

2メートル位になる大きな草。


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タデというと
「蓼食う虫も好き好き」という言葉が思い出されるが
その蓼はヤナギタデで葉っぱが辛い。
ヤナギタテの花はわずかに赤みを帯びた白色で
赤くて華やかなオオケタデとは違う。

オオケタデに似て花が赤いのは
女の子がままごとで赤飯として使う
道端に生えているイヌタデである。

イヌタデの葉には辛さがないので
役立たずという意味合いで
名前にイヌがついたとのこと。

オオケタデは
葉汁に毒消しの薬効がある薬草だというから
役に立つ花である。
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