Photo & Essay

◎  オケラ 

今回をもちまして、
今年のブログ納めと致します。

一年間のご愛顧、
有難く厚く感謝申し上げます。
来年も相変わらずよろしくお願い致します。

皆さまどうぞよい年をお迎え下さい。


オケラ

オケラ(漢字:朮)(古名:うけら)
キク科オケラ属

日当たりのよい乾いた草地に生える多年草。
花を囲む苞葉が魚の骨を並べたようで人目を引く。
葉はかたく、
縁に細かな棘状の鋸歯があるのも特徴である。
若芽のうちは綿毛をかぶっていてやわらかく、
食用にされる。
根は胃の薬とするほか、
昔はいぶして湿気や黴を防いだ。

と図鑑にありました。
また広辞苑には、
根は健胃薬。
正月用の屠蘇散とし、また、蚊遣(かやり)に用いる。
若芽は山菜として食用。

とありました。

『おけら‐まつり(朮祭)』というのがありますが、
京都八坂神社で大晦日から元旦にかけて行う神事。
鑽火(きりび)で朮(おけら)を交えたかがり火を焚き、
参拝者はその火を火縄に移して持ち帰り雑煮を煮る。

(広辞苑から)

上記の、
『昔はいぶして湿気や黴を防いだ』
『正月用の屠蘇散として用いる』
とかの意味がこの祭りに込められているのでしょう。
写真のオケラはよく枯れていて、
燃え易そうでした。


オケラ

撮ったのは市立図書館脇の万葉植物園です。
そばに立て札があって、
ゆかりの和歌が書いてありました。
(「うけら」は「オケラ」の古語です)

恋しけば袖も振らむを武蔵野のうけらが花の色に出(づ)なゆめ
(巻14、3376)


これの大意として、
➀恋しいなら私が袖をふりましょう。
決してお前は恋心を顔色に表してはいけません。

とありましたが、
「うけら(オケラ)」との関係がはっきりしません。
そこで検索で調べたら、
いくらでも出てきますが、
少しずつ解釈が違います。

➁もし恋しくなったのでしたら、
袖を振って(私のことを)呼んでくださればよいのですよ。
武蔵野のうけらの花のように目だったことをしないで下さいね。
決して。

➂あなたがそれほど想ってくださるなら、
私の方から袖を振ってお応えしますから
武蔵野のうけらの花のように
恋しあっていることを
そぶりに出さないで下さいね。

④恋しくなったら袖くらい振りますのに。
武蔵野のおけらの花のように
目だったことをしないで下さい。

➄私のことを恋しく思って下さるならば、
人にはわからなぬように
そっと袖を振ってあげましょう。
ゆめゆめオケラの花のように顔色に出して、
人に気取られてはいけませんよ。


私とお前と二人いて、
「恋しく思う」のは誰?
「袖を振る」のは誰?
ということが上の句解釈のポイントになるようです。
下の句は大体合致しているように思われますが・・・


◎  枯紫陽花 

花の色はうつりにけりな・・・


枯紫陽花

枯れた紫陽花に夕日が当っていました。


枯紫陽花

すぐそばには
まだ色を残している花も・・・


枯紫陽花

こんな風に色を残している花と
一番上の枯れた花と、
すぐ近くにありながら、
何が違ったのでしょうか?


ずいぶん古くなりますが、
昨年の7月20日付け朝日新聞夕刊にのっていた
山口洋子さんの文です。

「人生の贈りもの」
引いて引いて残るのは


―――女にとって、老いは厳しい現実です。
 若いときから水商売をやってきた私は、
おんなが若さを失うことがどんなに残酷であるか痛いほど知りつくしました。
よくいう「美しく老いる」なんてのは幻想。
老いには老いの味があるといい募ったところで、
若いのに越したことはありません。
年をとれば誰でも醜くなる。
ばあさんはばあさん。
そこからどう老いと向き合うか・・・・・。


厳しいですね。
そうなんでしょうか~
「美しく老いた」おばあちゃまはいると、
私は思っていますが・・・


◎  ポートレート 

題名をどうしようか思案しました。
ほんとは「飾り窓の女」にしたかったのですが、
それではあのアムステルダムの女と間違われそうで・・・


ポートレート

歳末の街、
黄昏の迫る頃。


ポートレート

白い胸飾りの女。
髪飾りで店の名前が分かってしまいますね。


ポートレート

白い帽子の女。


ポートレート

上の3枚とは別の店の飾り窓です。


◎  クリスマス 

皆さんの所へサンタクロースは来てくれましたか?


クリスマス

トナカイだけいましたが、
橇はなく、
サンタの姿もありませんでした。


クリスマス

雪がないのか探したら
ツリーに下げられていました。
橇が滑るには結晶が大き過ぎるようです。


クリスマス

ここからは銀座通りの飾りつけです。


クリスマス

真珠店です。
四つの球体はバラの花で作ってあります。
下の円盤に散り敷かれているのもバラ(花びら)です。


5_IGP0415.jpg

貴金属店です。
東京タワー完成50周年の記念なのでしょうが、
クリスマスらしく、
左右には
雪で白くなった樅の木があります。

タワーの完成は1958年、
昭和33年の10月14日だそうです。


クリスマス

タワーだけを撮りました。

そばに説明があります。

純金製 東京タワー
¥50,000,000
K24 合計約5Kg
高さ 約66cm x 幅 約18cm x 奥行き 約18cm


値段が付けてあるのは
売り物だということでしょうか?


◎  クリスマスイブ 

時は足早に通り過ぎていきます。
21日は冬至でした。
明日がクリスマスですから、
今日はイブ。
暦の巡りあわせで
御用納めが例年よりも早めの26日。
31日は大晦日。


クリスマス

メリー・クリスマス!
キリスト教徒でもないのに・・・
なんてことはいわないにしましょう。
みんなが「クリスマスおめでとう」というのですから・・・

一昨日は都内に出ました。
月曜日なのに買い物客が一杯いました。
若い女性が多いようでした。
プレゼントの品選びかな、
と推察しました。


クリスマス

街の電飾の飾りを多少撮りましたが、
いい出来の写真はありません。
とてもシンプルで平たい形ですが・・・


クリスマス

これは銀座通りです。
道路の向こう側に素敵に飾った店がありました。
車の途切れた瞬間にシャッターを切りました。


クリスマス

銀座の歩道には小さなツリーが並んでいました。
そこに付けてあった星です。

聖書のマタイ傳を開きました。
(クリスチャンでないのに持っています)

イエスはヘロデ王の時、
ユダヤのベツレヘムに生まれ給いしが、
視よ、
東の博士たちエルサレムに来たりていう、
『ユダヤの王とて生まれ給へる者は、
何処に在ますか。
我ら東にてそのを見たれば、
拝せんために来たれり』
ヘロデ王これを聞きて・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
彼ら王の言葉をききて往きしに、
視よ、
前(さき)に東にて見し
先だちゆきて、
幼児の在ますところの上に止まる。
彼らを見て、
歓喜に溢れつつ、
家に入りて、
幼子のその母マリアと倶に在ますを見、
平伏して拝し・・・・・


ツリーのにはこんな意味があるのでしょう。


◎  枯れ薄 

今日は冬至。
それにしては暖かな日でした。

今年も残り僅かとなりました。
投稿もまばらになるかと思いますがご了承下さい。

枯れ薄

新宿御苑の日本庭園の池です。
こんな風に葉が枯れていれば「枯薄」になるのでしょう。
「枯薄」は冬の季語になります。

「枯薄」は「枯尾花」ともいいます。
幽霊の正体見たり枯尾花
が有名です。


枯れ薄

薄は芒とも書きます。

枯芒ただ輝きぬ風の中       汀女


◎  ロウバイ 

先日、
ロウバイの小さな蕾を見つけて撮りましたが、
5、6個もあるのに、
ピントがその内のただひとつにしか合っていませんでした。
今日は撮り直そうと三脚を持って出かけました。

なんとまあ、
もう咲いていました。


ロウバイ

こんなに沢山葉の残っている木もあります。
午後の日を受けて黄色く輝いていました。


ロウバイ

花の咲いている木、
あるいは枝は葉が少なくなっていました。


ロウバイ

調べてみたら、
昨年も12月21日にロウバイの花を撮っていました。

蝋梅の名の起源は、
蝋月(旧暦12月)に花を開き、
その香が梅に似ているから
という説があるそうですが、
太陽暦の12月に咲いてしまいました。


◎  サザンカ 


サザンカ

サザンカ(山茶花)
ツバキ科

ツバキ類のことを中国語では「山茶」といい、
その花つまり「山茶花(サンサカ)」が「サザンカ」になったそうです。


サザンカ

ツバキと違ってオシベは筒状に合着しません。
花弁も合着しませんから、
ばらばらに散ります。


サザンカ

山茶花の季語は「冬」です。
これに対して椿は「春」です。


サザンカ

こんな句がありました。

山茶花や遊女の墓の異国文字     山本利子

どんな物語が秘められているのでしょうか。


◎  長瀞 

長瀞の続きです。


長瀞

荒川の岸辺にピラカンサが真っ赤に実っていました。
これを過ぎた辺りから川の中に広がる岩畳を歩きました。


長瀞

岩畳です。
立て札がありました。

国指定名勝・天然記念物「長瀞」
「岩畳の姿と生い立ち」

この岩畳を形成している岩石は関東山地から九州まで細長く分布していて、
結晶片岩と呼ばれる。
薄く水平にはがれ易い性質をもっているが、
垂直な割れ目も沢山見られる。
どんな方向の割れ目が多いかは
生えている草の並び方で知ることができる。

秩父赤壁と呼ばれる対岸の絶壁は
割れ目の方向と無関係ではなさそうで、
割れ目は地下深くで大きな圧力を受けて作られた結晶片岩が
地表へ押し上げられた時にできたひび割れだと考えられる。



長瀞

振り返って見た岩畳。


長瀞

立て札に書いてあった赤壁はこれのようです。
もっと赤い岩を探していたのですが・・・

同じ名の映画 『赤壁(Red Cliff)』が上映されているようですが、
見ていません。


長瀞

岩畳の小高いところに休憩所があって、
そこに猫が日向ぼっこをしていました。


長瀞

向こう側の岸壁です。
猫に似ていませんか?


長瀞

次々と観光客を乗せた船が通ります。
この少し先が船の終点、
長瀞駅の近くになります。

観光バスが沢山来ていたようです。
船会社のバスで客を上流まで運び、
そこから船で下ってここへ戻ります。


長瀞

長瀞駅近くには土産物屋や食堂が並んでいます。
ある土産物屋の店先に置いてありました。

アンモナイト化石
約1億7000万年前の本物の化石です。
太古のロマンに触れて下さい。

とのことでした。


◎  長瀞の紅葉 

11月26日長瀞へ行きました。
テレビで紅葉が見頃といっていたからです。
ニュースを聞いてから出かけると、
たいてい盛りを過ぎています。
今回もそうでした。

西武線で西武秩父まで行き、
秩父鉄道に乗り換えて上長瀞で降りました。
ここからモミジを撮りながら、
荒川沿いに長瀞駅まで歩きました。


長瀞

上長瀞駅から少し歩くと埼玉県立自然史博物館があります。
この付近にモミジが沢山あります。

写真はモミジが2種類と
手前右端にメタセコイアの紅葉です。


長瀞



長瀞

モミジの枝に枯れた松葉がからんでいるのが邪魔ですが、
高いところは取り除くことができません。


長瀞

荒川の岸に出て川下を見ています。
向こう側が紅葉していますが、
紅いというよりは茶色でした。

川の中に石畳といわれる平坦な岩が広がっていて、
そこを歩くことができます。


長瀞

上流の方から川下りの船がやってきました。
立っている船頭さん二人しか見えませんが、
近づくと、
下の写真のように
お客さんが沢山乗っているのが分かります。


長瀞

次回に続きをアップします。


◎  多福寺の紅葉 

地元のお寺の紅葉です。
11月17日に撮影しました。

多福寺は元禄9年に川越藩主柳沢吉保が
この地の開拓農民の菩提寺として建立しました。


多福寺

惣門。
元禄9年のものだそうです。

扉には金色の武田菱がつけられています。
柳沢家は甲斐源氏武田氏の流れを汲むので
家紋は武田菱です。


多福寺

本堂のガラスに映る紅葉。
ガラスに描かれた紋は武田菱とちょっと違います。
何故でしょう?

本堂は明治16年の建立だそうです。


多福寺

本堂脇の観音堂の屋根にかぶさる紅葉。
観音堂は元禄9年の建立。


多福寺

天気のよい日で、
赤い葉に日が燦々と降り注いでいました。

他に立派な山門、鐘楼もあって、
そばにモミジの木があるのですが、
赤くなっていませんでした。


◎  南禅寺の紅葉 

先日の「京都御所」の次にアップする予定だったものです。
11月13日の撮影ですから、
約1ヶ月も経ってしまいました。

御所を拝観した後、
昼食は南禅寺門前の店で
湯豆腐料理を頂くことになっていましたが、
連絡の手違いがあったらしくて、
小一時間の自由時間ができました。


南禅寺

石川五右衛門が登って「絶景かな、絶景かな」
と叫んだという山門を通り過ぎていきますと、
赤くなったモミジがありました。
向うに見えるのは法堂です。

こんなに赤い木もあれば、
まだまだという木もある、
という状態でした。


天授庵

塔頭に天授庵という寺があり、
そこのお庭の紅葉がきれいだと、
ガイドさんが教えてくれたので入って見ました。
これは塀の外からです。


天授庵

庭に池があって、
水に紅葉が映っていました。


天授庵

あまりにもお天気がよすぎて、
折角真っ赤になっているのにうまく撮れない木もありましたが、
これは光の向きがいい具合でした。

カエデの種類は?
いわゆる赤ちゃんの手のような形で、
葉の大きさも小振りな
「イロハモミジ」だと思います。


◎  コハウチワカエデ 

紅葉の季節も終りのようですが、
撮った写真がありますので、
掲載します。

今年は各種カエデの名前を覚えたいと思っていたのですが・・・


コハウチワカエデ

コハウチワカエデ(だと思います)
カエデ科

ハウチワカエデというのがありますが、
図鑑によると葉は大きくて
直径で14センチくらいになるそうです。
天狗の団扇のような形だというのが名前の由来のようですから、
大きくて当たり前です。

コハウチワカエデは、
その半分くらい、
5~8センチくらいだとのことですから、
これは「コ」のつく方だと思います。


コハウチワカエデ

コハウチワカエデは
別名イタヤメイゲツというそうです。
イタヤカエデというのもあるからややこしいです。


コハウチワカエデ

「もみじ」は奈良時代には「黄葉」と書き、
平安時代以降「紅葉」と書く例が多いそうです。
どちらも現在は「こうよう」と読みますが、
古い発音では、
「紅葉」は「コウエフ」で、
「黄葉」は「クワウエフ」だそうですから、
昔は区別がありました。


◎  落ち葉 

散り敷いた落ち葉を
テンプレートに載せましたので、
こちらは1枚の落ち葉です。

濡れていると、
よくないものが連想されますが、
これは幸いに乾いていました。


落ち葉


11月24日に更新して以来、
昨12月8日の更新まで、
中13日間のお休みでした。

この間に、
4回の忘年会がありました。
今週はありませんが、
来週もう2回あります。
いい年をして多すぎると思っています。

またこの間に、
医院に2回行きました。
どちらも注射です。
内科はインフルエンザの予防。
整形外科は膝にヒアルロンサンです。

膝の具合はほとんど良くなったのですが、
このところ寒いので、
ほんのちょっとだけですが、
調子が悪いのです。

この注射はよく効きます。
始めて受けるとき医師に聞いてみました。
「ヒアルロンサンを含んだ健康食品を食べたら効きますか?」

答えは
「注射は効きますが、
食べて効くというのは、
医学的に証明されていません」

食べて悪いことはないでしょうが、
体内の必要な箇所に行きわたるとは思えません。

コレステロールが多く含まれているからといって、
卵を全く食べない人がいます。
食べたコレステロールのすべてが
体内のコレステロールになるわけではあるまいと思っています。


◎  ハナノキ 

長らくお休みしてしまいました。

この間、
旅行をしていたわけでも、
病気をしていたわけでもありません。
何かと用があったり、
休みついでの怠け心が出たりした結果です。

これからも気儘に投稿させて頂きますので、
よろしくお願い致します。


ハナノキ

ハナノキ(花の木)
カエデ科

昨日新宿御苑での撮影です。
葉はかなり落ちていましたが、
まだきれいな葉も残っていました。


ハナノキ

説明板によると、

【絶滅危惧Ⅱ種】だそうで、
『山間の湿地に生える落葉性の高木で、
高さ30mにも達する。
日本固有種。
長野、岐阜、愛知の3県にまたがる狭い地域に自生している。
森林の伐採や湿地の開発により減少している』

と書いてありました。


ハナノキ

図鑑を見ると、

4月頃葉の出る前に深紅色の花が咲き、
特に雄花は多数集まって付き、
美しいので「花の木」の名がある。

と書いてあります。

花はまだ見たことがありません。
来春には見たいものと思っています。



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