Photo & Essay

◎  ロイヤル・マイル 

エジンバラ城から見たニュータウンを紹介しましたが、
もちろんオールドタウンもあります。

城から東にまっすぐ1マイル(=1.6km)の市街がオールドタウンです。
東端にホリルードハウス宮殿があります。
ここはイギリス王室のスコットランドにおける宮殿として用いられており、
私たちが訪れたときはちょうど、
チャールズ皇太子ご夫妻が滞在中とのことで、
見学できませんでした。
お留守のときは見学できるそうです。


ロイヤル・マイル

城から宮殿までの1マイルの旧市街を「ロイヤル・マイル」と呼んでいます。
城が山の上にありますので、
次第に坂を下っていくことになります。


ロイヤル・マイル

いろんなお店が並んでいますが、
観光客が多いからお土産やさんも沢山あります。
スコットランドといえばタータンチェック、
あちこちの店で目につきます。

男性がスカートをはいていますが、
そのチェック模様は家紋のように、
家毎に異なっているそうです。


ロイヤル・マイル

ロイヤルマイルのほぼ中程に聖ジャイルズ教会があります。
宮殿の見学ができないので、
代わりにこの教会を見学しました。


ロイヤル・マイル

教会の中に小さな美しい礼拝堂があります。
ここに女王がお出でのときお掛けになる椅子があり、
その前のテーブルに紋章が描かれていました。

白地に赤の十文字とライオンがイングランド、
青地に白のX印と一角獣がスコットランドです。
これを見るとイギリス国旗の成り立ちが、
何となく理解できます。
調べてみたら、
もうひとつアイルランドの旗(白地に赤いX印)
が加えてあります。

女王は国王であるとともに、
イギリス国教会の長でもあります。
カトリックでいえば、
バチカンの法皇に当たるのです。


ロイヤル・マイル

街角のビル。


ロイヤル・マイル

市内観光のバスは、
お天気がよいので2階が満席です。
その向うは2階建ての路線バス。
手前の乗用車は何だったでしょうか~


ロイヤル・マイル

角地にあるパブの横壁に描かれていました。
パブの名前が"DEACON BRODIE"だったようです。

ここにはウィリアム・ブロディ(1741~1788)の略歴が書いてあります。
通称は「デーコン・ブロディ」だったようです。
彼は腕のよい箪笥職人で、
ギルドの組合長(Deacon)、エジンバラの市会議員でもありました。
昼は表の肩書きで仕事。
箪笥の鍵や家の鍵の製作、修理、泥棒除けの工夫も得意でした。

そして夜は、
強盗、泥棒。
合鍵作りなどはお手の物でした。
稼いだ金で妾を囲ったり、ギャンブルに励んだり・・・
最後は、
スコットランド間接税務局本部の襲撃計画が露見して、
捕えられ、
処刑されました。

このウィリアム・ブロディが、
「ジキル博士とハイド氏」のモデルになりました。


ロイヤル・マイル

「ジキル博士とハイド氏」の他に
子供の頃に読んだ「宝島」も書いたのが、
ロバート・ルイス・スティーブンソン(1850~1894)です。

写真のアパートの赤い扉。
ここがスティーブンソンの住まいでした。
門灯の陰になっていますが、
壁にプレートが貼ってあり、
”The Home of ROBERT LOUIS STEVESON 1857~1880”
と書いてあります。

このアパートはロイヤル・マイルではなく、
ニュータウン、泊まったホテルのすぐそば、にありました。


◎  エジンバラ城 

日程表では、
成田発:6/3 11:30
ロンドン着:15:45(現地時間-----時差8時間)
ロンドン発:19:00
エジンバラ着:20:25
となっていて、
ほとんど定刻で発着しました。

ロンドン(ヒースロー空港)で3時間以上の待ち合わせ、
暇を持て余すだろうと予想していたのですが、
結果的には、ちょうどよい位、
ほんのチョッと余裕があった位でした。

まず入国審査。
これはそんなに手間取らずに済みました。
それから国内線に乗り換えるのですが、
そのためのセキュリティチェック、
これが大変でした。

日本の場合は、
国際線に比べ、
国内線は多少検査がゆるく、
つまり簡単ですが、
ロンドンでは国際線と同等以上の厳しさでした。

上着を取れ、
ベルトを外せ、
靴を脱げ(靴底が厚めだと)などなど。
そして引っかかる人がいるとやり直し。
国内線だからなのか、
検査ゲートが一カ所だけですから、
時間が掛かります。

ようやく終わって、
次へ行くと、
顔写真を撮って・・・
データナンバーの記録をパスポートに貼付けてくれました。

ここで一段落ですが、
出発のゲートNo.がまだ決まっていないから動きようがありません。
その間に売店で水を買ったり、
夜食用にサンドイッチを買ったり、
ベンチに腰掛けるほどの時間はありません。

ゲートが決まって、
そこへ移動です。
それが長い道のりで・・・・・
空港の端から端迄歩いたかと思うほどで、
ようやく到着。
待合室の入り口で、
搭乗券とパスポートを見せると、
さっきのデータナンバーでパソコンに顔写真を呼び出して照合。
どんな必要性があるのか分かりません。。。

空いているベンチを見つけて腰を下ろすとすぐ、
搭乗開始。
というわけで、
退屈しないで済みましたが・・・・・

エジンバラ到着。
全員のスーツケースが出るのを待って、
外に出たのは21時頃だと思いますが、
まだ青空に白い雲が浮かんでいました。


エジンバラ城

1泊して、
翌日は快晴。
スコットランドは寒いと聞いてきたのに、
南イタリアのようなお天気でした。
まずはエジンバラ城の見学です。

城は急峻な岩山の上に建てられているのですが、
それをお見せする写真がありません。
バスがぐるっと山裾を廻ってくれたので、
見ることはできましたが、
写真が撮れません。

山上の街の方から入った眺めです。
急な岩山は向こう側になるのでしょう。

幾度もの戦闘で破壊と再建と増改築と、
繰り返されてきた城だそうです。


エジンバラ城

ここは現在、イギリス軍が使用しているそうです。
この3人はどういう御用か知りませんが、
歩調を揃えて坂道を登って行きました。
靴音は高いのですが、
北朝鮮の軍隊の行進みたいに足を上げる行進ではありません。


エジンバラ城

城内でいろいろと撮りましたが、
どれが何だか、よく分からない、というのが本音です。
この小さな建物は、
多分牢獄です。


エジンバラ城

岩山のお城ですが、
花も植えてありました。


エジンバラ城

見晴し台からの城内の一部です。


エジンバラ城

見晴し台から街の方を見た景色です。
すぐ下が城壁で、
その下の緑の木々が公園。
その向うの市街がニュータウン。
ニュータウンといっても18世紀以降に造られたそうですが・・・
その向うの海が北海。


エジンバラ城

建物の内部はほとんど撮影禁止でしたので、
パンフレットの写真ですが、
この王冠は3種の神器のひとつです。
王冠のほかに、
御剣と御笏と展示されています。

日本の皇室の3種の神器はどのくらい古いものでしょうか?
スコットランドに伝わるこの神器は、
キリスト教世界では最古のものだと書いてありました。


◎  グリニッジ 

6月12日の午前中はロンドン市内観光の予定で、
バッキンガム宮殿などが主要な目的地でしたが、
最初に書いた通り、
当日は女王誕生日に当たるため、
観光場所を変更して、
グリニッジへ行きました。


タワーブリッジ

途中に写真ストップした「タワーブリッジ」です。
橋の手前に見える軍艦は、
HMSベルファスト号という巡洋艦で、
第二次大戦や朝鮮戦争で活躍したそうです。

タワーブリッジの左手前に「ロンドン塔」があったはずですが、
撮ってありません。
昨夜になって漱石の『倫敦塔』を読んでみました。
牢獄、拷問、処刑の場として用いられた悲惨な歴史。
対岸に行ったのですから、
せめて1枚撮っておけば・・・


グリニッチ

世界標準時で有名なグリニッジの旧天文台で、
博物館になっていて見学できます。


グリニッチ

ステンレスの輪があって、
地面にある銀色の2本線に挟まれたベージュの線が、
基準の子午線(経度0°)です。
右が東、左が西で
世界の主な都市の経度が書いてあり、
"Tokyo 139°45′ E"と書いてありました。

この地点の時間(グリニッジ標準時)を基準として、
経度15度毎に1時間の時差が生じるわけですが、
日本との時差は9時間です。
ただし現在サマータイム実施中のため8時間になっています。


グリニッチ

旧天文台は高台の上にあります。
北側を見下ろすと、
正面に見えるのが旧王立海軍学校です。
その向うはテムズ川、
その向うに高層ビルが見えました。
ロンドンの中心部に高層ビルはなかったようでしたが・・・


グリニッチ

南を向くとマロニエの並木道になっていて、
その両側は広い公園です。
マロニエは花が終わって実になりかけていました。


グリニッチ

公園には鳩とリスがいました。
ガイドさんが胡桃の実を用意していて、
それを手のひらに載せて差し出すと、
近づいてきて食べます。
カメラを向けても逃げません。
ガイドさんが
「ここのリスはカメラ慣れしています」
といいます。
観光客のためにガイドたちが餌付けしたのでしょう。
写真が撮れて嬉しいような、
ちょっと哀しいような・・・

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ロンドンの写真はまだまだありますが、
これで終わりにして次へ移ります。
実は旅の最後がロンドンでした。
成田を立って、
ロンドンのヒースロー空港に到着。
国内線に乗り換えてスコットランドの首都エジンバラに飛び、
そこから旅が始まりました。
次回はエジンバラです。


グリニッチ

またバラを1輪おまけです。


◎  イギリス 

前回に続いて、
ロンドン、トラファルガー広場近くの写真ですが、
題名は大きく「イギリス」です。
政治の中心地だからです。


ロンドン

女王のお住まい、バッキンガム宮殿。
12日が誕生日で、
ここに近寄るのは大変だとのことで、
前日の夕方に訪れました。

エリザベス2世はイギリスの女王様ですが、
「イギリス」について再確認してみます。

例えば「アメリカ」という国があります。
正式には「アメリカ合衆国」といい、
略して"USA"と呼びます。

これに倣うと、
「イギリス」という国の正式名称は
「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」
という長いもので、
略して"UK"と呼びます。(United Kingdom)

「グレートブリテン」には「イングランド」「スコットランド」「ウエールズ」が含まれ、
これに「北アイルランド」を加えたのが「イギリス」です。

今回の旅は「イングランド」と「スコットランド」でした。
いまでは一緒の国になっていますが、
この2国は昔から戦争を繰り返してきたそうです。

南アフリカで行われているワールドカップに出場しているのは、
「イギリス」ではなくて、
「イングランド」です。


ロンドン

バッキンガム宮殿の衛兵です。
「衛兵の交代」が有名ですが、
それは見ていません。


ロンドン

前回のトラファルガー広場から南へ下ると政治の中心地です。
まず近衛騎兵隊の司令部があります。
観光客がぞろぞろと入って行くのでついて行ってみると、
奥には広い馬場があり、
途中2カ所に衛兵が立っていました。
すぐそばで撮影できました。


ロンドン

近衛騎兵隊の先には
首相官邸、外務省、政府庁舎、と続きます。
道路を挟んで官邸の向い側は国防省です。
写真は政府庁舎です。

官邸は立派な建物ですが、
歩道から数段、石段を登るとすぐ入り口になっていて、
前庭のようなものはありません。


ロンドン

政府庁舎の十字路を東に曲がると、
ビッグベン(議事堂の時計塔)が見えてきます。


ロンドン

そのまま真っすぐ進むと
テムズ川に掛かったウェストミンスター橋があります。
それを渡って振り向くと国会議事堂の全景が見えました。

国会議事堂の向うにウェストミンスター寺院があり、
この一帯が"City of Westminster"です。
ここから東北3kmほどの所に
セントポール大聖堂やイングランド銀行などがあり、
そちらが"City of London"です。
大ロンドン市は
これらを含む多くの特別区からなっています。


バラ

華やかな写真が出てきませんでしたので、
バラを1枚載せておきます。


◎  トラファルガー広場 

長い間お休みしておりましたが、
再開しますので、
よろしくお願いします。


ロンドン

上の国旗を見ればお分かりのように、
イギリスへ行ってきました。

ここはロンドンです。
この道路を通り抜けると女王のお住まい、
バッキンガム宮殿があります。
この日(6月12日)はエリザベス2世、
84歳の誕生日に当り、
式典があったので、
このように国旗が立てられたものと思います。

女王には誕生日が2回あるそうです、
ほんとに生まれたのは1926年4月21日ですが、
女王誕生日に軍隊に新しい軍旗を与える式典があるのに、
4月は雨が多いので、
気候のよい6月に公式誕生日を設定しているとのことです。

上の道路の手前がトラファルガー広場になります。

時間がなかったので式典は見に行きませんでしたが、
ブログを始めた頃に
若き日(1963年)の女王の写真を載せたことがありますので、
よろしければご覧下さい。
「エリザベス女王陛下」


ロンドン

広場から見ると、
立派な門(海軍門)があり、
これを潜ると1枚目の写真になります。


ロンドン

広場には噴水があり、
そのそばに
高い柱が立っています。


ロンドン

ネルソン記念柱です。


ロンドン

柱上のネルソン提督像。

イギリス海軍は、
1805年10月21日、
スペインのトラファルガー岬の沖合で、
フランス・スペインの連合艦隊を破り、
ナポレオンの英本土侵略を阻止しました。
ネルソンはイギリス艦隊の司令長官で、
戦いには勝ちましたが、
戦闘中に狙撃されて戦死しました。

広場の名はこの海戦を記念したものです。


ロンドン

ネルソン記念柱の回りには4頭のライオン像があります。
ライオンは王を象徴するとかで、
あちこちで見られますが、
三越デパートのライオンは
ここの像をモデルにしているそうです。


ロンドン

広場の北側には美術館、
ナショナルギャラリーがあります。
膨大な西洋絵画のコレクションを誇り、
この日はここを観覧しましたが、
とても全部見切れませんでした。

パリのルーブル美術館や
スペインのプラド美術館が、
王家のコレクションを基にしているのに対し、
政府が国民のために集めたものだそうです。

有名な大英博物館も含め、
美術館などは
すべて入場無料です。


ロンドン

休む前のブログにバラ(ブラックティ)の花を載せて、
旅先のヒントとしましたが、
「バラの国」「紅茶の国」というつもりでした。
そのことについては後日に書きたいと思っていますが、
「イングランドの花」が赤いバラだということなので、
とりあえず載せておきます。


◎  花いろいろ 

マツ(メバナ)

松の雌花です。
雨上がり、
雨滴を載せて、
とても可愛い色でした。


マツ(オバナ)

雄花は?
というとこれです。
ただし別の木だったし、
松の種類も多分違っています。


タニウツギ

タニウツギ


ホオノキ

ホオノキ


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月曜日の朝日新聞に読者投稿の俳句が載ります。
5/31分の長谷川櫂さん選句から。

1席:
菖蒲湯に被爆の五尺沈めけり    松重幹雄
読後感:「ウーン」
選者評:みどりの菖蒲湯と、
あの日、原爆の放射能を浴びたわが体と。
無惨だが神聖な世界。


2席:
花屑や往きてビルマの草の蔭    伊藤信昭
読後感:「ジーン」
選者評:散り果てた桜の花びらを見ての一句。
ビルマの戦場に果てた若者をしのぶ。


3席:
女にも女の力柏餅    縣 展子
読後感:「ん?」
選者評:時代を超えて脈々と伝わる女の力。
この女の力があってこそ、
男は自由に遊ばせてもらえる。

選者評の読後感:「同感!」


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暫くの間ブログを休みます。
再開は6月20日前後のつもりです。
「どこかへ行くのだろう」とお思いでしょうが、
行き先のヒントは下の花です。


ブラックティ

ブラック・ティ(Black tea)


お出で頂いている方々への訪問を怠っておりまして、
誠に申し訳ありません。
再開後にお邪魔致しますので、
悪しからずご了承下さい。



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