Photo & Essay

◎  フランス菊 

以前はこの花をマーガレットだと思い込んでいました。
しかしフランス菊とマーガレットは、
花はそっくりに見えますが、
葉っぱが違うことを知りました。

道ばたにいっぱい咲いていました。


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「杞憂」という言葉があります。
「取り越し苦労」の意味に使われています。

日本に住んでいて、
地震や津波を心配することを「杞憂」だという人はいないと思います。

原発から放射性物質が飛散するのではないかと、
心配していた人たちはいました。
それに対して「杞憂」という言葉は使わなかったみたいですが、
「そんなことは絶対に起きない」と断言していた人たちはいたようです。

「杞憂」の原典から、
その内容を紹介してみたいと思います。

古代中国に「紀」という国があった。
天が落ち、地が崩れたら、自分の居場所がなくなる、
それが心配で、
食べ物も喉を通らず、夜も眠れない人がいた。
それを聞いた人が、
「天は積気(大気の集まり)であって、全体が大気で満ちている。
その中で体を動かし、呼吸をし、終日生活しているのだから、
天が落ちてくる心配は不要だ」と諭した。
「天が積気であるとしても、
太陽や月や星は落ちてこないのか」と聞き返すと、
「太陽や月や星は積気の中で光っているだけの存在で、
仮に落ちて来ても怪我をするようなものでない」と教えた。
「大地は崩れないのか」と聞くと、
「大地は積塊(土の塊)であって、四方の空間は土で満ちている。
その上を歩き回り、終日生活しているのだから、
大地が崩れる心配は不要だ」と答えたので、
その人は、ようやく安心し、喜んだ。
そして、諭した人も喜んだ。

話はまだ続くのですが、
ここ迄の話はご存知だと思います。
改めて読んでみると、
何故心配し始めたのか?
こんないい加減な説明で、何故納得したのか?
分からないところもありますが、
これが書かれたのは今から2500年くらい前のことで、
作り話なのでしょうから・・・

今の私たちは、
6500万年前に小惑星が地球に衝突して、
全盛を誇っていた恐竜が絶滅したことを知っています。
これは「星が落ち」てきて、
恐竜の「居場所」がなくなったのでしょうし、
原発事故で放射能が飛散して、
それ迄の「居場所」を追われたのは、
「天が落ち」てきたといってよいのかも知れません。

大震災では、
大地が崩れ、液状化し、
海が割れて、津波が押し寄せ、
多数の人たちが「居場所」を失いました。
(古代中国の人は、こんな災害を知らなかったのでしょう)


続きは次回に。


◎  花いろいろ 

今日は暑い日でした。
39度を超えた所があったとか・・・
わが市は33度くらいだったようですが、
道路の表面では40度を超えていたことでしょう。


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ゼニアオイ
背景は広い畑です。
その向うには栗の木が並んでいて、
花の匂いが一面に漂っていました。


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クチナシ
この花は虫が好むようで、
白い花びらに小さな黒い虫がいっぱい乗っています。
息を吹きかけたり、
指でそっと退けたりして、
そしてカメラを向けると、
またやってきます。


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サルビア
花壇に苗が植えてありました。
まだ草丈も短いのに、
ちゃんと咲いています。


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ヒメジョオン
春先から咲いていたハルジオンと
花はそっくりですが、
今咲いているのはヒメジョオンです。

手前でボケているのはアジサイです。
黄色が咲き始めの花で、
緑が葉っぱです。


◎  ハナショウブ 

東村山市、北山公園のハナショウブの続きです。

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技術評論社から『電脳会議』という情報誌を送ってきます。
面白い情報やら、
同社の出版物の紹介やらがあります。

『Wordのストレス解消読本』という本の紹介があったので、
題名につられて購入しました。
読むほどに、
Wordの世界に深入りするほどに、
かえって「ストレス」が増してしまった、
なんていういう失敗談もありますが・・・

先日届いた vol.143 から引用します。
「プログラマの夫にお使いを頼んだら・・・」というジョークです。

「お使いを頼むわ。
牛乳を1パック買ってきてちょうだい。
卵があったら6つお願い!」
しばらくして夫は牛乳を6パック買ってきました。
妻は聞きました。
「なんでまた牛乳を6パックも買ってきたのよ?」
そこで夫は答えました。
「だって卵があったよ」

プログラマは、
(もし卵があったら)
(牛乳を6買ってくる)
(もし卵がなかったら)
(牛乳を1買ってくる)
という命令だと解釈するわけです。


普段からコンピュータに仕事を命じるプログラムを書いていると、
自身の思考回路も同じようになっているんじゃないか、
という笑い話ですが、
物事を正確に伝えるのは難しい、
ということも表していると思います。

一方では、
始めから正確に伝えようとしない、
意図的に曖昧にしておこうという表現もあります。
「一定のめどが付いた段階で責任を引き継ぐ」
「第3次補正予算は新しい体制のもとで」


菅さんの奥様がご主人に買い物を頼んだら、
どんな買い物をしてくるのか?
想像してみると楽しいです。


◎  アジサイ 

アジサイの時期ですが、
咲きそろった木もあれば、
これからの木もあります。
主に咲き始めの花を載せます。

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ここまでは、
田舎で撮った、
初々しいアジサイたちです。


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最後は都会のアジサイ。
東京は銀座4丁目ミキモト本店前です。
店内は覗きもしないで、
ケータイで撮って、
サヨナラしました。

昨日、汐留まで行ったので、
銀座8丁目から1丁目まで歩いてみました。
途中でアップルのショウルームに寄って、
iPadで遊んでみました。
こういうもので読書するようになっていくのでしょうか?
写真がデジタルに変わって保管スペースが要らなくなったように、
本棚も不要になるのでしょうか?


◎  ホウズキとヒルガオ 

ひっそりと咲く、
地味な花たちです。


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散歩しているとき、
ホウズキが咲いていることに気が付き、
数日してから行ってみたら、
もう実になって居ました。
咲き残りの花です。


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撮ってから1週間になりますが、
こんな風に・・・実になっていました。
この葉っぱは美味しいのか、
虫食いの穴だらけです。


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「ひっそり」という感じで咲くヒルガオ。
この淡い色合いがなんともいえず美しいです。


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清少納言風に書けば、
ひるがほの ひとつ ふたつ よっつ いつつ など咲きたるも いとをかし。


◎  北山公園 

北山公園にハナショウブを撮りに行ったら、
ハナキササゲが満開でした。
例年、ハナショウブの頃には終わりかけているのですが、
今年はよい具合でした。

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ハナキササゲ(花木大角豆 )
ノウゼンカズラ科
公園の入り口近くに立っているかなり大きな木です。


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きれいな花です。
そして、よい香りがします。


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イネ(稲)
イネ科
田植えの済んだ田んぼです。
ハナショウブの田んぼと隣り合わせです。

何でこんなものを・・・
と思うでしょうが、
わが家の近くには田んぼがありません。
あるのは畑だけです。
周り中が田んぼという町で生まれ育ちましたから、
田んぼを見ると郷愁をそそられるのです。


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青田や稲穂は撮ったことありますが、
イネの花は撮ったことがありません。
今年は狙ってみたいという気がしますけれども、
近くに田んぼがないのだから、
よほど気をつけていないと、
果たせない可能性が高いのですが・・・


◎  ハナショウブ 

13日に東村山市の北山公園へ行ってきました。
咲き具合も、人出も、まあまあというところ。
ハナショウブを見る人がほとんどですが、
中にはハナショウブ畑に背を向けて、
池の向うの、
カワセミ撮影に夢中の人たちもいました。


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どこかの施設から出かけて来たのでしょう、
介添え付きの車椅子の老人たちも多数見えました。
こうして、
季節の花を見に連れて来てもらえるのは幸せなことでしょう。


◎  カシワバアジサイ 

毎日が曇りか雨で、
梅雨まっただ中。
アジサイが盛りを迎えていますが、
あちこちのお宅でカシワバアジサイを見かけます。
人気があるのでしょう。

花穂は最初上を向いていましたが、
開いた花の重みのせいか、
毎日降る雨のせいか、
だんだんと下向きになってきています。

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古くからお付き合いの米屋さんも、
大きな鉢植えのカシワバアジサイを店先に出しました。

昔は、近くで米が買えるのは
この店だけでしたが、
現在はどこのスーパーでも買えるようになりましたから、
売り上げも随分減ったのでは、
といらざる心配をしています。
応援したいという思いから、
なるべくこの店で買うようにしているのですが、
ついつい浮気をしたり・・・

でも米屋さんは、
こうして生き残っていますが、
酒屋さんはほとんどなくなってしまいました。
酒のデスカウントショップ、スーパーの酒売り場・・・
ライバル多数。
うつせみの世は無常!

話がだんだんとカシワバアジサイの花穂みたいに、
下向きになってしまいまして、
申し訳ありません。


◎  スモークツリー 

こんな木を見つけました。
調べたら、ウルシ科の「ハグマノキ」です。
「ハグマ」は「白熊」と書きます。
これを「しろくま」と読めば「ホッキョクグマ」のことですが、
「はぐま」と読むと「中国産のヤクの尾の白い毛」のことで、
払子(ほっす)や槍•旗などの飾りに用いるそうです。

この木の別名はいろいろあって、
「スモークツリー」、
これを日本語にして「煙の木」、
それに「霞の木」など。
「スモークツリー」という名が気に入りました。

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図鑑には、
1870年に渡来した。
京都同志社大学の大木は有名。
高さ5~8㍍になる。
6月頃、黄緑色の目立たない花を開く。
花のあと花柄が糸状にのびて、
花序全体が白煙のように見える。
果実は紅色。
中国~南ヨーロッパ原産。

とありました。
写真の木は高さ2㍍ほどでした。


◎  トケイソウ 

今日6月10日は「時の記念日」
天智天皇10年(西暦671年)に、
初めて水時計を宮中に置いて、
鼓や太鼓を打って時を知らせた日です。

記念日に因んでトケイソウの花です。


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トケイソウはペルー原産で、
耐寒性があり、
関東地方以南なら生け垣になる。

と図鑑に書いてありますが、
その通り、
近所のお宅のフェンスにからんで咲いています。


◎  バラ 

バラのシーズンも終ったかと思いますが、
5月に撮った写真です。

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『竹取物語』を読んでみたら、
面白いです。
「昔々あるところに・・・」というのではなくて、
今は昔、竹取の翁といふものありけり。
で始まる古典です。

冒頭の部分。
翁が根元の光っている竹を見つけ、
切ってみると中から三寸ばかりなる人が出てきます。
手のひらに載せて家に帰り、
おばあさんに預けて育てさせます。
妻(め)の嫗(おんな)にあづけて養はす。

「嫗」は「媼」と同じで「おうな」なのですが、
本文では「おんな」と仮名がふってあります。

そして注釈があって、
老女の意の「嫗」は「おんな」で、
「女」は「をんな」と、
区別されていたのが、
中世以降ではどちらも「おんな」と表記されるようになった、

とのことです。

中世以前、
何歳くらいまでが「をんな」で、
何歳くらいから上が「おんな」と呼ばれたのだろう、
なんて考えてしまいますが、
現代でも、
何歳までが「おばさん」で、
何歳からが「おばあさん」だと、
定義するのはむずかしいことです。


物語に「嫗」の年齢は書いてないのですが、
「翁」の年齢は出てきます。
物語の始めの方で、翁がかぐや姫に、
「翁、年七十に余りぬ。今日とも明日とも知らず。・・・」
だから、早く結婚するようにと諭しています。

ところが物語の最後、
かぐや姫が月に帰って行くことになった時、
翁、今年は五十ばかりなれども、・・・
と説明があり、
その後、
月からの使者に対して
「かぐや姫を養いたてまつること、二十余年になりぬ。・・・」
と述べていますから、
最初の、
竹の中にかぐや姫を見つけたときの「翁」は三十歳でないと勘定が合いません。
とすると「嫗」はそのとき、何歳くらいだったのでしょう?

あまり深く考えないことにします。


◎  クジャクサボテン 

いつも山野、公園、よそのお宅などの花を撮っていますが、
これは我が家で咲いた花です。
手入れは、至って悪く、可愛がっているとはいえません。
特に今年の冬はネグレクトといってよい状態でした。
それが幸いしたのか、とても花付きがよいのです。
沢山のツボミがついて、次々と開いています。
子供も、過保護でない方がよく育つのか、
なんて勝手なことを思っています。


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先日「万葉集の無常観」ということを書きましたが、
その続き、というよりは、その前に書かなければならなかったことです。

「無常」とは、
1.〔仏教語〕万物は変転して定まりないこと。
(対義語)常住
2. 人生の変わりやすくはかないこと。

です。

「無常観」とは、
一切のものは無常であるとする観想。
これも仏教語、仏教の考え方です。

仏教が渡来する以前の日本人の考え方は、
「因果応報」「現実主義」だったと、
多田一臣先生はお話されました。
よいことをすれば、よい報いがあり、
悪いことをすれば、悪い報いがあるという考え方でした。

この度、地震・津波が起こったのは、
「因果応報」では、人間が何か悪いことをしたからで、
「無常観」では、この世は「無常」なのだから、仕方のないこと、
になるのでしょう。
(原発問題は「無常」でなくて「因果応報」のように思われますが・・・)

仏教が日本に入って来たのは6世紀半ばです。
それに対して万葉集の成立は、
巻1の前半が7世紀の終わり。
巻1~2が8世紀の初頭。
巻3~15が8世紀半ば。
巻16~20が8世紀の終わり頃。
となっています。

前回、紹介した沙弥満誓の歌が巻3にあることから、
その頃には「無常観」が広まっていたとのことです。
そして「方丈記」や「徒然草」につながって行きました。
「平家物語」の「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」も有名です。


◎  花いろいろ 

6月になってしまいましたが、
5月に撮った花々です。

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ドクダミ

どくだみに降る雨のみを近く見る     不死男

この句には「太宰治情死」と前書きがあります。
太宰が玉川上水に身を投げたのは昭和23年6月13日。
山崎富栄との情死で、
2人の遺体が発見されたのは6月19日、
太宰の誕生日だったそうです。


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カルミア

ツツジ科で「アメリカシャクナゲ」とも呼ばれます。


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ヤマボウシ

近縁である「ハナミズキ(別名:アメリカヤマボウシ)」の方が華やかですが、
地味目ながらも白い花が日に輝くときれいです。
果実は食べられるそうです。


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アヤメ

たった1輪咲いていました。
「菖蒲」と立て札に書いてありました。
「ショウブ?」と思いましたが、「アヤメ」です。
「アヤメ」と入力して、変換すると「菖蒲」になります。
「ショウブ」を変換すれば、やはり「菖蒲」です。


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トキワツユクサ

ツユクサ科ムラサキツユクサ属の花です。
「ムラサキツユクサ」は名の通り紫色ですが、
白花種は「シロツユクサ」でなくて「トキワツユクサ」です。



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