Photo & Essay

◎  音楽寺(1) 


昨年は秩父札所のご開帳だった。
秋になって回り始めたから
34ヶ寺のすべてを参拝することはできなかったが
20以上の寺に参拝した。

その内のいくつかについては
昨年11月にアップしたが
未投稿の寺を紹介する。

まずは
第23番松風山音楽寺である。
(行ったのは10月19日)

この現代的な名前は
松の梢を吹く風の音から生まれたそうである。

音楽に関する願い事を叶えてくれる寺として
新人歌手がデビューする際のみならず
スター歌手もヒット曲が出るようにと祈願するそうである。


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秩父市街から乗ったバスは
荒川を渡って坂道を登って行く。

バスを降りて矢印の方へ歩く。


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階段を昇る。


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石段を登る。


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本堂に到着。


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階段を登り拝殿に進んで参拝。

◎  ある晴れた日に 


気温は低いが陽射しは強くなってきている。
そんなある晴れた日の散歩。


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◎  梅 


2月19日の撮影。
撮ってから1週間経ってのアップだから
今頃は満開かもしれない。


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背景が賑やかに見えるが
ほとんどが蕾。


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この背景もつぼみ。


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この背景は公園内のお茶室。

◎  影(2) 


樹木や草の蔭の第二弾。


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土壁に・・・


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簾に・・・


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水辺の石に・・・

◎  影(1) 


樹木や草の「影」を撮った。

春は名のみの風の寒さや
の言葉通りに
風は寒く気温は低いが
陽の光は強くなってきたから
ものの影も鮮明である。


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草が作り出す影は
「草書」のように
柔らかく自由な紋様を作り出している。

◎  枯れ果てて 


万物再生の春。
木の芽も花の芽もふくらみ始めている。

昨年咲いた花は滅びていくのみであるが
枯れ果てたとはいえ
春の陽射しを受けて輝いている。


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「枯れ紫陽花」を検索していたら
素敵な言葉をみつけた。

枯れ紫陽花は琥珀色


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あかるくて宴のごとし枯すすき   高島茂


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うたかたの恋もしてみよ枯すすき   伊藤稔代

◎  多聞院の花 


多聞院は牡丹の寺。
牡丹の蕾はまだまだ小さい!

最近は花の咲く野草も植えているのだが・・・
咲いていた花は僅かだった。


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水仙


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福寿草


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葉牡丹

◎  多聞院の虎と龍 


多聞院は牡丹の寺だから
4月末には毎年行っている。

この日は花がなかったから
誰もいなかった。


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多聞院には毘沙門天(=多聞天)が祀ってある。

毘沙門天と虎の関係を調べてみた。
全国の毘沙門天を祀る社の総本山は信貴山朝護孫子寺で
聖徳太子が物部守屋を討つ時に戦勝祈願をした。
天から毘沙門天が現われて秘法を授けてくれたので
太子は勝利することができた。
毘沙門天が現われたのは寅の年、寅の日、寅の刻であった。
それ以来毘沙門天と虎を祀るようになったとのこと。

この寺では
小さな虎が「身がわり寅」として奉納されている。


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身に降りかかる災いを
この寅が代わって受けてくれるそうだから
有り難いことである。


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手水小屋の龍

◎  神明神社 


江戸時代に茅(チガヤ)の原が開発されて
農地ができて
そこに農民が住むようになった。

集落ができると
そこに神社と寺院が作られた。


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神明神社の裏手は雑木林になっている。
林の外れで落葉焚きをしていた。


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神社の拝殿に回ると
注連縄が新しくなっている。

そして何かの祈祷があるらしく
拝殿の扉が開けてあった。


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この写真を撮って
隣の多聞院に行ったが
暫くすると太鼓を打つ音が聞こえてきた。

◎  田園 


家を出て少し歩けば広い畑地が広がっている。
田園風景である。


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オオイヌノフグリ

草むらに青い小さな花が輝いている。


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春泥

関東ローム層の土は細かい。
乾いていると風で飛ぶ。
まるで土色の霧がかかったようになる。

濡れると泥になる。
靴底にべっとりくっ付いて歩きにくい。
自転車のタイヤにべっとりくっ付いて走りにくい。


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春耕

春耕といえば
田や畑を鍬や鋤で耕す風景を想うが
トラクターが行ったり来たり・・・

ここは江戸時代に柳沢吉保が開発した農地。
その頃より狭くはなっても広くはなっていないと思う。
トラクターがなかった時代の人間はよく働いた。

◎  散歩 


カメラを持っての散歩。

兼好法師は徒然草に
筆を取れば物書かれ
楽器を取れば音を立てんと思ふ・・・

と書いた。

私は
カメラを持てば何か撮れる
キーを打てば何か書ける
と思う。


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窓辺

シクラメンの花らしい。


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植木鉢

お好きですねぇ!


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スコップ

車には疎いから
スコップに目が行った。

◎  ロウバイ 


昨日まで連載の東久留米は1月11日の撮影。
その後体調を崩して・・・

撮影再開が2月11日の蝋梅。
正月から咲いていたが
いよいよフィナーレを迎え
花は満開
芳香は蝋梅園に満ち満ちていた。


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この花には青空が似合うとかねてから思っていたが
雪もまた似合うと知った。
来年は雪が降ったら出掛けなければならない。


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新聞の俳句欄にロウバイの句がふたつ。
気に入ったので・・・

蝋梅に飽かぬ横顔美しく   吉本あゆみ

老梅や会ひたき祖母の香りして   松山良子


二句目は「梅」を詠んだのだろうが
「ロウバイ」だから・・・
そして蝋梅も香りがよいから・・・

「梅」ならば凛とした祖母の思い出~
「蝋梅」ならば優しい祖母の思い出~



◎  浄牧院 


最後は浄牧院。
ここは立派なお寺である。


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惣門

関東大震災で焼けて
昭和になってからの復興だそうであるが
堂々たる建築。


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本堂の花頭窓(火灯窓)


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この寺に大王松はなかったが
大きな榧(カヤ)の木がある。
立て札によれば
樹周:3.5m
樹高:18m
樹齢:約400年
とのこと。


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寺の外塀の瓦


これで東久留米寺巡りを終わります。

◎  宝泉寺 


大圓寺の次は宝泉寺。
ここは小さな寺である。


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道路から。


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山門から本堂望む。


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この寺にも大王松がある。
大圓寺の木より少し小さいが
葉の色はこちらがよかった。

◎  大圓寺 


米津寺の次は大圓寺。
これは立派なお寺である。


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大圓寺山門


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如意輪観音像

古い物ではないが
なかなか立派!


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仁王門と大王松

大きな松の木である。
行くと撮ることにしている。


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鐘楼


昨年の正月この寺に来て
トイレに寄った。
出て来て手を洗おうとしたら
肩に掛けたカメラのベルトがツルッと滑って
カメラが固い洗面台に
音を立ててぶつかった。
あっと思ったがもう遅い!
トイレを出てスイッチを入れたが入らない!

メーカーに持って行って
「ちょっと断線しただけじゃないの?」といったが
「基板を替えなければいけませんが、もう古い機種で・・・」
とのこと。
新しい機種に買い換えるしかなかった。

そんなことがあったから
今年はトイレには寄らなかった。

それ以後トイレに入る時は
カメラをリュックに入れることにしたから
大丈夫なのだが・・・

◎  米津寺 


米津寺に到着。


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この石塔の近くに説明板があって
この寺は「久喜藩主・長瀞藩主米津家墓所」だと書いてある。
そして「米津」には「ヨネキツ」と仮名が振ってあるから
寺名も「ヨネキツジ」と読むようである。


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本堂

鉄筋コンクリート造りだが
白くて美しい。


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六角堂「光寿堂」


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六角堂の擬宝珠

◎  米津寺へ 


多門寺を出て
次は米津寺に向かった。
途中の風景。


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恵方巻の文字が見えるが
1月に撮った写真だから。



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東久留米市が
見苦しい街だというわけではない。
こんな風景を探して歩いたから・・・

◎  多門寺 


落合川に沿って歩いて行くと
間もなく多門寺がある。


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途中のサザンカ


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1月のザクロ

皮は赤くてきれいだが
中身はどんなになっているのだろう?


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多門寺山門


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山門脇の樹影

◎  落合川 


東久留米市を流れる落合川。
この川の両岸は遊歩道になっている。

1月の半ばに
僅かな距離だが上流に向かって歩いた。


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なかなかの清流である。
川の流れが石にぶつかって白波を立てていると
鴨長明「方丈記」の冒頭を思い出す。

ゆく河の流れは絶えずして
しかももとの水にあらず
よどみに浮かぶうたかたは
かつ消えかつ結びて
久しくとどまりたるためしなし


世界の状勢も
我が身も
とどまることなく変わってゆく。

◎  お詫び 


1月23日に更新して以来
2週間以上も休んでしまいました。

毎日更新を目指していたのに
残念なことでしたが
体調を崩してしまいましたので・・・

大分回復してきましたので
ポチポチ再開したいと思います。
暫くは毎日更新できないと思いますが
ご容赦願います。


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この蝋梅は1月始めに撮ったものです。


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雑司ヶ谷散策の連載途中でしたが
そのとき撮ってきた言葉です。
宝城寺というお寺に掲示してありました。

「現在を大切にふみしめてゆけば身も心もすこやかになる」
の言葉を信じて
健やかな心身の回復を目指したいと思っています。


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