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Photo & Essay

◎  桃花流水 


ブログを始めたばかりの頃の写真と文を再録する。

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千鳥が淵公園を歩いていたら
少女が桃を持って立っているブロンズ像があって
説明のお話が書いてあった。


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大河の支流に道を見失った一人の漁夫が
今を盛りと咲き香る美しい桃の林に迷い込み
好奇心にかられて
なおも奥地の水源へと船を進ませると
そこには光り輝くユートピアがあった。

広々とした土地、良田、美池。
それより500年前
秦の始皇の虐政を逃れた子孫が美しい谷間に住みつき
世間との交渉を断ち
完全な調和と平和の社会を作って安穏に暮らしている姿だった。

やがて男は故郷へ帰るが
のちに二度とこの地を探しあてることはできなかった。

平和な地で万物を深くやさしく愛し続ける女達の一人が
収穫の甘い桃を持って
水辺に立つ姿を男は生涯胸に抱き続けた。
(紀元4~5世紀の中国の詩人陶淵明の「桃花源記」より)


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ここから今日の記事

先月東京国立博物館で『縄文―1万年の美の鼓動』という展覧会を見た。
縄文時代とは今から1万3千年前から1万年続いた時代で
当時に作られた土器や土偶は極めて芸術性が高く
同時代の地球上では傑出していたらしい。

大昔のことだし
歴史に詳しいわけではないし・・・
であるが
縄文時代は桃源郷のようであったらしい。
狩猟・漁労・採集の時代であって
そこには階級も格差もなかったらしい。
殺し合いもなかったらしい。
豊かな自然に恵まれ
1日に3時間も働けば食うに足りたという説もあるようだ。
時間的に余裕があるから芸術が生まれたのだろう。

階級や格差が生まれたのは
稲作が始まってから。
つまり弥生時代になってからである。
林野を開発して田を作り
取れたコメは備蓄し
財産というものができて
階級が生まれ
格差が生じた。

上の「桃花源記」の桃源郷には「良田」があったと書いてある。
田があれば
稲を作れば
そこに階級・格差が
そして争いが
生じないはずがない。
桃源郷など存在するはずがない。
だからこそ
過酷な暮らしを強いられた人々が
思い描いたユートピアだったのだろう。

では
縄文時代は桃源郷だったのだろうか?
そんな素晴らしい時代が
この日本列島に1万年も続いたと信じたいが・・・


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国宝 火炎型土器
(紀元前3000年〜2000年)

◎  ホオズキ 


ホオズキはナス科ホオズキ属


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ホオズキの実
(鬼灯、鬼燈、酸漿)

花が咲いて
実になり
その皮が網目になった。

花言葉は
「偽り」
「ごまかし」
「半信半疑」

がっかりするような言葉ばかりだ。
花言葉とはいうが果実につけた言葉である。
鬼灯の実は
見た目はしっかりと中身が詰まっているように見えるが実際は空洞。
見た目と実際が異なることから上のような言葉がついたらしい。

しかし
写真のように網目になってしまえば
中が丸見えで
しかも赤い玉が入っているのだから
もっと素敵な花言葉がついてもいいと思うが・・・

◎  スズムシバナ 


鈴虫の鳴く頃に咲く花。
では鈴虫が鳴くのはいつ頃か?
それは知らないが
この花は9月の下旬に撮ってきた。


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スズムシバナ
(鈴虫花)

朝咲くと午後には萎む一日花
植物園で撮っただけで
摘んでいないから問題ないが
絶滅危惧種!

花言葉は
「可憐美の極致」
ちょっと持ち上げすぎのような気もするが・・・

◎  ニラの花 


ニラは
ヒガンバナ科ネギ属の多年草〜緑黄色野菜


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ニラの花
(韮)

独特の匂いがあるため
禅宗などの精進料理では五葷の一つとして忌避される。

禅寺の門前には
「不許葷酒入山門」(葷酒山門に入るを許さず)と書いてある。

「葷」は
①くさみのある野菜、にんにく、にら
②生臭い肉と魚
のこと

酒はダメだが般若湯ならいいとか聞いたことあるが
ニラにも何か言い換えがあるのだろうか?

この花にも花言葉があり
花が星に似ていることから
「星への願い」

禅寺への入門を禁じられている野菜とは思えない
ロマンチックな言葉だ。

◎  ゴジカ 


アオイ科ゴジカ属唯一の種


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ゴジカ
(午時花)

名札を見たとき「コジカ」と読んで
「???」と思ったが
よく見たら「ゴジカ」だった。

昼ごろ開いて1日でしぼむことからの命名とのこと。

撮ったのはお昼頃だったと思うが
ちょうど咲いたところだったのだろう。
ラッキーだった。

◎  ツノゴマ 


ツノゴマ科ツノゴマ属の植物
聞いたことのなかった植物だが
属→科→目
遡って調べると「シソ目」だというから
シソの遠い親戚のようだ。


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ツノゴマ

花が綺麗だったから撮ったのだが
調べてみて
果実の方が重要と知った。

特異な果実をドライフラワーとして観賞するために栽培するそうである。
その特異な果実とは
長さ10cmほどの円柱状の種子をいれる部分と
先端部の2本の長い鉤針状の角状突起からなり
動物に引っかけられて運ばれ種子を散布する植物として有名である。

とのこと。

その果実の名前が凄い!
英語では
devil's claw(悪魔の爪 )
devil's horn(悪魔の角)
ram's horn(ヒツジの角)
unicorn plant(ユニコーンの植物)
などと呼ばれるとのこと。

花を撮ってから日数がたっているから
今頃は「悪魔の爪」になっているかもしれないが
遠いから撮りに行かない。

◎  トロロアオイ 


トロロアオイはアオイ科だから
ハイビスカス、ムクゲ、フヨウ、タチアオイなどと同類


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トロロアオイ
(黄蜀葵)

主に根部から採取される粘液を「ネリ(糊)」と呼び
紙漉きの際にコウゾ、ミツマタなどの植物の繊維を
均一に分散させるための添加剤として利用される。
和紙作りのほか
蒲鉾や蕎麦のつなぎ
漢方薬の成形などに利用される。

花言葉は
「知られぬ恋」
「あなたを信じる」
「整然とした愛」
「願う気持ち」

「知られぬ恋」という花言葉は
美しい花が一日で枯れてしまうことに由来するとのこと。

「整然とした愛」とはどんな愛なのだろうか?

◎  オオベンケイソウ 


オオベンケイソウはベンケイソウ科の多肉植物。


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オオベンケイソウ
(大弁慶草)

「ベンケイソウ科」の「ベンケイ」は義経の家来・武蔵坊弁慶のことで
弁慶同様とても強いという意味でつけられた名前。
どう強いかというと
枝や葉を切って放置しても枯れない
その後で土に植えれば根がつく

多肉植物ならではの強さだが
この強さは弁慶以上

弁慶は衣川の合戦で
義経を守って薙刀を振るい孤軍奮闘
敵の矢を全身に受け
立ったまま絶命
生き返ることはなかった


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秋日和の平穏なひと時

オオベンケイソウの花言葉は
「平穏」

武蔵坊弁慶の壮絶な立ち往生とはうらはらの風景

◎  ゲンノショウコ 


ゲンノショウコはフウロソウ科フウロソウ属の多年草。
日本全土の山野や道端に咲いている。
高山植物のハクサンフウロ(白山風露)もフウロソウ科フウロソウ属。


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ゲンノショウコ(現の証拠)

名前は「(胃腸に)実際に効く証拠」を意味する。
ゲンノショウコはドクダミ、センブリなどと共に日本の民間薬の代表格で
根・茎・葉・花などを干し煎じて下痢止めや胃薬とし
また茶としても飲用する。
飲み過ぎても便秘を引き起こしたりせず
優秀な整腸生薬であることから
イシャイラズ(医者いらず)
タチマチグサ(たちまち草)などの異名も持つ。

(Wikipediaより抜粋)

花言葉は
「心の強さ」

◎  ノゲイトウ 


この花についてWikipediaは
熱帯アジア、インド一帯に自生するヒユ科の一年草。
草丈は1m程度に生育し
先端に細長い花序を持ち
本州では7月~11月に開花しロウソクの炎のような形をしている。
花の色は赤・濃い赤紫色・ピンクから次第に銀色へと変化する。

と説明している。


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ノゲイトウ(野鶏頭)

何の形になぞらえたらと思案したが
Wikipediaの「ロウソクの炎のような」を見て
なるほどと納得。


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近寄ってみると
なかなかの美人である。


花言葉は
「おもむくままに」
「気取り」
「激しい愛憎」
と書いてあるサイトと
「お洒落」
「情愛」
「幼時からの友情」
「行動的」
と書いてあるサイトとあったが
後者の方が合っているような気がする。

◎  カランコエ 


カランコエはベンケイソウ科の多肉植物。


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カランコエ

花言葉は
「幸福を告げる」
「たくさんの小さな思い出」
「あなたを守る」
「おおらかな心」

小さな花が沢山咲くから
2番目の
「たくさんの小さな思い出」がいいと思うが・・・

◎  オオケタデ 


タデ科の植物。


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オオケタデ(大毛蓼)

2メートル位になる大きな草。


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タデというと
「蓼食う虫も好き好き」という言葉が思い出されるが
その蓼はヤナギタデで葉っぱが辛い。
ヤナギタテの花はわずかに赤みを帯びた白色で
赤くて華やかなオオケタデとは違う。

オオケタデに似て花が赤いのは
女の子がままごとで赤飯として使う
道端に生えているイヌタデである。

イヌタデの葉には辛さがないので
役立たずという意味合いで
名前にイヌがついたとのこと。

オオケタデは
葉汁に毒消しの薬効がある薬草だというから
役に立つ花である。
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◎  シオン 


紫苑はキク科の多年草。
若い頃住んだ社宅の前庭で
秋になると咲いていた。

社宅といっても鉄筋高層の建物でなく
木造2階建ての家だった。
かなりの戸数があって
広さがいろいろある。

新婚〜子供の出生〜子供の成長〜本人の年齢や身分
などに合わせて
だんだん広い家に移してくれる。
有難いことではあるが
頻繁に引っ越ししなければならない。

何代か前に住んだ人が紫苑を植えたのだろう。


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シオン(紫苑)

これは小平薬用植物園に咲いていた。


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来客中

「紫苑」という色名があり
この花の色
つまり「くすんだ青紫」である。

根や根茎に去痰作用、利尿作用があり
「紫苑」という名の生薬になる。

花言葉は
「君のことは忘れない」
「遠方にある人を思う」

◎  アデニウム 

◎  ハイビスカス 


白い花が咲いていた。


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名札には「ハイビスカス」

赤や黄の原色で一重の花びら
長く突き出た蕊柱
いかにも南国を思わせる花であるはずなのに
これは白の八重
蕊柱も目立たない。

写真を撮ってきたけれど
ハイビスカスは
やっぱり普通の形がいいと思う。

◎  オウコチョウの葉 


植物園の温室で葉っぱを撮った。
温室の屋根は透明だから
透かしてシルエットを撮ったら
面白い紋様になった。


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オウコチョウ(黄胡蝶)の葉

いかにもマメ科らしい葉の形である。
図鑑を見ると赤い花びらの縁が黄色で
雄しべの長い花が咲く。
その花が「胡蝶」のようだということでつけられた名前。
学名は「Caesalpinia pulcherrima 」で
「pulcherrima」は「最も美しい」という意味だと
名札に書いてあった。

その美しい花は咲いていなかったが
葉っぱが撮れて十分。
綺麗に揃っているようで
欠けていたり・・・
曲率が変わったり・・・
そこが自然の美だと思う。


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対比する人工物はないだろうかと探していたら
こんなのが見つかった。
極めて均一。

◎  チョウマメ 


ちょっと見はアサガオみたいだが・・・


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チョウマメ(蝶豆)

名前の通りマメ科の一年草。

原産地のタイでは「アンチャン」と呼ばれるそうだが意味は分からない。
英語では「バタフライピー(Butterfly pea)」と呼ばれるそうだから
和名はその直訳?

中国広州では「藍胡蝶」と呼ばれるそうで
「蝶豆」より命名センスがあるように思う。

◎  デュランタ 


この花は
街を歩いていて
民家の軒先にぶら下げた鉢に植えてあるのと見たが
今回は植物園で見た。


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デュランタ

和名は「ハリマツリ(針茉莉)」
または「タイワンレンギョウ(台湾連翹)」

この花はクマツヅラ科デュランタ属で
昨日の「ルリマツリ(瑠璃茉莉)」とも「ジャスミン(茉莉花)」とも別種だが
またまた「茉莉」がついている。

花の形が似ているといういこともあるだろうが
名前の響きが良いこともあるのだろう。
「茉莉」は女性の名前によく使われるし・・・


◎  ルリマツリ 


可愛い花が咲いていた。


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ルリマツリ(瑠璃茉莉)

「瑠璃」は濃い青色のこと。
「茉莉」は「茉莉花=ジャスミン」のこと。

その「茉莉花(マツリカ)」はモクセイ科ソケイ属
花は香りが高くジャスミン茶(茉莉花茶)などに使われる。

しかし
「瑠璃茉莉」はイソマツ科ルリマツリ属
つまりジャスミンの仲間ではないから
香りはないが可愛い花である。

◎  ニチニチソウ 


可愛い花であるが
小平薬用植物園に植えられていたから
薬用植物である。

Wikipediaには
抗がん剤として用いられるが
脱毛などの副作用・毒性があるので
素人の利用は危険。
たんに食すると
嘔吐や下痢程度では済まないことになる。

と書いてあるから
見た目とは異なる恐ろしい一面を持っている。


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ニチニチソウ

キョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草。
初夏から晩秋まで次々に花が咲くので「日々草」という。

(Wikipedia)


先月亡くなった樹木希林さんが出演した映画「日日是好日」を見てきた。
チケットを買うとき窓口で「ヒビコレコウジツの・・・」と言った。

映画が始まった。
黒木華さんと多部未華子さんが従姉妹同士で大学生。
二人でお茶を習うことになり
師匠の樹木希林さん宅を訪ねる。
お茶室の長押に横長の大きな額が掛けてあり
そこに「日日是好日」と書いてある。
希林さんが「ニチニチコレコウジツ」と読んで説明を始めた。

えっ、「ヒビ」じゃないの!「ニチニチ」なの?
とびっくり。
帰宅して調べた。

「日日是好日」は(以下Wikipediaによる)
日本語の禅語としては「にちにちこれこうにち」と読むのが正しいとされるが
「にちにちこれこうじつ」とする例もある。
日常的な表現としては「ひびこれこうじつ 」とも読み
その読みで作品名などになっている例もあるが
同様に「ひびこれこうにち」
「ひびこれよきひ」とする例もある。


「ヒビ」が間違いというわけでないと分かって
ホッとした。

花の名前は?
「ヒビソウ」じゃ可笑しい。
やっぱり「ニチニチソウ」でないと・・・

◎  一隅を照らす 


この夏泊まったホテルの
廊下の曲がり角に置いてあったライト。

大浴場で温泉に入った後
この廊下を通ってロビーに行くと冷水があるので
それを飲んで部屋に戻る。
暗い廊下の一隅を照らすライトである。


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「一隅を照らす」
よく聞く言葉だが・・・
調べてみた。

「一隅を照らす」という言葉は
天台宗を開いた伝教大師最澄(767~822)が書いた
『山家学生式』の冒頭にあるそうだ。

国宝とは何物ぞ
(国の宝とは何か)
宝とは道心なり
(宝とは道を極めようとする心である)
道心ある人を
(この道心を持っている人こそ)
名づけて国宝と為す
(社会にとってなくてはならない国の宝である)
故に故人の言わく
(だから中国の晋の人はいった)
径寸十枚
(直径三センチの宝石十個) 
これ国宝にあらず
(それは宝でない)
一隅を照らす
(社会の隅にいながら社会を照らす人) 
此れ則ち国宝なり
(その人こそが国の宝である)


暗い廊下をロビーへと
導いてくれるこのライトは国宝!?


◎  傘男 


近所のお宅の玄関脇の塀の上に載っていた。

よく晴れた日に撮ったから
傘を横に外していたのかもしれない。

雨の日に行ってみたら
傘が頭の上にきているかもしれない。

風の日に行ってみたら
傘をたたんでいるかもしれない。


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◎  ヒメムカシヨモギ 


雑木林を背景に立つ
背の高い草
これは「ムカシヨモギ」だと思いながら撮った。

かなり昔に図鑑で調べたことがあり
その名を覚えていたつもりだった。

改めて調べてみると
「ムカシヨモギ」はもっと小型の草で
大型の方には「ヒメ(姫)」がついて
「ヒメムカシヨモギ」というそうである。

名称に「ヒメ(姫)」がついたのは
花が小さいからで
草丈の所為ではないとのこと。

では「ムカシヨモギ」とは?
定説はないらしいが
日本に渡来したのが維新の頃だから「昔」
草姿がヨモギに似ているから「蓬」

ということで
「姫昔蓬」になったそうな。


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◎  夕日影 


壁や羽目板に映る影が大好きで
見かけると撮っている。


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秋日暮れ無住の家の壁の影     capucino


年に数回くらいしか通らない道だが
そこにある庭付きの一戸建てで
随分前から空き家になっている。
どんな人が住んでいたのか知らないが
郊外の雑木林の中の住宅群の一画である。
当分このままだろうと予想しているが・・・

道路を挟んだ向かい側の家もかなりの年数空き家になっていた。
ここには年配のご夫婦が住んでおられ
奥様と言葉を交わしたこともあった。
お二人とも亡くなられ
遺産を引き継いだ方が売りに出されたのだろう。
かなり広い敷地だったから
後には
建売住宅が建てられ
大袈裟に言えばひと町内できた。

写真の家はそんなに広くないから
建て売りにしても2〜3軒だと思うが
どういう未来が待っているのだろう?


◎  狗尾草 


エノコログサは秋の季語
別名はネコジャラシ

古びた塀のそばにひと株の狗尾草が生えていた
日陰だが
幽かに夕日を浴びていた


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ゑのころと吹かれ青春はるかなり     岡本 眸



岡本眸さん(俳人)の訃報が先日の新聞に載っていた。
本名 曽根朝子
9月15日没
享年 90歳

岡本さんとは知り合いでもないし
お会いしたこともないが
10年ほど前
博多行きの新幹線の中で
お弟子さんと隣席になり
そのお弟子さんとお話ししたことがある。

長崎の精霊流しと
山鹿の灯篭まつりとを見に行く
旅行社のツアーで一緒になったのである。

私と同年代くらいの女性で
車中ずーっと
手帳とにらめっこしていた。
作句の手帳らしかった。

ふと話を始めたら
岡本眸さんの弟子だ・・・
今度も俳句を作りに行く・・・
私にもぜひ俳句を作れ・・・
そんな話をしていたが
「長崎に行って精霊流しを見たら
今夜の内に句を作ってしまわないといけない。
明日になったら臨場感が薄れてしまうから・・・」
そんな言葉が今も記憶に残っている。

◎  蔓 


何の蔓かは知らないが
上からぶら下がっている形が美しい。

自然が造りだすものは
どうしてこんなに美しいのだろう。


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◎  紅花常盤満作 


春の頃に見たことあるな〜と思い
調べて見たら
やっぱり春(4〜5月)に咲く
ベニバナトキワマンサクだった。

秋にも咲くと
netに何本か記事が出ていた。


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◎  向日葵 


向日葵なんて夏の花
もう終わったでしょ
と言われそうだが
先日撮ってきたばかりの写真

種子を遅く蒔いて
咲く時期をずらしたのか
遅咲きの品種なのか知らないが
咲いていた場所は小平薬用植物園


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ツマグロヒョウモンがお食事中

◎  仙人草 


細長い花弁が4枚
長い雄蕊
スッキリして美しい花だが
毒があるそうで
馬や牛は食べないから
「馬食わず」の異名があるとのこと

そんな有毒の植物でありながら
花言葉は
安全
無事
あふれるばかりの善意

だというから
騙されないよう気をつけないと・・・


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◎  紅芙蓉 


芙蓉は朝咲いて夕方しぼむ一日花
撮ったのが夕方だから
そろそろしぼむ頃
あるいはしぼみかけていたのかもしれない

芙蓉は秋の季語


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紅芙蓉引き立ててゐる空の青     大橋敦子



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惜しまるる芙蓉ひと日のいのちかな     門伝史会

黄昏や西方浄土向く芙蓉     capucino


芙蓉の俳句を調べたら
紅より白を詠んだ句が格段に多い
白芙蓉の方が詩になるらしい


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